第19話『冠城亘最後の事件―仇敵』
あらすじと感想
本日は、シーズン20第19話についてです。
相棒season20第19話のタイトルは『冠城亘最後の事件―仇敵』。放送日は2022年3月16日です。最終話の前後編SPの前篇で、10分の拡大版での放送です。S20での冠城亘(反町隆史さん)の卒業が既に発表されていますので、冠城くんでの最後の物語の前半ということになります。
では最初に、第19話『冠城亘最後の事件―仇敵』のあらすじから紹介していきます。テレビ朝日の公式サイトより引用させて頂きます。
特命係の杉下右京(水谷豊)は最近、冠城亘(反町隆史)に“春”が来た──つまり恋人ができたのではないかと勘繰っていた。このところ、そそくさと帰ることが多くなったばかりか、“野暮用”という名目でサイバーセキュリティ対策本部・青木年男(浅利陽介)との約束を2度もすっぽかしていたのだ…。
同じ頃、国家公安委員長・鑓鞍兵衛(柄本明)のもとを法務省法務事務次官・日下部彌彦(榎木孝明)が訪れ、公安調査庁が入手した不穏な情報をもたらしていた。かつて鑓鞍を襲撃し、SPの津崎真茅(野波麻帆)らに阻まれた男、京匡平(本宮泰風)が刑期を終えて出所したという。
京は奥多摩の旧家・王隠堂家に仕える書生で、鑓鞍に深い恨みを抱いていた。8年前、衆院選に立候補した王隠堂家の長男・鷹児(青戸昭憲)が、鑓鞍によっていきなり党の公認を外されて落選、その後、無念の死を遂げたためだ。鷹児の“仇敵”として鑓鞍を憎む京は、獄中で同房者に再襲撃を宣言していたという。折しも、総選挙間近…。一連の情報をつかんだ右京は、京がリベンジを狙うなら、選挙戦の最中に違いないとにらむ。
そんな中、鷹児の父で王隠堂家の当主である鷹春(勝野洋)が、所轄署に逮捕された。鷹児の妹・美馬(酒井美紀)が、父・鷹春と京が鑓鞍への仇討を企てていることを案じて交番に相談したところ、それに気づいた鷹春が逆上。警官の目の前で、娘に手を上げたのだ。
ついに動き出した、京と王隠堂家。事件を未然に阻止すべく、右京と亘は京に接触するが、その矢先、亘についての“怪文書”が警視庁内にばらまかれる事態が発生! 同時に、政界への返り咲きを目論む片山雛子(木村佳乃)は嘘か真か、鑓鞍に関する不可解な噂を耳にする──!?
(引用元:https://www.tv-asahi.co.jp/)
今回も面白かったです!
ついに冠城くん卒業の物語が始まってしまったと思うと、やっぱり寂しい気持ちはあるんですけど、いったん幕を開けてしまったら、もう面白さの方に持っていかれちゃいました。
今回は色んな人間が絡んできますので、複雑でもありますし、うっかり目を離したら終わりです。わけわかんなくなりそうです。
いつものメンバーに加え、社美彌子、鑓鞍兵衛、片山雛子とSP版でおなじみの面々が登場しますし、とっても久しぶりの日下部さんまで出てきます。で、さらには甲斐さん衣笠さん内村さん大河内さん、そしてゲストの方々まで加わりますので、メンツを見ているだけでおなかいっぱいになりそうなくらい。
これだけの登場人物が入り乱れますので、ストーリーの方も同じく入り乱れます。
主体となる軸は、鑓鞍兵衛の襲撃計画ですね。8年前に鑓鞍を襲い失敗した男が、出所して再び事を起こそうと狙っているという情報が入りますので、特命係もその捜査に首を突っ込みます。
そして襲撃情報に関して、内閣情報調査室と公安調査庁の対立的なものも、どうやら何かしら絡んでいそう。
で、同時進行で、冠城くんのパパ活疑惑という別の軸、片山雛子vs鑓鞍兵衛という選挙を巡る争いの軸なども並走してきます。
まさにカオスですね。
前半は鑓鞍兵衛の襲撃というのが主体になっていましたけど、最後にパパ活少女の正体が明らかになり、いっきにそっちに持って行かれた感はあります。
今回は前後篇の前篇ですので、様々な謎が提示された段階ですが、おそらくこれ、全部の軸が後篇にてがっつりと絡んでいくのではないかと思います。しかしまだ何がどうなってどうなっていくのか、全く読めません。
また、冠城くんの卒業がどういったものになるのかも、前篇を見た限りでは予想もつきませんでした。少女の存在が、おそらく大きな要因になるとは思うんですけどね。その部分に関しては、まだ全くの謎です。
終わってみれば、謎だらけの前篇でした。
だからこそ、これが後篇でどんな展開があり、どんな結末が待っているのか、もう気になって仕方ありません。
タイトルの「仇敵」というのも、前篇を見る限りでは、京匡平が狙う鑓鞍兵衛という解釈になるかと思いますが、もしかしたら他の誰かにとっての「仇敵」という意味も含んでくるのかもしれませんし。
襲撃計画の方も、京により動画がアップされたことにより、鑓鞍兵衛の政治家生命を絶つことも目的としているように受け取れます。
酒井美紀さんの王隠堂美馬も、まだ秘密を隠していそうですし。右京さんと青木が話していた「仇討ちの制度」なんかも、鍵になっていきそうな気もします。
野波麻帆さんのSP、津崎真茅も何かありそうですし。
そしてやっぱり、パパ活少女の正体にはびっくりしましたし、彼女と冠城くんとの接点、そしてそれがどんな話になっていくのかが、一番気になるところではあります。
まだわからないことだらけですけど、だからこそ期待値も自然と膨らんでしまうもの。
後篇が楽しみでもありますが、その後篇が終わればもう冠城くんが見れないと思うと…複雑ではあるんですけどね。
この最終話SPは、冠城くんの卒業を、オールスターの登場で派手に盛り上げてくれている感もありますので、ふとした瞬間に「最後」を意識してしまったりも。
定番の冠城くんと青木の絡みも、いつも以上に大事な一場面として見ちゃいましたし。
2週連続でお休みだった出雲麗音もしっかり出てよかった。
登場人物たちが入り乱れる最終話の前篇、楽しませて頂きました。
後篇にてどんな物語が、どんな結末が待っているのか、楽しみに待ちたいと思います。
第19話『冠城亘最後の事件―仇敵』、面白かったです!!
ゲスト出演者
では続いて、第19話『冠城亘最後の事件―仇敵』に出演された、主なゲストさんを紹介したいと思います。今回はたくさんです。
酒井美紀(さかいみき)
東京郊外の名家である王隠堂家の娘、王隠堂美馬役で酒井美紀(さかいみき)さん。
「王隠堂」はそのまま「おういんどう」と読みます。美馬は、当主である父の王隠堂鷹春と、かつて鑓鞍兵衛を襲撃した京匡平が、再び共謀し鑓鞍を襲う計画を立てていることを知ります。そして警察に相談しますが、それを知った父により杖で殴打されるという事件も起きます。
酒井美紀さんは相棒初出演。今回は着物の姿の、名家のお嬢様の役でした。おしとやかな雰囲気がとってもよく似合う美人さんでした。
柄本明(えもとあきら)
衆議院議員で国家公安委員会の委員長も務める、鑓鞍兵衛役で柄本明(えもとあきら)さん。
これまでもいくつかの事件で特命係と関わり、好意的な面も見せている大物政治家です。何を考えているのかわからない怖さもある人物。今回も自らの命が狙われているにもかかわらず、常に飄々としています。
柄本明さんは、鑓鞍兵衛役で6話目の出演です。準レギュラーに近い部分もあるかと思われますが、公式サイトにてゲストにお名前がありましたので、それに従いこちらでもゲストとして紹介させて頂きます。S19最終話以来の出演ですので、1シーズン振りです。
木村佳乃(きむらよしの)
元国会議員で現在は政界復帰を狙う、片山雛子役で木村佳乃(きむらよしの)さん。
国会議員時代から特命係とは何度となく関わっている人物です。政治家としての手腕もあり、頭の切れる曲者です。S16で仏門に入り尼さんになっています。このたび政界復帰を狙い立候補しますが、鑓鞍兵衛と対立することに。
木村佳乃さんは、片山雛子役でS3から出演していて、今回が劇場版も含め15話目の出演です。準レギュラーに近いかと思いますが、公式サイトにてゲストにお名前がありましたので、それに従いこちらでもゲストとして紹介させて頂きます。S18初回SP以来、久しぶりの出演です。
野波麻帆(のなみまほ)
警視庁警備部警備課の第二警備係班長、津崎真茅役で野波麻帆(のなみまほ)さん。
8年前に鑓鞍兵衛のSPを務めていた女性で、襲撃事件では鑓鞍を守り大怪我を負っています。その後現職に昇進し現在に至ります。再び浮上した鑓鞍襲撃計画に際し、鑓鞍本人よりSPとして指名を受けました。
野波麻帆さんは相棒初出演です。スタイリストとしてもご活躍されている女優さんで、子供服ブランドも立ち上げています。野波麻帆さん、この度の相棒では、スーツがよく似合うかっこいい役での出演でした。
本宮泰風(もとみややすかぜ)
8年前に鑓鞍兵衛を襲撃した男、京匡平役で本宮泰風(もとみややすかぜ)さん。
京匡平は「かなどめきょうへい」と読みます。王隠堂家の書生であり、王隠堂家の長男だった鷹児の無念を晴らすという動機で、8年前に鑓鞍を襲撃しています。刑期を終え出所しますが、再び鑓鞍を襲う計画を立てていると見られ、警察も警戒にあたっています。
本宮泰風さんは相棒には4話目の出演。陣川公平役の原田龍二さんの弟さんでもありますし、相棒でもお馴染みの俳優さんになりつつあります。過去3話は、劇場版Ⅱ『警視庁占拠! 特命係の一番長い夜』で中国系マフィアの役、S11第11話『アリス』で公安の役、S17第10話『ディーバ』で暴力団の会長役で出演されています。
勝野洋(かつのひろし)
東京郊外の名家である王隠堂家の当主、王隠堂鷹春役で勝野洋(かつのひろし)さん。
かつて長男の鷹児が、国会議員選挙で党の公認を鑓鞍によって外され、その後交通事故死しているため、鑓鞍を恨んでいます。出所した京とともに再び鑓鞍を襲う計画を立てていると思われますが、娘の美馬にそれを知られ、警察に相談されることに。
勝野洋さんは今回が2話目の相棒出演で、1度目はS5第1話『杉下右京 最初の事件』に政治家の役で出演されています。2006年10月以来の出演ですので、15年半ぶりという大きなインターバルを経ての再出演になります。
以上、今回の主なゲストさんは、上記6名になります。
他には、事故死した王隠堂家の長男、王隠堂鷹児役で青戸昭憲(あおとあきのり)さん。パパ活疑惑の少女役で土方エミリ(ひじかたエミリ)さんなどが、ちょいゲストさんで出演されています。
青戸昭憲さんは別役で2話目(過去にはS16-20)の出演です。
鑓鞍兵衛の襲撃計画
8年前、鑓鞍兵衛が襲撃されるという事件が起きました。
雨の中、ナイフを持った男が、鑓鞍に襲い掛かった事件です。
襲ったのは本宮泰風さん演じる京匡平(かなどめきょうへい)という男。
幸いにも鑓鞍に同行していたSPが凶行を阻み、事件は未遂に終わります。鑓鞍は無事だったのですが、SPの一人が京と揉み合った際に腹部を刺され、重傷を負っています。
そのSPが、野波麻帆さん演じる津崎真茅。現在は警視庁警備部警備課の第二警備係班長。
京が鑓鞍を襲った動機には、王隠堂家という東京郊外の名家が大きく関わっています。京はその王隠堂家で書生として世話になっていました。
王隠堂家の長男で政治家だった鷹児は、国会議員選挙で党の公認を鑓鞍により突然外され、落選しています。そしてその直後、交通事故に遭い亡くなっているんです。
そういった一連のあれこれがあり、書生として王隠堂家に恩義のあった京が、鷹児の復讐のために鑓鞍を襲撃しました。
鑓鞍が鷹児の公認さえ外していなければ…という想いから、その恨みの矛先が鑓鞍に向かったわけです。
8年前はSPにより未遂で終わり、京は逮捕されます。
しかし刑期を終え出所した京が、再び鑓鞍を狙うという情報がもたらされるんです。京は獄中にて同房者に、再襲撃を宣言していたと。
さらには王隠堂家の娘という、別ルートからも同様の情報がもたらされ、よりその信憑性が増してきます。
京は、王隠堂家の当主である鷹春と共謀し、鑓鞍襲撃の計画を立てていて、それを知った鷹春の娘、美馬が地元の警察に相談しています。
しかし娘が警察に相談したことに怒った鷹春が、あろうことか警察官の目の前で娘を杖で殴打し、事件になっちゃいます。鷹春は暴行と公務執行妨害で逮捕。
ここまでの流れで、京が鑓鞍を襲うのは、確かなように思えます。
さらには総選挙が始めるタイミングでして、そうなると鑓鞍兵衛も表に出る機会が多くなりますので、狙う側としてはチャンスです。
特命係も王隠堂家を訪れ、なんと京に直接聞いちゃってました。再び襲うってホントなの?って。
それに対する京の答えは「計画を練ろうって話してたのは事実」だと。
「計画を練ろうと話していた」だけでは罪には問えませんので、現時点で警察としては動けませんが、犯行は阻止しなければいけません。京がいつどこでどのように鑓鞍を襲うのか。
しかしここで右京さんは疑問も持ちます。
京が本当に鑓鞍を仕留めたいのなら、わざわざ警察に公言し、犯行が難しくなるような事態を招くのか?と。
獄中で同房者にそんなことを話したことも、同様にです。
また、娘の美馬は現在、京と父の犯行を止めようとしている立場ではありますが、兄の死に対して鑓鞍への恨みは一切持っていないのか、不明な部分もあります。
鷹春がわざわざ、逮捕されるのが確実な警察官の目の前で、娘を殴打したのも気掛かりです。
そして警察が警戒する中、京が打って出た方法は、「動画投稿による告発」という予想外のものでした。
この動画は、鑓鞍兵衛だけではなく、警察や内閣情報調査室までをも巻き込む、爆弾のようなものでした。
片山雛子vs鑓鞍兵衛
鑓鞍兵衛の襲撃という物騒な情報が飛び交う中、衆院選総選挙がスタートしようとしています。
そしてこの選挙に、注目の人物が立候補。
一度は議員辞職し政界から退いた片山雛子です。
彼女は政界引退後、S16『いわんや悪人をや』で、なんと出家して丸坊主の尼さんになっちゃいました。「妙春」って名前で出家して、瀬戸内さんにその儀式も挙げてもらってます。
今回も彼女は「御前」と呼ばれている場面もありました。
彼女が出家した後、特命係とはS18『アレスの進撃』で再会しています。このたびはそのとき以来ですね。
どうやら雛子は政界復帰を目論んでいるであろうことは、端々で示唆されてきましたが、それがこのS20最終話にて、ようやく実践されようとしているわけです。
彼女のことですので、きっと準備万端で選挙に臨んでいるはず。
しかしです。
なんとそれを阻むため、一人の大物政治家が動きます。
それが鑓鞍兵衛です。
鑓鞍と雛子はお互いよく知る仲のようですが、相棒ではまだ一度も対面シーンはありませんでしたので、今回が初です。
鑓鞍は自らが雛子の刺客となるべく、選挙区の「国替え」準備を進めています。つまり自らが同じ選挙区で雛子とぶつかり、雛子を潰すつもりってことです。
鑓鞍は雛子が「党執行部に弓引いた謀反人だから」という理由で、どうしても息の根を止めたいとのこと。S14第10話『英雄~罪深き者たち』のことですね。
そうはいっても片山雛子も、そんなに簡単に潰されるような相手ではありません。
これは政界の怪物同士の闘いです。
そして右京さんと冠城くんも、気付かぬうちにその闘いの中心へと巻き込まれていくことに。
内調vs公調
今回、鑓鞍兵衛襲撃の情報を一番先に入手したのは、公安調査庁です。
公安調査庁は法務省の外局でして、この情報を鑓鞍に伝えたのが、法務省法務事務次官の日下部さんです。
日下部さんは最後の登場がS17の元日SP『ディーバ』ですので、丸々3シーズンぶりの登場ですね。もう出てこないのかと心配したくらい、めっちゃ久しぶりです。
そしてこの情報を得た鑓鞍は、内閣の情報機関である内閣情報調査室に探らせます。内調のトップは社美彌子。
どうやらこの、内調と公調、似たような役割を担っている機関でもあり、対立構造のようなものも少なからずあるようです。
過去には鑓鞍が、公安調査庁を公安調査局に格下げしようとしたこともあったとか。
また、社美彌子は格下げどころか、公調不要論者とのこと。
つまり公調にとっては鑓鞍も社美彌子も、憎い存在なわけです。
日下部さんも、社美彌子について探ろうと、冠城くんを久しぶりに呼び出してます。
日下部さん、一時期は特命係を潰そうとあれこれ仕掛けてきてたんですけどね。最近は忙しいのか、怒りが収まったのか、特命はほったらかしでした。どうやら今は内調が気になるみたいです。
鑓鞍兵衛襲撃計画の裏で、内調vs公調、つまり社美彌子vs日下部彌彦の闘いが、既に勃発しているのかもしれません。
冠城のパパ活疑惑
仕事帰り、右京さんと冠城くんは、おそらく頻繁にこてまりに足を運び、一杯引っ掛けて帰っているものと思われます。
しかしどうやら最近冠城くんは、そそくさと先に帰宅してしまうようでして、こてまりにも右京さん一人で行くことが多くなったとか。
ちょっと右京さん寂しそうですね。
冠城くんの様子から、右京さんは「冠城くんに恋人ができたのでは?」と勘繰っています。
右京さんだけではなく、青木年男も同じくです。冠城くんは青木との飲みに行く約束も「野暮用ができた」と言って二度もすっぽかしているとのこと。かわいそうな青木。
冠城くんの恋といえば、朝倉あきさんの新崎芽依を僕はまず思い浮かべてしまいます。新崎さんとはいい感じでしたし、二人が結婚とかしたら素敵だな~とかも思っちゃってましたし。
しかしです。どうやら相手は新崎芽依などではなく、なんと現役の女子中学生みたいなんです。
もし冠城くんがホントに中学生とお付き合いしているんだとしたら、ロリコンだったという事実になかなか引きますけど、まぁまずそんなことはないですよね。これには何か理由があるはず。
しかしなぜかこの少女と冠城くんのことが、「パパ活疑惑」の怪文書として、警視庁内にバラまかれるという事態が起きます。
怪文書は右京さんの手にも回っていましたし、甲斐さんや社美彌子、角田課長や青木年男にも。青木には冠城くん「パパ活野郎」って言われてて、ちょっと笑ってしまいました。
で、この件で冠城くん、衣笠副総監、大河内さん、内村さん、中園さんに呼び出されてます。
このシーン、コントでしたけど。
聴取に対し「パパ活は事実無根、いとこの娘だ」って冠城くん答えてましたけど、そんなのが嘘だと右京さんはすぐに見抜き、冠城くんを問い詰めます。
「僕のプライベートな事なんて放っといてくださいよ!」と言った冠城くんに対し、右京さんが返した言葉がグッときました。
「放っとけませんよ!相棒が 不名誉なパパ活疑惑をかけられているのですから」
右京さんの冠城くんに対する愛を感じました。
この時点で、右京さんは既にその少女の正体には薄々気付いてたんですけどね。
しかし、このような怪文書がにバラまかれるということは、「冠城亘を陥れるため」なのか、それとも他の意図があるのか。
誰がいったい何のために?
そして、冠城くんはなぜその少女と行動を共にしていたのか。
まだまだ謎は膨らむばかり。
冠城くんの特命係からの卒業を決定づけるのは、この少女の存在なのかもしれません。
その他の見どころ
では最後に、第19話『冠城亘最後の事件―仇敵』のさらに細かい見どころを、一つだけ挙げてみたいと思います。
4人でお茶
右京さん、冠城くん、角田課長、青木年男の4人が、特命の部屋でお茶をするシーンが、今回頻繁に出てきました。
右京さんは紅茶、あとの3人はコーヒーだと思われます。
この4人がこんなふうに集まってお茶してるシーンって、これまでなかったのではないでしょうか。
できればここに捜一トリオも加わってくれたらと、後篇にはそんな期待までしてしまいます。
以上、今日は相棒season20第19話『冠城亘最後の事件―仇敵』についてでした。