「顔のない男~贖罪」
相棒season9第2話のあらすじと感想
本日は、シーズン9第2話についてです。
相棒season9第2話のタイトルは「顔のない男~贖罪」。放送日は2010年10月27日です。第1話「顔のない男」からの続きで、この第2話にて完結する形です。
では、第2話「顔のない男~贖罪」のあらすじから紹介します。おおまかですが。
人気女流作家のアシスタントを殺害した男の行方を追う特命係。その男は他の殺人にも関与していることが疑われる殺し屋です。そして、唯一の手掛かりから男の身元を突き止めることに成功するのですが…彼は警察の特殊部隊であるSATの小隊長で、過去に訓練中に部下を射殺し、警察を退職している人物でした。特命係は彼に辿り着くことができるのか?そして、殺し屋を裏で動かす黒幕とは?特命係が真相を暴きます。
ざっとですが、だいたいこんな感じの内容になります。
第1話からの続編ですが、面白かったですね~!!
第1話の最後でついに姿を見せたプロの殺し屋。第2話では、右京さんと神戸くんが、その殺し屋の行方を追う展開から始まります。
「特命係vs殺し屋」と言う、これまでにない形の闘いですね。
それだけ書いてしまうと、なんだかハードボイルドな感じがしてしまうかもしれませんが、決してそっち寄りではありません。あくまでも相棒っぽい内容です。笑
これに企業や自衛隊などの不正が絡んできたり、黒幕の存在が出てきたり、それを特命係が全て暴いて行く流れです。
大勢のエキストラを使っての遊園地シーンなどもあり、見ごたえがありました。
最後はハッピーエンドとは言えず、悲しくなるような物語もありましたが…
とても楽しめる内容でした。
面白かったです!!
相棒season9第2話のゲスト出演者
それでは次に、第2話に主に登場したゲスト出演者さんを紹介します。第1話からの続きにはなりますが、第1話では登場シーンは少なかったものの、第2話ではメインで登場したゲストさん2名を紹介したいと思います。
徳重聡(とくしげさとし)
まずは、元SATの小隊長で、現在は殺し屋として暗躍する上遠野隆彦役で、徳重聡(とくしげさとし)さん。
第1話では少ししか出てきませんでしたが、第2話ではこの人が一番のメインです。なんとなく見たことあるかな~と言う俳優さんですね。ウィキペディアを見たところ、石原プロモーションの俳優さんでした。また、ゲームの「龍が如く」で堂島大吾の声をやってる人でした!僕も龍が如くは何本かやったことがあるので、それを知ってちょっと嬉しくなりました。笑
津嘉山正種(つかやままさね)
続いて、政界からは引退したものの、いずれとして大きな影響力を持つ元大物政治家、伏見享一良役で津嘉山正種(つかやままさね)さん。
ドラマや映画などでよくお見掛けする俳優さんですね。相棒では元大物政治家の役だったのですが、ヤクザの役とかとても似合いそうな俳優さんでした。声優さんとしてもご活躍している方のようです。
今回主に登場するゲストさんは、この2名になります。この2名を中心にストーリーは展開して行きます。
殺し屋の葛藤と贖罪
今回登場した殺し屋は、元々はSATの優秀な小隊長でした。
それが、ある事件をきっかけに警察を退職することになり、現在は殺し屋として暗躍することに。
そのきっかけとなる事件と言うのは…
実戦に近い、とても過酷な模擬訓練中に、パニックに陥った部下が銃を乱射すると言う事態が発生。部隊を率いていた小隊長は、彼の頭を撃ち抜き、部隊を守ります。
結果的に彼のとった行動が、部隊を救うことにはなったのですが…。
彼を殺さなくても部隊を守ることはできたのではないかと。頭を撃つのではなく、肩などを撃つだけでよかったでは?と。
当時の部下の一人もそう思っていましたし、撃った本人である小隊長も、その後自分の行為に苦しむことになるんです。
殺人を犯しはしましたが、彼が裁かれることはありませんでした。
そのまま警察を辞めた後も、苦しみ続けます。
そしてそんな彼を救ったのは、殺し屋の黒幕となる男だったんです。
言葉巧みに彼を説得し、殺し屋へと仕立て上げるんですね。
黒幕が彼を説得した言葉がこちらです。
「一粒の麦、もし地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん。死なば多くの実を結ぶべし」
これは、「目的や大義を達成するためなら、個人の犠牲はやむを得ない」と言った解釈で使われていました。
殺し屋がSAT時代に部下を撃った行為は、大勢の人間を救うためだったんだと。そして、彼は贖罪として新たな殺人を次々と犯すことに。
なんだかこう言うエピソードってちょっと悲しいですよね。映画とかでも殺し屋の物語って、けっこう悲しいの多かったりしますからね。レオンみたいに。
黒幕が説得に使った言葉ですが、気になったので調べてみたところ、新約聖書の一節みたいです。「他人のため、全体のため、後に続くもののために、自己を犠牲にすることは尊い」と言うようなニュアンスで使われる言葉のようですね。
結局この殺し屋は、他人のため、と言うよりは、黒幕の私利私欲のために利用されてしまったんですけどね。
最後は右京さんの熱い説得も叶わず、自ら命を絶ってしまうと言う結果に。ネタバレですみませんが…苦。
右京さんが犯人を説得することができず、自殺されてしまうと言うのは、これもまた珍しいパターンではあります。
残念な結果ではありますが。
右京さん、最後の特命の部屋のシーンでは、「一つだけ確かなことがあります。この世に命と引き換えになるものなどありません。」と言ってます。
それが右京さんが一番言いたかったことなのかな~と。
一人の殺し屋の、悲しい物語でした。
シーズン9第2話その他の見どころ
それでは、さらに細かい第2話の見どころを三つほど。
東京ドームシティでの撮影
特命係と殺し屋が対面する最後のシーン。
場所は東京ドームシティです。
僕も何度かこの辺りは訪れたことがありましたので、なんとなく見覚えがある景色でした。
営業中の遊園地と言う設定でのシーンでしたので、エキストラの方もたくさんいて、けっこう大規模な撮影が行われたのではないかと。
僕もいつかエキストラとして相棒に参加してみたいんですけどね。参加の仕方が皆目わかりません。笑(劇場版は募集していましたが)
遊園地での特命係と言う、なかなか貴重な場面でした!
右京さん米沢さんに絞め技を
米沢さんが、右京さんに絞め落とされそうになってました。笑
もちろん個人的ないざこざではなく、検証として米沢さんが実験台になったパターンですが。笑
以前も米沢さん、検証で右京さんに首絞められてたりしますからね。
災難ですね。笑
神戸くん子供と遊ぶ
神戸くんが子供と遊ぶシーンが。
ボールで遊んでます。
そして、「俺は託児所かよ」って言ってますね。笑
神戸くんが子供と遊ぶシーンはこれが初めてですね。子供との絡み自体は、シーズン8でもあったんですけどね。「堕ちた偶像」の時の入院してた女の子です。あと、高校生との絡みは何度かありましたけど。笑
このシーンなど見た限りでは、神戸くんも子供が苦手と言うわけではなさそうですね。
大好きって感じでもないですが。笑
亀山くんは子供に人気がありましたからね。その辺り神戸くんはどうなのか、今後も注目して行きたいと思います。
以上、今日は相棒season9第2話「顔のない男~贖罪」についてでした。