相棒が好き過ぎて

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相棒21第12話『他人連れ』訳あり親子と大金の行方。


第12話『他人連れ』

あらすじと感想

相棒season21第12話のタイトルは『他人連れ』。放送日は2023年1月11日で、通常放送としては2023年一発目の相棒となります。『他人連れ』というタイトルからでは内容が全く推測できませんが、どんな「他人」の物語なのか。

それではまず、第12話『他人連れ』のあらすじから紹介していきたいと思います。テレビ朝日の公式サイトより引用させて頂きます。

ある日の昼下がり、右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)が車で住宅街に出ていたところ、突然、小学生くらいの男の子に声を掛けられる。その子供は、父親とみられる南野(駒木根隆介)という男性と一緒で、「財布を落として帰れないので、家まで乗せてほしい」という。要望に応えて、マンションまで送るが、右京は2人の様子に違和感を覚える。同じ頃、都内のアパートで住人が刺殺される事件が発生。被害者は、半グレのメンバーで、5年前に押し込み強盗で5千万もの大金を奪った前科が。最近、主犯格の男が刑務所内で急死し、5千万もいまだ見つかっていないことから、今回の刺殺と関連があると思われた。そんな中、アパートの住民から、子連れの男が逃げるのを見たとの証言が。家まで送った親子が、何らかの事情を知っていると踏んだ右京と薫は、再びマンションを訪問。2人の様子に不審を抱き、周辺を調べ始めるが、その矢先、親子は行方をくらましてしまう。
不審な親子が凶悪な事件に関与!?
獄中死した半グレ男とも繋がりが…
絡み合った謎を特命係が解き明かす!
(引用元:https://www.tv-asahi.co.jp/

今回も面白かったです!!

前話の元日SPにて、嘱託職員だった亀山薫が、正式に警視庁に再雇用されました。つまり正式な警察官として復帰したわけです。ですのでこの第11話は、亀山くんが正式に復帰後、最初の事件にということになります。

そんな記念すべき事件として用意されたのは、不審な親子が中心となる物語。小太りの父親と、小学生の男の子、父と子の親子です。

この父子が冒頭で特命係と偶然出会うことから、物語が始まります。

で、右京さんがこの親子に不自然な点を見出すことで、何かしら秘密があることを思わせ、さらには殺人事件の現場で、この親子と思われる父子が目撃されたことで、事件への関与という疑いもプラスされます。

しかしながら、小学生の息子はもちろん、父親の方も悪い人には見えず、殺人を犯したとも思えない印象なんですよね。なのでおそらく、何かしら別の事情があって、殺人現場に居合わせたのではないかと。

そして父親の正体はすぐに判明するものの、彼には子供がいないことがわかり、じゃあ子供は誰なんだ?ともなるわけです。

子供の正体、男と子供の関係性、殺人事件への関与、前半で疑問として提示されたのは、この辺りでしょうか。

で、ここに「消えた大金」や半グレが絡んできますので、大金はどこに?という疑問も追加されます。

特命係がそれらの疑問点を追い、捜査を進めていく展開ですね。

怪しい父子も行方をくらませますので、親子の行方と大金の行方を追うお話でもありました。

毎度のことではありますが、僕は終盤まで、全く真相がわからなかったです。かろうじて推測できたのは、父子は殺人事件の犯人ではないだろうな~ってことや、あ、こいつ怪しいかも、という男が一人出てきたことくらいですかね。

父子の関係性だったり、殺人事件の犯人だったり、大金の真相だったりは、なかなかわからなかったです。

そして終わってみれば、けっこういいお話だったんじゃないかと。

子供や大金というものを介した、自分に自信の持てない一人の男の物語でもありました。

一人のダメな男が、事件を通してマイナスからプラスに変わっていくような。

最初に声を掛けてしまったのが、よりによって特命係の車という、男にとっては不運とも言える始まりだったのですが、最終的にはそれが特命係だったことが、何よりの幸運だったという、マイナスからプラスという流れでもありました。

また、今シーズンは「親子」に焦点を当てたお話が多いですけれど、今回のお話も、一つの「親子」のお話でもありました。普通の親子ではなく、他人どうしの疑似親子的な形ではありましたけれど。

今回に限っては、ネグレクトというものにも、焦点が当てられていました。子供にとってそれがどういうことなのか、と。

登場する親子たちはみんな、必死にもがいている感じがするんですよね。もがいているからこそ、最後に見える希望が、より価値のあるものとして残る気がします。

第10話『黒いコートの女』では、子役の加藤柚凪さんの演技が光ってましたけど、今回の子役だった潤浩さんも、その健気さが光ってました。

疑似父親役の駒木根隆介さんも、とっても素敵な俳優さんでして、最初はダメな男感が滲み出ているかと思えば、だんだんかっこよく見えてきて、最後にはかなりいい男に見えちゃいましたもん。

元カノ役だった土井玲奈さんも、印象に残る女優さんでした。

駒木根隆介さん、潤浩さん、土井玲奈さん、この三人がそれぞれの魅力を発揮してます。

ストーリー以外ですと、今回珍しく捜査一課はあんまり出てこなかったですね。嘱託ではなくなった亀山くんと、伊丹さんの絡みを楽しみにしていたのですが、それは次回以降に持ち越しです。

警察手帳を出す亀山くんが見れたのは嬉しい。

半グレの「渋谷ポイズン」というネーミングにも、クスっとなりました。

右京さんと亀山くんの軽妙なやりとりには、相変わらず見ていてついニヤけてしまいます。「昔の君なら追いついたんじゃないですか」「昔の右京さんなら騙されなかったんじゃないですか」という、お互いの「年齢いじり」はたまらなかったです。二人の仲の良さが滲み出ちゃってましたね。

亀山くんと美和子さんのラブラブ度合いも、以前より上がっている気もしますし。

亀山くんの復帰に伴い、美和子さんというキャラも同時に戻ってきてくれたことで、より相棒を楽しめる要素が増したことは間違いありませんね。

亀山くんも正式に警察官として復帰できたことですし、まだまだ右京さんと活躍してもらわねば。

まずは正式復帰から一発目である、訳あり親子の物語、存分に楽しませて頂きました。

第12話『他人連れ』、面白かったです!

 

ゲスト出演者

では続いて、第12話『他人連れ』に出演された、主なゲストさんを紹介します。

駒木根隆介(こまきねりゅうすけ)

小学生と行動を共にしている男、南野浩一役で駒木根隆介(こまきねりゅうすけ)さん。

詐欺まがいのリフォーム会社に勤務している男です。会社の上司によりますと、子供はいないとのことですが、小学生の男の子と行動を共にしています。財布を落として帰れず困っていた二人を、特命係は車で家まで送り届けています。

駒木根隆介さんは別役で2度目の相棒出演です。過去にはS14第14話『スポットライト』で、漫才コンビ「でんすけ」のボケ役で出演されています。僕はどこかで見たことある俳優さんだな~と思っていましたら、おもいっきり相棒ででした。

 

以上、今回の主なゲストさんは、駒木根隆介さん1名になります。

他には、南野浩一と行動を共にする小学生の男の子、工藤武志役で、潤浩(ゆんほ)さん。南野の元カノ、三雲亜紀役で土井玲奈(どいれいな)さんなどが、上記に次ぐゲストさんで出演されています。

 

不審な親子

今回の物語の主役は、一組の親子です。

父と子の親子でして、父は小太りでスーツに眼鏡、子は小学生の男の子。一見すると普通のどこにでもいる親子ではあるのですが、その行動がどこかおかしいんです。

まず、「財布を落として帰れないので、家まで乗せてほしい」と、たまたま停まっていた特命係の乗る車に声を掛けます。それが父子と特命係の出会いです。

特命係はその要望に応えるべく、彼らを家まで送ることにするのですが、どうやら二人ともおなかが減っていたようでして、車内にあった亀山くんが買ったホットドッグを頂いちゃったりしてます。もちろん無断ではなくですけど。

ちなみにこのホットドッグは、亀山くんが2本とも自分で食べようと買ったホットドッグです。右京さんの分じゃないという。同じものを2つ食べるというのが、亀山くんらしいです。

この後無事に二人を家まで送り届けたわけですが、親子に対し右京さんは違和感を抱くんです。

二人はとっても仲が良さそうな親子ではあったんですけどね。それでも右京アンテナには引っ掛かるものがあったご様子。

そんな中、都内のアパートで男が刺殺されるという事件が発生し、現場からは「子連れの男」が逃げる姿が目撃されていることがわかるんです。

その情報を得た右京さんと亀山くんは、もしやあの親子なのでは?と考え、送り届けた家まで行き、事情を聴くことに。

しかし話を聴けば聴くほど、財布をなくしたと言っておきながら遺失届けを出していなかった点など、疑惑は深まるばかりです。

さらにはその後、親子は行方をくらまします。

これまでの親子の不審な様子、殺人現場の近くで車に乗せたこと、行方をくらませたこと、それらから二人が何かしら事件に関わっている可能性は濃厚です。

そして聴き込みにて、なんと父親と思われた男には、子供がいないという証言も。

つまり、二人が親子ではないかもしれない、ということに。だとしたら男は他人の子供を連れていることになります。

かといって二人の様子から、男が子供を誘拐して連れ回しているとも考えにくい。先述もしたとおり、仲良さそうでしたし、子供も男を「お父さん」と普通に呼び、懐いてましたし。

じゃあいったいその子は誰なのだ?となるわけです。

ちなみにこの男の子を演じているのは、ゲストの項でも触れた、潤浩さんという子役さんです。今シーズンは、子役の活躍も何かと目を惹くことが多いです。物語の中で重要な役割を担うことも。

まさに今回も、この子が他人であることが判明したことにより、謎が謎を呼ぶ展開に。

子供の正体もわからず、殺人事件との関連もわからず、なぜ行方をくらませたのかもわからず。

さらにはそこにはもう一つ、「消えた大金」の存在があることがわかってくるんです。

消えた不審な親子と、消えた大金。

特命係が追うのは、その二つの行方です。

 

他人の子か大金か

男の子を連れ行方をくらませた男は、南野浩一という会社員。

彼が勤務している会社は、どうやら詐欺まがいの行為もしているリフォーム会社みたいです。

強引な営業をかけ、本来直さなくてもいい場所を法外な料金でリフォームをしたりする事件が、たま~に話題になったりしますけれど、そんな感じの会社かもしれません。

この南野という男、その言動から悪い人間には見えないのですが、どうやら自分に自信がないようで、お付き合いしていた女性とも、その辺りが原因で別れてしまったご様子。

こちらが南野の元カノです。

元カノはどうやらスナックを経営しているようでして、南野は逃亡先にこのお店を選びます。男の子も連れてです。

南野は、子供を残して一人で何かを探っているんです。

そこに見え隠れしているのが、「大金」の存在。

それは半グレによる5年前の強盗事件に絡んだ5千万円もの大金でして、犯人は逮捕されたものの、現金は消えたままという状態で、どこかに隠されていると思われるお金です。

南野と男の子が目撃された現場での殺人事件も、殺されたのはその半グレメンバーの一人でした。

そうなると殺人事件自体にもその「大金」が絡んでいる可能性が必然的に。

そして南野と大金の接点となったのが、小学生の男の子、武志くん。

南野、殺人事件、大金、それらは全てこの武志くんを中心にして、繋がっていくんです。

それと同時に、南野と武志くんも、他人でありながらも、本当の親子以上に強く繋がり合っていくことに。

南野は武志くんのために、殴られたり、走ったり。

最終的に南野は、大金か武志くんか、そのどちらかを選ぶという選択を迫られます。

そして彼が選んだのは、全くの他人である、武志くんでした。

 

その他の見どころ

では最後に、第12話『他人連れ』のさらに細かい見どころを、いくつか挙げてみたいと思います。

亀山が警察手帳

亀山くんは特命係に復帰はしたものの、嘱託職員での復帰でしたので、ずっと正式な警察官ではありませんでした。

それが前話にて正式に再雇用になりましたので、警察手帳も持ってます。

こちら、亀山くんが警察手帳を出す場面。

おそらくこれが見れるのは、S7以来ということになるはずです。そう考えると感慨深いものがありますね。

S21にてこれまで、亀山くんは右京さんと別行動で、一人で捜査する場面なんかもありましたので、警察手帳がなく不便だったろうな~とは思うのですが、もうそんな心配も無用になりましたね。

刑事が警察手帳を出すシーンって、やっぱかっこいいです。

僕も密かに憧れてました。

 

美和子に甘栗

第8話『コイノイタミ』では、東南アジア風のレストランで、亀山くんと美和子さんが外食している場面が出てきました。

そして今回、また別のお店でのお食事シーンが登場。

前とは違うお店です。前回はビールだったんですけど、今回は二人ともワインです。亀山くんが赤で美和子さんが白。

で、このお店での食事が原因で、二人は喧嘩してました。喧嘩と言っても、むしろラブラブゆえの喧嘩みたいなもんですけどね。ハンバーグを巡っての喧嘩です。美和子さんからは「そこに愛はあるんか」なんて台詞も飛び出してました。

この喧嘩後、亀山くんは美和子さんに朝ごはんを作ってもらえなかったようで、それでホットドッグを2本も買ったんです。2本とも車に乗せた親子にあげてしまったので、食べられませんでしたけど。

で、今度は美和子さんが好きだという、甘栗をお土産に買ってます。

なんやかんや、ほんとに仲良しな夫婦です。

この分だと、もしまた鹿手袋が現われたとしても、心配なさそうですね。

 

以上、本日は相棒season21第12話『他人連れ』についてでした。

 

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