相棒が好き過ぎて

ドラマ相棒が好き過ぎるが故の戯言と悪ふざけ

相棒16第14話。木村佳乃の丸刈りと仲間由紀恵の涙。

第14話『いわんや悪人をや(後篇)』

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あらすじと感想

本日は、シーズン16第14話についてです。

相棒season16第14話のタイトルは『いわんや悪人をや(後篇)』。放送日は2018年1月31日です。この放送が記念すべき相棒300回目の放送となり、2時間9分の拡大版での放送です。前話「いわんや悪人をや(前篇)」との前後篇スペシャルで、今回が後篇となります。

まずは相棒300回記念、おめでとうございます!!

これからも350回、400回、500回と続いて欲しい。右京さんが完全なジジイになっても続いて欲しい!笑

心からそう願っています。

それでは最初に、おおまかにではありますが、第14話「いわんや悪人をや(後篇)」のあらすじから紹介します。

出所した瀬戸内米蔵出家を願い出た片山雛子。出家の儀式である得度式が瀬戸内さんの寺にて蓮妙さん立合いのもと行われ、片山雛子は剃髪し出家します。一方、瀬戸内さんの寺の敷地内から発見された白骨遺体は、公安調査庁の職員であることが社美彌子からの情報で発覚し、右京さん冠城くんの特命係は犯人を特定するため捜査を進めます。そんな中、犯人はロシアの元スパイで現在はアメリカに亡命しているはずのヤロポロクではないかという疑いも。彼は実際は日本に潜伏しているのではないかと。また、白骨遺体の第一発見者である常盤臣吾もヤロポロクと接点を持っていた可能性もあります。果たして犯人はヤロポロクなのか?それとも別の犯人が?特命係が真相を暴きます。また、出家した片山雛子の真意はどこに?

ざっくりですけど、だいたいこんな感じの内容になります。

これにて300回記念の前後篇スペシャルが完結したわけですが、楽しませて頂きました!

シーズン15第1話「守護神」から持ち越されていたが、シーズン16の後半にしてようやく解明したことになります。ずっと気になっていた謎でしたので、これで一つすっきりしました。

しかしその真相がもたらしたものというのが、とても残酷な結末だったんです…。

社美彌子の涙のシーンでは、胸が詰まる想いでした。その前後で押し殺していた彼女の気持ちも痛いほど伝わってきて…。残酷でした。

社美彌子とヤロポロクの真実の関係はこれまでにも何度か示唆されてきましたが、今回はそれが今までで一番はっきりと映し出されていたのではないかと思います。

切ない物語でした。

全体としては、白骨遺体の謎を解き明かしていくのが一番の大きな軸です。それに懐かしいゲストの三人が彩りを添える形で登場し、最後は社美彌子とヤロポロクに焦点が当てられる、という前後篇です。

前編から登場した三人の豪華なゲスト陣は、前篇ほど登場シーンは多くはありませんでしたが、それでも引き続き楽しませて頂きました。

津川雅彦さんの瀬戸内米蔵木村佳乃さんの片山雛子高橋恵子さんの蓮妙。前話の記事でも書きましたが、この3人の姿がまた相棒で見れるというのは、とっても嬉しいです。幸せです。

そんな中でも今回は、片山雛子が丸刈りになるという、ものすごいインパクトのある場面がいきなり出てきました。後述させて頂きますが、まさか片山雛子が出家して丸刈りになり、尼僧になるだなんて予想もしてないですからね。びっくりの展開です。笑

片山雛子の再登場だけでも目玉なのに、さらには丸刈りになっちゃうわけですからね。丸刈りは事件の本編とは全く関係ないんですけどね。笑

そういったものも含めて、楽しめる要素が多い内容だったかとは思います。

また、前篇からの流れで、風間楓子甲斐峯秋は出てきます。前篇には登場していない青木年男も出てきました。衣笠副総監、日下部さん、大河内さんは今回は登場せずです。

捜一コンビも適度に出てきて笑わせてくれました。笑

とっても楽しませて頂いたのですが、我儘を言わせて頂けるなら、ストーリーとしては若干の物足りなさはあったかもしれません。勝手な感想で申し訳ありませんが…。

それでも、懐かしいゲスト陣の登場や、前シーズンからの謎がついに解明したことなど、300回記念にふさわしい物語だったのではないかと思います。

第14話「いわんや悪人をや(後篇)」、面白かったです!

そしてもう一度言います。相棒放送300回記念、おめでとうございます!!

 

ゲスト出演者

それでは続きまして、第14話『いわんや悪人をや(後篇)』に登場した主なゲストさんを紹介します。前後篇スペシャルの後篇ですので、ゲストさんも前話と同じになります。

津川雅彦(つがわまさひこ)

まずは、横領事件の刑期を終え、仮出所した元法務大臣、瀬戸内米蔵役で津川雅彦(つがわまさひこ)さん。

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出所後は実家の寺を再興しようと努めています。約4年振りの登場だった前話に続き、またその姿を見ることができて嬉しいです。津川雅彦さん、だいぶお痩せになったように見えたのですが、昨年末に肺炎で入院されていたとのこと。瀬戸内米蔵津川雅彦さんにぴったりの役ですので、是非いつまでも元気で演じて欲しかったのですが…残念ながらこの後、2018年8月4日に78歳で亡くなられています。

 

木村佳乃(きむらよしの)

続いて、元衆議院議員で現在は政界を引退し、瀬戸内さんに出家を願い出た、片山雛子役で木村佳乃(きむらよしの)さん。

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前話にて約2年振りに登場した片山雛子が、なんと今回は主家して尼さんに。木村佳乃さんの丸坊主姿という、大変貴重なものを見ることができました。木村佳乃さん、丸刈りでも綺麗でした。笑

 

高橋恵子(たかはしけいこ)

続いて、出所した瀬戸内さんの身元引受人で、瀬戸内さんとは兄弟弟子である尼僧の蓮妙役で、高橋恵子(たかはしけいこ)さん。

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前話では赤いスポーツカーを運転する姿が印象的でした。今回は瀬戸内さんとのツーショットシーンが多く、それだけでも僕は大満足です。前話が13年振りというめちゃめちゃ長いスパンでの登場でしたので、できれば今後も瀬戸内さん共々、ちょいちょい登場して欲しいです。尼さんではない高橋恵子さんも見たいですけどね。笑

 

矢野聖人(やのまさと)

続いて、瀬戸内さんのお寺の檀家総代の息子であり、再興のお手伝いをしているフリーター、常盤臣吾役で矢野聖人(やのまさと)さん。

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白骨遺体の第一発見者であり、怪しい点が見え隠れする謎の男です。海外を放浪していたとのことですが、傭兵経験などもあり、今回の事件との関わりもじょじょに疑われるようになります。ちょっとイカれた感じの役だったのですが、矢野聖人さんとっても良かったです。再登場の三人以外では、この矢野聖人さんが一番存在感の大きなゲストさんです。


以上、今回の主なゲストさんは、前話に引き続きこの4名です。

他には、こちらも前話からの流れで、週刊誌の記者、風間楓子役で芦名星(あしなせい)さんが出演されていますが、今回が4度目の登場で、準レギュラーに近い存在かと思いますので、こちらのゲスト紹介では省かせて頂きます。

 

片山雛子が丸刈りで出家

第14話「いわんや悪人をや(後篇)」は、白骨遺体の捜査とその真相が一番の軸ではありましたが、もう一つインパクトの強い出来事がありました。

それが、片山雛子の出家です。

前話にて瀬戸内さんに出家したいと申し出て、ついに後篇にてそれが決行されるんです。

仏教において僧侶になるためには「得度式(とくどしき)」という儀式を行うそうです。僕はこれ、初めて知りました。

こちらが片山雛子の得度式の様子です。

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瀬戸内さんが式を執り行い、蓮妙さんが立ち会っています。

そして得度式が無事に終わり、片山雛子は丸坊主に!!

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女優さんが色々な役をやるのは当然だとは思いますが、丸刈りの役って少ないのではないかと思います。なので女優さんの丸刈り姿を見るというのは、かなり新鮮です。

木村佳乃さんの丸坊主姿

これは後にも先にも、この相棒でしか見れない可能性が高いのではないかと。

これ、実際に木村佳乃さんが丸刈りにしたわけではなく、特殊メイクでの丸坊主らしいです。3時間かかった特殊メイクとのことですが、その技術って凄いですね。本当に丸刈りにしたかのようでした。

そして木村佳乃さん、丸刈りでも綺麗なんですよ。美人さんは丸刈りでも美人だということを、僕は初めて知りました。笑

ゲスト紹介でも画像を載せていますが、尼僧の頭巾を被った姿も素敵です。

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高橋恵子さんの蓮妙、高橋由美子さんの雀蓮に続いて、相棒では三人目の尼僧の誕生です。笑

その名も妙春(みょうしゅん)

片山雛子の初登場は、シーズン3第1話「双頭の悪魔」です。そこから何度となく登場し、右京さんとも対決しています。そんな彼女が、まさか尼僧になるだなんて。

相棒はこれだから面白いんです。

そして片山雛子は、もちろんただ出家したわけではありません。そこには彼女らしいしたたかな意図が。

前話に続き、また片山雛子の自宅と思われる部屋が出てきました。今回は風間楓子も一緒です。

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前回からこの部屋が映ったのは三度目ですので、おそらくここが片山雛子の部屋ではないかと思います。

そして今回の流れですと、今後も片山雛子の登場は濃厚なのでは?と思ってしまい、またその姿をたまにでも見られるのかと思うと、期待も膨らみます。

尼僧になった片山雛子から目が離せません。

 

社美彌子の涙

社美彌子はいつも冷静沈着で、あまり感情を表に出さないタイプです。クールです。

そんな彼女が今回、感情を爆発させ、声を上げて泣くシーンがあったんです。

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この場面では僕も胸が詰まりました。彼女の気持ちを想うと辛くて…。

今回の発端となった白骨遺体の事件は、そもそも「社美彌子を調べていた男が殺されて埋められた」事件です。

つまり、誰かが社美彌子を守るためにそうした、と考えるのが最もシンプルであり、その犯人候補としてまず名前が挙げられるのが、ロシアの元スパイ、ヤロポロク・アレンスキーです。

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彼は社美彌子の娘マリアの父親であり、社美彌子と恋愛関係にあったことがこれまでも示唆されています。

しかし、国の重要機密を扱う内閣情報調査室にいた社美彌子が、ロシアのスパイと恋愛関係になるということは、あってはならないことです。国家の機密に関わりますので、禁断の愛なわけです。

シーズン15の最終話「悪魔の証明」で、ヤロポロクとの関係を追及された社美彌子は、「ヤロポロクに乱暴された」という虚偽の証言により危機を回避しています。

これまで社美彌子とヤロポロクの実際の関係については、示唆する場面はあったものの、明確にはされてきませんでした。今回もそれが必ずしも明言されわけではありませんが…彼女の涙が全てを語っています。

右京さん、冠城くんは真相を察したうえで、今回は社美彌子と関わっています。社美彌子の方も、特命係のことは信頼して関わっています。

社美彌子とヤロポロク許されない恋の物語。

その結末はあまりにも残酷なものでした。

 

その他の見どころ

それでは続きまして、第14話『いわんや悪人をや(後篇)』の、その他細かい見どころをいくつか挙げてみます。

社美彌子が花の里

社美彌子が二度目の花の里来店です。

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初めての来店は、シーズン15第1話「守護神」のときですので、かなり久しぶりの来店になります。前回冠城くんが連れて来るという形で初来店しましたが、今度はなんと、特命係よりも先に来て、ワイン飲んでました。笑

月本幸子との絡みもあって、新鮮な場面が見れました。月本さんの前科の件も、社美彌子は調べて把握してましたね。

彼女は花の里がリラックスできると言ってましたので、このまま是非とも花の里の常連になって欲しいです。今度はマリアちゃんも連れて来て欲しいです。笑

 

瀬戸内と蓮妙が面会

前篇より登場した懐かしい二人、瀬戸内米蔵と蓮妙

今回はこの二人が一緒にいる場面がかなり多かったかと思います。

そんな二人が、拘置所に面会に行く場面がありました。

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そう言えば特命係も瀬戸内さんに面会に行ってたな~、と思い出してしまいました。

今度は瀬戸内さん、出所しましたので、面会に行く側になったんですね。しかも蓮妙さんと一緒に。

この二人には、セットでちょいちょいまた出てきて欲しいです。

 

青木年男ビデオメッセージ

前後編スペシャルで、相棒おなじみのメンバーが総出演だったにも関わらず、前篇では青木年男が出てきてなかったんですよ。笑

僕はこれ、前篇のコメント欄にて教えて頂いて気付いたのですが、そう言えば確かに青木年男出てないな~と。笑

その青木年男ですが、後篇にてやっと登場しました。

しかし、なんとビデオメッセージでの登場なんです。笑

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完全に「ミッションインポッシブル」のビデオメッセージでした。笑

浅利陽介さんの撮影の都合が合わなかったのかな~なんて考えてしまいましたが。笑

ビデオメッセージで登場はしましたが、やっぱり青木年男が出ていないと、少し淋しい気はしてしまいますね。

 

社美彌子が立ち食い蕎麦

社美彌子が立ち食い蕎麦屋さんでお食事、というかなり貴重な場面が登場です。

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ちゃんと理由があってのこのお店ではあると思うのですが、とにかく社さん、一人で立ち食いしてたみたいです。

どうせなら食べてるシーンも見たかったのですが、食べ終わっているシーンのみでした。蕎麦なのかうどんなのか、どちらかも判別がつきません。笑

社さん、普段もこういうお店に来てるのでしょうか?気になります。

 

特命係のぎったんばっこん

伊丹さんが「特命係のぎったんばっこん」という意味不明な言葉を発しながら、特命の部屋に入ってきました。笑

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ぎったんばっこんとは「シーソー」のことを指すかと思うのですが、そのままの意味で捉えたらよいのか、どうなのか。意味不明です。笑

右京さんが「ぎったん」で、冠城くんが「ばっこん」なのかとか、とにかく謎です。笑

一緒にいた芹沢さんもツッコんでました。

 

てるおの髪型

中園参事官が、自分の頭をくしゃくしゃにしてまして、面白い感じの髪型になってました。笑

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散らかってますね。笑

できれば角田課長と並んでやって欲しいです。

たまりません。笑


以上、今日は相棒season16第14話『いわんや悪人をや(後篇)』についてでした。

 

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