「臭い飯」
相棒season15第12話のあらすじと感想
本日は、シーズン15第12話についてです。
相棒season15第12話のタイトルは「臭い飯」。放送日は2017年1月18日です。臭い飯と言えば、刑務所などを表す言葉として使われるかと思いますが、何かしら刑務所に関係のある内容なのでしょうか。
それでは最初に、簡単にではありますが、第12話「臭い飯」のあらすじから紹介したいと思います。
郊外の倉庫で白骨化した遺体が発見されます。遺体の側からは、お米を扱う大手食品会社の食品偽造を告発したメモも見つかります。右京さんと冠城くんは捜査を開始しますが、その後遺体の身元が判明。遺体は告発先の食品会社に勤務していた男性で、さらには刑務所に服役していた経歴もあります。そして彼が行方不明になるのと同時期に、別件で逮捕され服役しているある男性が捜査線上に浮上します。彼は何度も服役と釈放を繰り返している人物です。果たして男は白骨化した遺体と何か関係があるのか?一方、冠城くんが行きつけのレストランでオーナーシェフをしている女性。彼女も食品偽装をしている会社に以前関わっていたことがわかり…。果たして捜査の行方は?特命係が真実を暴きます。
かなりおおまかではありますが、こんな感じの内容でございます。
今回も展開が全く読めず、面白かったです!
いつものごとくどんでん返しも待っていて、犯人が誰なのか最後まで予想もつかなかったですね。
白骨化した遺体を巡り、真相を特命係が追及して行くわけですが、その過程で元受刑者の男が捜査線上に浮上します。今回はその男と特命係の対決が中心となるストーリーでした。
その元受刑者の男なのですが、なかなか手強い相手なんですよ。ひょうひょうとして掴みどころがなく、右京さんと冠城くんもけっこう手こずります。彼と特命係のやりとりがけっこう面白くて、一番の見どころでもありました。
最後には右京さんのぐっと来る言葉もありましたし、特命係の優しさに僕はちょっと涙腺を刺激されちゃったりも。
その他、冠城くんがまた恋をしていましたし、右京さんが青木年男を利用する場面などもあり、笑いどころもけっこう多かった回でした。
細かい見どころも多くて、中身の詰まった第12話でした。
楽しませて頂きました!
相棒season15第12話のゲスト出演者
それでは続いて、第12話に主に登場したゲストさんを紹介します。
笹野高史(ささのたかし)
まず、何度も刑務所を出たり入ったりしている元受刑者で、問題の食品会社でも勤務経験がある男、亀井雄吉役で笹野高史(ささのたかし)さん。
今回一番メインなゲストは笹野高史さんです。何度も犯罪を犯して刑務所に入っている、かなり癖のある役で出ていました。見事に演じていて、すごい役者さんだな~と改めて思ってしまいました。この笹野高史さん演じる亀井雄吉と、特命係の対決が面白いです。
そして笹野高史さんは今回が二度目の相棒出演になります。全く別の役ですが。前回はシーズン4第6話「殺人ヒーター」に工場長の役で出ていますね。この時はそこまでがっつりと言うわけではなかったので、今回の方が登場シーンは圧倒的に多いです。
入山法子(いりやまのりこ)
続いて、冠城くんが通うレストランのオーナーシェフ、道上しおり役で入山法子(いりやまのりこ)さん。
入山法子さん、美人シェフの役がとても似合っていました。冠城くんは、このシェフを目当てにレストランに通ってるみたいです。笑
今回主に登場するゲストさんはこの2名になります。一番のメインは笹野高史さんです。
前科者の苦しみ
今回は前科者に焦点が当てられた内容でした。
何度も犯罪を犯して、刑務所を出たり入ったりしている人を「累犯受刑者」と呼ぶようなのですが、笹野高史さん演じる亀井雄吉が、まさにその累犯受刑者なんです。
笹野高史さんハマり役でしたし、なかなかキャラの濃い男なんですよ。
最初に犯した犯罪は20年前で、現在は前科13犯。
どれも軽微な犯罪で、窃盗や無銭飲食が主のようです。
刑務所に長くいたりすると、シャバに出てもまたすぐに戻りたくなってしまう、と言うような話は、僕も度々耳にしたことがあります。刑務所の方が居心地が良かったりするのかなって。
でもその裏には、前科者はシャバでは生きづらいと言う現実があるんだと思います。
僕は前科を犯した経験がありませんので、実際のところどうなのか、身を持って知ることはできませんが…少なからずそう言ったことはあると思います。
偏見や差別もきっとあると思います。
笹野高史さん演じる亀井雄吉も、強がってはいるのですが、実際その裏側には複雑な想いを抱えていたりするんです。
前科者がシャバで生きていくのは辛い。なので刑務所の方が居心地が良い。と言う負の流れが自然とできてしまっているのかもしれません。
そんな男に対し、右京さんは最後に温かくも厳しい言葉を投げかけています。
「塀の中に逃げていては何も変わりませんよ。前科者だからこそ必死に生きないといけません」と。
右京さんの言葉、ぐっときました。
彼が右京さんの言葉を真摯に受け止め、もう二度と刑務所に戻らないことを願いたいです。
そして、是非また相棒に再登場して欲しいですね。
臭い飯は一人で食べる飯
刑務所のご飯を「臭い飯」って言いますよね。この第12話のタイトルでもあります。
「臭い飯」について、累犯受刑者である亀井雄吉は、「本当の臭い飯は一人で食う侘しい飯のこと」と言ってました。
彼は特命係の二人を誘い、高級中華料理屋で三人でご飯をしたのですが、その場での発言です。
ここではフカヒレとかアワビとか、かなり派手に彼は注文するんですけどね。そして結局その支払いは冠城くんがしたみたいです。3万円だったとか。笑
最後のシーンでは、再び刑務所に入ることになった亀井雄吉に対し、「出てきたら食事くらい付き合いますよ」と右京さんも冠城くんも、温かい言葉を掛けていました。
二人の優しさが身に沁みます。
また、一人のご飯について右京さんと冠城くんは、花の里でもちょっとした議論をしてました。一人で食べても美味いものは美味い、とか。笑
そんな二人に、月本さんがでっかいおにぎりを二つずつ出してました!
その際に月本さん、「何を食べるのかも大事ですが、誰と食べるのかも大事」と。
どっちも大事ってことですよね、きっと。笑
冠城くんが陣川警部補化
冠城くんがまたもや恋をした様子です。
前々話の第10話「帰還」では、伊藤歩さん演じるジャーナリストに本気で恋をした冠城くん。その恋は実らなかったんですけどね。
今回は入山法子さん演じるレストランのオーナーシェフに恋をします。
なんだか冠城くん、少し陣川警部補寄りのキャラになってきたような気も…笑。
冠城くんは彼女が経営するレストランにけっこう通っているみたいです。料理も美味しいみたいですけど、おそらく彼女目当てで。笑
そして冠城くんはそのレストランに右京さんも連れて行ってますね。
二人でイタリアン食べてます。最初フレンチかと思ったんですけど、どうやらイタリアンみたいです。
今回はタイトルの「臭い飯」に絡み、食事シーンが何かとクローズアップされていた感じもあります。
右京さんと冠城くん、仲良しですね~。二人で仲良くご飯を食べるシーンって、好きです。笑
肝心の恋の方は、今回もうまくは行かなかったんですけどね。
完全に冠城亘、陣川化してきてます。笑
シーズン15第12話その他の見どころ
それではいつものごとく、さらに細かい第12話の見どころをいくつか挙げてみたいと思います。
鑑識の益子さんが接近
シーズン15から登場している鑑識課の益子さん。
伊丹さんと同期の人ですね。
これまでに3回登場していて、今回が4回目の登場です。
しかも今回は、特命係と直接絡んでいます。しかも二度も。
二度目の方では、帽子を取った姿も初披露です。笑
意外と可愛い顔をしてますよね。笑
今回は二度とも特命と会話もしてますし、益子さんも特命に対して、そんなに悪い印象を抱いていないような感じでした。
これからもしかしたら、もっと距離が近くなるかもしれないですね。
果たして第二の米沢さんになるのか?
注目して行きたいです。
右京さん青木年男を利用
前話の「アンタッチャブル」では衣笠副総監に特命係の書類を提出していた青木年男。どうやら副総監の力を使い、特命係を追い込む目論見があるようです。
しかし今回、青木年男は特に不穏な動きを見せることもなく、いつものように平然と特命係に協力していました。
そんな中、冠城くんの恋を笑った青木年男を、右京さんが軽く怒ります。「人の本気を笑うのは悪趣味ですよ」と。
それに対し青木年男は謝るのですが…右京さん「言い訳は結構。その代わりちょっと協力しなさい」と、青木年男を利用します。笑
青木年男に対し、見返りを求める右京さんでした。笑
内村刑事部長がカツ丼
内村さんが自分の部屋でカツ丼を食べてます。傍らにはいつものごどく中園さんがいますが、食べるのは一人です。笑
警視庁の食堂のカツ丼らしいのですが、内村さんはこれが好きみたいですね。
内村さんの食事シーンって、今まで出てきましたっけ?
おそらくこれが初めてではないかと思います。
中園さんの食事シーンは前話で出てきましたので、貴重なシーンが続きますね。笑
右京さんコーヒー牛乳
右京さんが銭湯でコーヒー牛乳飲んでました。笑
右京さん自身は銭湯に入ったわけじゃないんですけどね。銭湯に入ってた累犯受刑者が上がるのを待って、一緒にコーヒー牛乳飲んでるんです。
右京さんがコーヒー牛乳って、なかなか新鮮なワンシーンで、ちょっと嬉しくなってしまいました。笑
以上、今日は相棒season15第12話「臭い飯」についてでした。