相棒が好き過ぎて

ドラマ相棒が好き過ぎるが故の戯言と悪ふざけ

相棒シーズン9第4話。時効制度の撤廃と証拠品の現金。

「過渡期」

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相棒season9第4話のあらすじと感想

本日は、シーズン9第4話についてです。

相棒season9第4話のタイトルは「過渡期」。放送日は2010年11月17日です。過渡期とは、古いものから新しいものへと移り変わる時期を指す言葉です。相棒ではどのような意味を持つのでしょうか。

ではまず、おおまかではありますが、第4話「過渡期」のあらすじから紹介します。

ホテルから男性が転落死し、所轄署は事故死と判断します。しかし、その男性の祖母が、15年前に起きた未解決の殺人事件の被害者だと言うことがわかり、右京さんは男性の転落死にも疑問を持ちます。右京さんと神戸くんは、15年前の事件を今も一人で捜査していると言う、所轄署の元刑事の元へ。果たして男性の転落死と15年前の殺人事件に関連はあるのか?特命係が真相を暴き出します。

ざっくりではありますが、だいたいこんな感じの流れです。

今回も面白かったですね~!!

いつも以上に展開が読めず、最後までどんな結末になるのか全くわかりませんでした。

怪しい人物が何人か出て来たのですが、全員がけっこう怪しい行動をしていたので、みんな事件に関わってるのでは?と思ってしまったり。

一件の転落死と15年前の未解決殺人事件。これが複雑に繋がり合っていて、その真相を右京さんと神戸くんが解き明かして行きます。その過程もじゅうぶんに楽しめました。

時効の撤廃だったり、証拠品の返却だったり、その辺りが重要な鍵になる事件で、とても完成度の高いストーリーだったと思います。見事な展開でした。

存分に楽しませて頂きました。面白かったです!

 

相棒season9第4話のゲスト出演者

それでは次に、第4話に主に登場したゲストさんを紹介します。

螢雪次朗(ほたるゆきじろう)

まず、15年前の未解決事件を今も捜査している所轄の元刑事、星川智明役で螢雪次朗(ほたるゆきじろう)さん。

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ドラマや映画などでもよくお見掛けする俳優さんですね。失礼ながら僕はお名前を初めて知りました。螢雪次朗さんと言うお名前だったんですね。ウィキペディアを見たところ、通称「卵親父」と書いてあったのですが、そう呼ばれているのでしょうか?笑

新井康弘(あらいやすひろ)

続いて、所轄の鑑識課で係長をしている。丸山渡役で新井康弘(あらいやすひろ)さん。

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この方もドラマなどでお見掛けする俳優さんです。脇役で色々と見た覚えはあります。失礼ながらお名前は初めて知りましたが…。

 

今回主に登場するゲストさんはこの2名でしょうか。一番のメインが螢雪次朗さんですね。新井康弘さんがそれに続く感じです。

他にもう一人挙げるとすれば、15年前の事件の第一発見者、上田庄之助役で山田吾一(やまだごいち)さんでしょうか。山田吾一さん、少しだけ長門裕之さんに似てる俳優さんでした。笑

さらにもう一人、柳憂怜(やなぎゆうれい)さんも刑事役で出てましたね。たけし軍団の柳ユーレイさんです。

 

時効の撤廃

2010年5月に、殺人事件など凶悪事件についての時効制度が廃止されました。

以前は殺人事件の時効は15年だったのですが、それが2005年に25年となり、2010年に撤廃された形です。

そして、今回の相棒が放送されたのも2010年です。おそらくこの時効撤廃を素材として作られたストーリーかと思います。

ドラマの冒頭では、右京さんと神戸くんが中園参事官に呼び出され、この「時効の撤廃」について話をされ、そのため過去の事件の資料などが増えることになると言う理由で、鑑識倉庫の整理を命じられていました。笑

相棒では「時効」と言うのが大きなテーマになった事件が過去にも何話かあります。

時効の成立後に犯人が名乗り出た事件、シーズン3第11話「ありふれた殺人~時効成立後に真犯人自首!?」だったり、何年もの間犯人を追い続けた刑事の話である、シーズン5第8話「赤いリボンと刑事」だったり。

「ありふれた殺人」では、時効制度に苦しんだ被害者遺族が痛々しくて、とてもやり切れない気持ちになった覚えがあります。

数々のドラマを生んだ「時効制度」がついに撤廃(凶悪事件に関してですが)になったわけですが、今回は、その「時効の撤廃」そのものが謎を解く大きな鍵にもなっていました。

15年前に何者かに老婆が殺された事件は現在も未解決で、その遺族は彼女の孫だけです。その孫は長い間海外で生活していたため、時効の撤廃を知らなかったんですよ。

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時効制度が存在するままだと思い、時効成立間際に帰国したんです。

彼がなぜこのタイミングで帰国したのか?

それが今回の大きな鍵になるわけです。

 

証拠品の返却

時効制度の撤廃に加え、もう一つ大きな鍵となったのが「証拠品の返却」です。

事件の証拠品と言うのは、本来は犯人が逮捕、起訴された段階で遺族に返還されるらしいです。また、未解決のまま時効を迎えた場合も同様に返却されるとのこと。

しかし、時効制度が撤廃されてしまったので、その場合はどうなるのか?

その場合、遺族が申し出れば、可能な範囲で返却されるとのこと。還付請求と言うみたいです。

なるほど、そんな仕組みになってたんですね。

僕は今まで一度も、何かしら証拠品と言うのを警察に提供したり、押収された経験がないので…笑。

事件の証拠品と言えども、遺族としては大事な遺品だったりしますからね。

返してもらえるのは当然な権利ですよね。

そして今回は、その証拠品の中に506万円と言う大金が含まれていたんです。被害者の血液などが付いていたため、証拠品として押収されたものです。

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現金が証拠品だった場合で、それが未解決のままの事件だったら…警察の鑑識倉庫には、大量の現金が眠っている可能性がありますね。笑

ついそんなことを考えたりしてしまいますが。笑

実際に少なからずそう言うことがあるかもしれないですね。

大金が証拠品としてひっそりと置いてあったら…人間、つい魔が差してしまうこともあるかもしれないです。

恐ろしい誘惑ですからね。笑

 

シーズン9第4話その他の見どころ

それでは続きましては、さらに細かい第4話の見どころを挙げてみます。今回は少しだけ。

特命対策捜査係

ドラマ内で、特命係が所轄署を訪れた際に、特命係は「未解決事件を専門に扱う、特命対策捜査係ですか?」と聞かれていました。

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これはもしや、実際にそう言う部署があるのでは?と思い調べて見ると…

なんと、「特命捜査対策室」と言うのが実際に存在するようです。

警視庁の刑事部、捜査一課の中にあるみたいです。

2010年の5月から凶悪事件の時効制度が撤廃されたため、それらを調べる専門の部署が発足したとのこと。

相棒の特命係とは少し違いはしますが、リアル特命係ですね。

右京さんと神戸くんの後ろ姿

エンディングで、右京さんと神戸くんが並んで歩く後ろ姿。

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なんだかとても印象に残ってしまいましたので、載せてみました。

この二人の後ろ姿を見ていて、僕は亀山くんを思い出してしまいました。

右京さん、かつては亀山くんとこうして二人で並んで歩いてたんだな~って。

それが神戸くんになり、またこうして歩いていることに、なんだか感慨深い想いを抱いてしまって。

ちょっと感傷的になってしまいました。笑

以上、今日は相棒season9第4話「過渡期」についてでした。

 

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