「ブルーピカソ」
相棒season15第5話のあらすじと感想
本日は、シーズン15第5話についてです。
相棒season15第5話のタイトルは「ブルーピカソ」。放送日は2016年11月9日です。ブルーピカソとは、あのピカソが描いた絵の中で、青い絵の具を使った暗いタッチの作品群のことです。
ではまず、第5話「ブルーピカソ」のあらすじから紹介します。かなりざっくりですが。
右京さんと冠城くんが、ある絵画のオークション会場を訪れます。そこで絵画を出品していた画家がオークションを拒否すると言う騒動を起こし、その夜に歩道橋から転落死する事態が。自殺と他殺の両面で捜査が開始され、特命係も独自の捜査をすることに。そして死亡した画家の絵を出品したオークション会社で話を聞こうとしたところ、社長と社員の間で「ブルーピカソ」の真贋を巡り対立が起きている現場に居合わせることに。果たして転落死した画家とそのブルーピカソに関連はあるのか?
おおまかではありますが、こんな感じの流れになります。
相棒では絵画が事件の大きな鍵として取り上げられることが、過去にも何度かありました。今回も事件の鍵は一枚の絵画です。しかもそれは、あのピカソの作品ではないか?と言う内容です。
絵の真贋を巡る展開と、画家の転落死を巡る展開が絡み合って進んで行く流れで、面白かったですね。
僕は昔一度だけ、ピカソ展と言うものに行ったことがあります。もう20年くらい前かと思うのですが。特に絵に詳しいわけではありませんが、そこで見た「ミノタウロス」と言うのが凄かった印象があります。ピカソが自画像代わりに書いたと言われてる絵です。
今回出てきたピカソの作品か?と言う絵も、なかなかいい感じの絵で、ピカソ自体にも新たに興味が湧いてしまうような内容でもありました。
今回はいつもに比べると笑いの要素が少なかった気がします。ピカソに対して右京さんが興奮するシーンとかは面白かったですけどね。笑
あとは、シーズン15が始まってから、これまで全ての回に登場していた青木年男ですが、今回は一度も登場しませんでした。
相棒の絵画ミステリー。存分に楽しませて頂きました!
相棒season15第5話のゲスト出演者
それでは次に、第5話に主に登場したゲスト出演者を紹介します。
森尾由美(もりおゆみ)
まず、オークション会社の社員で、ブルーピカソを本物だと主張する、山本貴和子役で森尾由美(もりおゆみ)さん。
今回一番メインのゲストは森尾由美さんです。森尾由美さん可愛いですよね~。もう50歳みたいなんですけど、変わらず美人ですね。ちょっと髪型変かな?と思ってしまいましたが。笑
堀内正美(ほりうちまさみ)
続いて、昔画廊をしていた男性、古澤俊文役で堀内正美(ほりうちまさみ)さん。
昔は自身の画廊で若い画家たちの面倒を見ていた人で、現在は介護施設に入居している役です。この堀内正美さんですが、過去に別の役で相棒に出演していて、これが二度目の出演です。前回はシーズン6第16話「悪女の証明」で出てますね。
今回主に登場するゲストさんはこの2名になります。森尾由美さんが一番のメインで、堀内正美さんがそれに続くメインな感じです。
他には、オークション会社の社長、磯田一輝役で坂西良太(さかにしりょうた)さんと、歩道橋から転落死した画家、三上史郎役で斉藤陽一郎(さいとうよういちろう)が、ちょいメインで出てる感じです。
坂西良太さんは、相棒では過去に二度別の役で出演していて、これが三度目です。シーズン6の元日スペシャル「寝台特急カシオペア殺人事件!」と、シーズン9第1話「顔のない男」で、ちょい役で出てます。
ブルーピカソとは?
今回の大きなテーマは、タイトルにもある「ブルーピカソ」です。
先ほども少し触れましたが、ブルーピカソとは、パブロ・ピカソの描いた絵の中で、ある限られた期間の中で、青い絵の具を使って描いた作品群を指します。僕も詳しくはありませんが、なんとなくは認識しています。
ピカソは、その作風がめまぐるしく変化したことでも有名な画家です。
ピカソが19才の時に、親友であるカサヘマスと言う人物が自殺をしてしまいました。そのことに大きなショックを受けたピカソは、青を基調とした暗いタッチの絵画を描くようになったそうです。
その頃の作品群は「青の時代」、とも呼ばれ、ピカソがまだ無名の時代に描いたものですので、現在もまだ世に出ずに眠っているものも多いのでは?と言われたりもしているようです。
こちらは、「盲人の食事」と言うピカソの作品です。
(画像出典:yoi-art.at.webry.info)
確かに青くて暗い感じがしますね。
そしてこちらが、今回の相棒で出てきたブルーピカソです。
こうして見ると、ほんとにピカソが描いたのでは?と思ってしまう感じの絵ですよね。笑
もしこれが本物だった場合、50億円と言う値が付くかもって言ってました。凄いですね…。
いつも思うのですが、こう言う絵って、相棒のために画家さんが描き上げてくれたのか、それとも元からあった絵を使ったのか…気になるところではありますが。笑
そして、右京さんですが、ピカソにとても興奮していました。ピカソについてもかなり詳しい知識を持っていましたし、きっと好きなんでしょうね。
こちらはブルーピカソに興奮する右京さんです。
過去の相棒でも、右京さんが絵画好きであることがわかる場面は何度か出てきましたが、今回はあのピカソですので、今まで以上に興奮していた感じがします。笑
シーズン15第5話その他の見どころ
それでは、さらに細かい第5話の見どころをいくつか。
特命係が絵画のオークションに
右京さんと冠城くんが、絵画のオークションに参加しています。
以前も似たような場面が相棒ではありました。亀山くんの時のシーズン4第14話「アゲハ蝶」で、右京さんと亀山くんが蝶のオークションに参加していたのを思い出しました。あとは、シーズン11第2話「オークション」でも、カイト君と悦子さん、右京さんが、ジャズピアニストの腕のオークションに参加してましたね。
ちなみに今回のオークション会場で、右京さんの横で冠城くんは退屈そうでした。笑
冠城くんはあまり絵には興味がないみたいです。
右京さんの部屋にある絵画
右京さんの自宅や部屋は今までの相棒で一切登場していませんし、謎に包まれています。
そんな中、今回は「右京さんの部屋」について右京さん自身から語られる珍しい場面がありました。
右京さんの部屋には「無名の画家の風景画が一枚」あるらしいです。
おそらく壁に掛けられているんだと思いますが。
冠城くんとの会話の中で出てきました。右京さん自身は絵画をコレクションする趣味はないみたいですね。見るのは好きですが。
かなり貴重な右京さんの部屋に関するプチ情報でした。
タロットカードにも詳しい右京さん
右京さんは本当に色んなことを知っています。
今回はピカソについて知識が披露されていましたが、それ以外にももう一つ。
タロットカードにも詳しいっぽいんですよ。
絵の隅に描かれた小さなタロットカードから、そこにある意味を読み取ってしまいました。
僕はタロットカードって全くわからないんですけどね。
右京さんはやっぱり凄いです。
冠城くん右京さんの椅子に
特命係の部屋で、冠城くんが一人で右京さんの椅子に座っている場面が。笑
この時右京さんは不在です。部屋には冠城くん一人きりです。
もしかして冠城くん、右京さんいない時はけっこうこうして右京さんの席に座ってるのかもしれないですね。笑
以上、今日は相棒season15第5話「ブルーピカソ」についてでした。