第2話『警察官A~逆転殺人!真犯人は二人いる!!』
あらすじと感想
相棒season23第2話のタイトルは『警察官A~逆転殺人!真犯人は二人いる!!』。放送日は2024年10月23日です。第1話『警察官A~要人暗殺の罠!姿なき首謀者』が前篇で、この第2話が後篇での初回SPになります。15分拡大版での放送です。
第1話(前篇)については、こちらの記事で紹介しています。
それではまず、第2話『警察官A~逆転殺人!真犯人は二人いる!!』のあらすじから紹介していきます。テレビ朝日の公式サイトより引用させて頂きます。
総理大臣の藤原 (柴俊夫)が、遠隔操作の爆弾で襲撃されるという不測の事態が発生。議員殺害事件から続くこの状況は、1900年代初頭、当時内務卿だった大久保利通と、時の総理大臣・伊藤博文が相次いで暗殺された歴史的大事件に通じるものがあったが、警察は犯人の狙いすら掴めずにいた。いっぽう、臨場した右京(水谷豊)は、現場の痕跡から、テロ実行に闇バイトが使われていた可能性に気づく。その推理は的中し、手掛かりをたどっていくと、一連の事件にある人物が深くかかわっていることが判明。警察はその線で捜査を進めるが、右京は一人、違和感を覚えていた。
そんな中、高田(加藤清史郎)が勤務する交番を訪れた右京と薫(寺脇康文)は、高田から「議員殺害事件の現場に同行してほしい」と頼まれる。右京の捜査手法を肌で学びたいのだという。改めて現場検証を行う一行。すると、残されていた血痕から、思いも寄らない事実が浮上。ところがその直後、手分けして捜査にあたっていた薫と高田が絶体絶命の窮地に。さらに、政界を裏で操る利根川 (でんでん)の周囲でも不穏な動きがあり…。
警視庁150年の歴史に刻まれる重大事件
狡猾な罠に落ちた薫と高田の運命は?
右京の推理が巨大権力の闇を暴き出す!
(引用元:https://www.tv-asahi.co.jp/)
今回も面白かったです!
前篇の最後にて、総理大臣が狙われる爆弾テロ事件が起きました。で、総理の身がどうなったのかもわからぬまま、前篇終了。
次期総理候補とされた大物政治家が何者かに刺殺され、警察官になった加藤清史郎さんの高田創とともに、特命係がその捜査を進めていた矢先です。
刺殺事件は、ようやく犯人へと繋がる糸口を見つけはしたのですが、まだ犯人像までは全く見えていませんでした。いったい誰が何の目的で犯行に及んだのかもわからず。
そんな中で、今度は総理大臣が狙われたわけです。
政府の要人が次々に狙われるという異常事態。
前篇の記事でも少し触れましたが、要人の暗殺といいますと、どうしても安倍さんの事件を思い出してしまいます。日本にとって最重要ともいえる政治家が、衆人環視の中で暗殺されるという大事件でした。さらには、卑劣なテロが行われたにもかかわらず、事件後の日本のマスコミの報道は異常でした。統一教会の問題へとすり替え、まるで「暗殺されても仕方なかった」とでも言っているかのような、犯人擁護とも受け取られかねないものばかり。あれはひどかった。
米国でもトランプさんの暗殺未遂があったばかりですし、ある意味でタイムリーでもあります。それを題材にする賛否は別として。
タイムリーといえば、解散総選挙など、まさに今行われてるやつですので、恐ろしいくらい偶然にリンクしちゃってます。政局の話題なども、同じく旬です。
すみません、少し話が逸れ気味になりましたが、この度の相棒でも、立て続けに起こった要人を狙った事件は、日本中に衝撃を与えます。
前篇は、刺殺事件という一本の軸に、特命係と高田創の再会というもう一本の別の軸が絡み、進んで行きました。
後篇ではここにまず、爆弾テロ事件というもう一つの軸が加わります。
現在起きた二つの事件の犯人を見つけ出すことが、特命係のミッション。
ここに、前篇にて提示されていた、6年前の無差別殺傷事件というものが、中盤くらいから、もう一本の軸として絡まってくる感じですね。
同じく前篇で見え隠れしていた、「150年前」というのも、何かしら主軸の一本として進んでいくのかと思いきや、そちらは一要素に過ぎませんでした。てっきり150年前と現在がもっとリンクしていくものと、勝手に思っちゃってたんですけどね。とはいえ、「警察手眼」だったり、警察官としての在り方という、今回のテーマには大きく関わっていたかと。
刺殺事件と爆弾テロという現在起こっている二つの事件。6年前という過去の事件。その3本の軸が絡み合って、最後に一つに繋がっていくんだろうな~と思っていたところ、そんなにシンプルではありませんでした。しっかりと裏切られます。
もう一段階ありましたね。
さらにここに高田創という面白要素も絡んでいますので、もう大変。
高田くんは、今回も特命係と一緒に捜査をしています。前篇よりもガッツリ一緒に行動する形で、三人目の特命係みたいになってました。あの加藤清史郎くんが、右京さんと亀山くんと一緒に捜査をしているというのは、なんとも不思議でもあり感慨深くもあります。
闇バイトという、これまた近年の社会問題にも触れられていました。
爆弾事件は、実行犯は闇バイトである疑いが浮上しましたので、つまりそれを裏で操る首謀者がいることになります。これが前篇で浮上した「第4の男」と同一人物なのかどうか。
この第2話のタイトルに「逆転殺人!真犯人は二人いる!!」なんてついていますので、「逆転殺人」ってどういうことだ?というのが気になりつつ、さらには「真犯人は二人いる!!」なんてネタバレ的なものもありますので、二人って誰と誰なんだろう?と。そんな疑問を抱えたまま見ておりましたので、わずかなヒントも見逃すまいと、全集中してしまいました。
特に「二人」が気になって気になって。そのせいで、一瞬だけ高田創までも怪しく見えてきちゃいましたもの。そのうちの「一人」は、けっこうわかりやすかったんですけどね。ただ、それだけでは終わらないのが、相棒の面白さ。
どんな結末に向かっているのかも予想がつきませんでした。
前篇から、でんでんさん演じる与党幹事長の利根川が不気味で気になる存在でしたので、何かしら関わっているであろうことは察しつつ、その関わり方が全然見えてこなくて。後篇では終盤までなかなか出てこなかったですし。
それにしても、でんでんさん、怖かったです。凄い俳優さんです。
真相がけっこう複雑ではありましたが、最後は右京さんがしっかりと導き出してくれています。特に政治絡みの方はややこしさがありましたので、難しい事件だったのではないかと。
政治家だけではなく、社美彌子や衣笠副総監なども、もっとがっつり絡んでくるのかと思いきや、そういう感じではなかったです。甲斐さんや大河内さんは出てこなかったです。
真相が完全には明るみにならない部分もありましたので、その辺りが今後何かしら後を引くのかどうか、気になるところではあります。
僕は、タイトルの「警察官A」は、「少年A」が「警察官A」になったというシンプルな意味の他に、もう一つ別の意味を持つんじゃないかと深読みしていたのですが、少なからずそういう部分もあったかと思います。「警察官」がテーマにもなる物語でした。
緊迫感のある場面もありました。亀山くんと高田くんがピンチに陥りまして、間一髪でしたね。どこか劇場版Ⅰの爆発が起きた倉庫を思い出す一場面でもありました。
右京さんの激しい怒りも炸裂しました。これまでの中でもトップクラスに入るほどの激昂でした。顔も近かったです。
右京さんと亀山くんの正義についてのやりとりも素敵でしたし、最後の高田創と特命係のやりとりもよかったですね。きっと高田はいつか優秀な刑事になれるはずです。そしていつの日か、特命係に配属されるなんていう未来があったら面白いですよね。
先ほど「警察官」がテーマと書きましたが、正確には「警察官と相棒(パートナー)」のお話だったのではないかとも思います。
全体を通して目まぐるしく展開していく物語でしたし、気が抜けない場面も多かったのですが、それでもちゃんと休み処はありました。
特命係、捜一トリオ、土師っち、益子さんという、珍しい組み合わせで全員集合も見れましたし、伊丹さんの「亀バスツアー」なる新しいワードも。
今回、こてまり呑みは美和子さん一人でした。
前篇に続き、明治時代の右京さん亀山くんも見れました。
後篇では、『相棒 sideA/sideB』の二人の登場はなかったですね。ちょこっとでも出てくるかと思っていたのですが、また是非どこかで出てきて欲しいです。
終わってみれば、怒涛の後篇でした。
前篇と併せて、見どころ満載の初回SPでした。
第2話『警察官A~逆転殺人!真犯人は二人いる!!』、面白かったです!
ゲスト出演者
続きまして、第2話『警察官A~逆転殺人!真犯人は二人いる!!』に出演された主なゲストさんを、一名ずつ紹介していきたいと思います。第2話は第1話から続く後篇となりますので、ゲストさんも第1話と同じです。
加藤清史郎(かとうせいしろう)
かつて特命係に救われた警察官、高田創役で加藤清史郎(かとうせいしろう)さん。
戸籍がなくまともな社会生活を送れず、トラブルにも巻き込まれていたところを、右京さんと冠城くんに救われたことがあります。成長して警察官となり、刺殺事件の現場で不審者を見掛け追跡していたところ、右京さんと偶然再会しました。特命係とともに事件を追います。
後篇では前篇よりもさらにガッツリ、特命係と行動を共にしています。亀山くんとピンチに陥る場面もありました。『BIRTHDAY』のとき小さな子供だった加藤清史郎くんが、まさか特命係と一緒に事件の捜査をする日がくるとは。
でんでん
政界を裏で操る与党幹事長、利根川吉伸役ででんでんさん。
「キングメーカー」ともいわれ大きな権力を持つ衆議院議員です。支持率の低下している総理を降ろし、何者かに殺害された元・国家公安委員長を、新しい総理にと考えていました。しかし今回の事件でその目論見は実現しなくなります。
政界を裏で操るフィクサーともいわれている人物ですが、前篇では特命係の二人と気さくに話もしています。しかしそんな親しみやすい表の顔とは別の、裏の顔も。でんでんさん、こういう役がよく似合います。その怖さは迫力満点でした。
柴俊夫(しばとしお )
式典にて爆弾テロの標的となった総理大臣、藤原龍一役で柴俊夫(しばとしお)さん。
学生時代からの盟友である元・国家公安委員長が殺害され、その後に自身も爆弾テロで狙われることに。社美彌子とも親交があります。美彌子は刺殺事件の発生後、総理に不利な情報が出回らないよう、衣笠副総監に接触して、特命係の捜査にも圧力を掛けました。
爆弾テロ事件は前篇の最後で起きまして、総理が吹き飛ばされて倒れる姿は映っていたものの、その後どうなったのかはわからずでした。それがこの後篇にてわかります。そこまで登場シーンは多くはありません。
以上、今回の主なゲストさんは、上記3名になります。
他には、高田創の勤務する交番の先輩、仁科征司役で内野謙太(うちのけんた)さん。明治の日本で警察機構を作り上げた川路利良役で、松田洋治(まつだようじ)さん。6年前の事件で負傷した警察官、日高行人役で中村歌昇(なかむらかしょう)さん。闇バイト関連で取り調べを受けた元暴力団員、工藤敬役で高田賢一(たかだけんいち)さんなどが出演されています
内野謙太さんは別役で3度目(過去にはS10-10、S15-10)、松田洋治さんは別役で3度目(過去にはS8-8、S17-5)、高田賢一は別役で2度目(過去にはS8-15)の出演です。中村歌昇さんは歌舞伎役者です。
総理を狙った爆弾テロ
前篇にて、与党の大物政治家である、元・国家公安委員長の芦屋が、何者かに刺殺されるという事件が発生します。
政権与党内では、キングメーカーともいわれる幹事長の利根川が、支持率が20%を切っている不人気な総理を降ろし、芦屋を新しい総理にと準備を進めていた矢先でした。
つまり次期総理候補が、突然何者かに命を奪われたわけです。要人の暗殺です。
それだけでも大事件ですけれど、なんと今度は、総理大臣が爆弾テロの標的になるという、さらなる大事件が起こります。
式典にて、総理が挨拶のため壇上に上がっているときに、大きな爆発が起こりました。
現職の総理を狙ったテロというのは、国家の命運をも変えてしまいかねない大事件。
特命係も捜査を始めます。
爆弾は式場の壇上の下、地面に埋めらていて、遠隔操作で爆発したことがわかります。
で、右京さんは知り得た情報から、すぐに事件には闇バイトが使われたのではないかと推測します。
闇バイトは近年深刻な社会問題となってきていますが、闇バイトが総理を狙うテロまでをも実行するというのは、ただただ恐ろしい。
闇バイトによる犯行ということは、それを裏で取り仕切る人物がいます。その人物を見つけ出すことが、事件解決には必須です。
一方、芦屋の刺殺事件では、前篇にて遺留品から3人の生活困窮者が浮上し、その先に重要人物として4人目の男がいることがわかりました。「第4の男」です。
爆弾テロは闇バイトの首謀者、刺殺事件は第4の男。
二つの事件は、立て続けに要人を狙った事件であることから、同一犯と考えるのが自然でもあります。
ゆえに、その接点というのも一つの大きな鍵。
そんな中、爆破事件により総理が被害者になったことで、与党の支持率にも変化が生じ、政局も動き始めます。
右京さんと亀山くんも、捜査の末に再び、政界を裏で動かす「フィクサー」与党幹事長の利根川と対峙。
前篇では特命係とも気さくに話し、親しみのあるおじいちゃんだった利根川ですが、今回は違いました。
特命係に容赦なく牙をむきます。
なぜなら右京さんと亀山くんが、二つの事件の先にあった大きな権力の闇を、暴き出そうとしたからに他なりません。
相棒と警察手眼
二つの事件のうち、最初に起きた刺殺事件は、過去に起きた事件との共通点が明らかになっています。
それは凶器です。
犯行には特殊な形状のナイフが使われていたて、6年前に起きた「中野無差別殺傷事件」で使われたものと同じだったんです。
「中野無差別殺傷事件」は、生活に困窮し追い詰められた神山成夫という男が、「派手な事件を起こして死刑にりたかった」という動機で、無差別に複数人をナイフで襲った事件。最初は講演中だった都知事を襲撃し、未遂に終わったものの逃走の際に無差別に人々を切りつけ、十数名の死傷者が出ました。
神山と対峙した警察官も一名負傷しています。
この警察官は、襲われそうになった一般人を守ろうとして負傷しました。
勇気ある素晴らしい警察官です。
しかし彼は、この後警察の「正義」に裏切られるような事態に直面し、そのまま警察の職を辞しています。
こちらは、負傷した警察官が、警察学校時代に同期を鼓舞するために渡したメモです。警察を創設した川路利良の訓話の一つ。
川路利良は、今から150年前、欧米の近代警察制度を日本で初めて詳細に構築しました。フランスの警察制度を参考に日本の警察制度を確立し、初代大警視(現在の警視総監)に就任しています。「日本警察の父」とも言われています。
警察官としての在り方について川路の訓話をまとめた『警察手眼(けいさつしゅげん)』は、警察官のバイブルとされ、現在も読み継がれています。
今年は「警視庁創立150年」で、くしくも事件が起きたとき、右京さんは警察上層部からの指令を受け、「警視庁150年史」の編纂(へんさん)に取り掛かっているところでした。特命係は相変わらず色んな仕事してますね。
こちらは編纂作業をしている右京さん。
ちなみにですが、警視庁創立150年記念サイトには、水谷豊さんのメッセージも掲載されています。
僕は警視庁創立150年というのを全く知らず、この度の相棒にて知りました。
そして150年前、警視庁がどのように創立されたのかも、恥ずかしながらなんとなくしか知らず…。ですのでこの初回SPは何かと勉強になる回でもありました。
川路利良は、内務卿の大久保利通とともに警察機構を作り上げました。
こちら、その川路利良と大久保利通です。
まさか相棒で川路利良と大久保利通が登場するとは。
大久保利通は明治11年に暗殺され、後の明治42年には、初代総理大臣である伊藤博文が暗殺されています。今回の事件は、そんな明治の大事件とも重なります。
前篇でも出てきましたが、明治の警察にも、右京さんと亀山くんがいました。当時の特命係かもしれません。
この時代に川路によって警察官のあるべき姿が書かれた『警察手眼』。それを150年後にしっかりと体現し、市民を守った警察官。
警察官だって人間です。恐怖だってあるでしょうし、迷うことだってあるはずです。
きっと、ときには何が正しいのかわからなくなることも。
亀山くんもそんな正義に対する疑問を口にしていました。「時代とともに変わって、人それぞれで。正義と正義がぶつかり合ったとき、一方が悪に見えることもある」と。
これに対して右京さんは「正義は一つだと思いますよ」という言葉、かっこよかったです。そこからの「信じていたものを見失ってしまいそうな瞬間は誰にでもあります。そんなときのために、相棒がいるんじゃありませんか」にもグッときました。
右京さんが正義を貫き通せるのは、きっと亀山くんという信頼できる相棒がいるからなんだと思います。
『警察手眼』も、警察官が迷ったときの手助けになるものですが、それ以上に大切なのは、「相棒」の存在なのかもしれません。
高田創と特命係
前篇にて右京さんは、事件現場の近くで、かつての「少年A」である高田創に再会します。
加藤清史郎さんが演じた無戸籍だった少年が、成長して警察官になっていたんです。制服姿も似合ってました。
高田くんは刺殺事件の起きた現場近くの交番に勤務しています。右京さんと冠城くんに憧れて警察官になったとのことで、今回の事件でも特命係の捜査に協力してくれています。前篇では一人で尾行をしていた際、ヤカラに囲まれるという危ない場面もありましたが、めちゃめちゃ強くなっていて、撃退してました。
生活に困窮し、悪事に手を染める若者に、かつての自分を重ねるような場面も。
高田くんは後篇でも特命係と行動を共にします。「杉下さんの捜査、学んでみたいんです」と右京さんに願い出ていました。
で、後篇でも特命係と高田創の合同捜査が改めて始まります。
こちらは三人での現場検証。
高田は特命係と捜査するときは、制服ではなく私服ですね。交番勤務が仕事ですので、事件の捜査は非番のときにしてます。
高田くん、特命係の部屋にまで来ちゃってます。あの加藤清史郎くんが特命係の部屋にいるというのが、なんとも不思議な感じがします。
こちらは右京さんの紅茶を凝視する高田くん。
S21の最終話SPでは、右京さん、亀山くん、神戸くんという、夢にまで見た3ショットを見ることができましたが、あのシーンを思わせるような並びで、三人で部屋を出ていく場面も。
まるで特命係が三人になったかのようです。
こんな場面を見てしまうと、いつかは高田創が特命係に、とかついつい考えてしまいます。実際高田くんは「僕も特命係に入りたい」って言ってましたし。高田くん、本当に特命係に憧れてるんですね。
ちなみに高田くんは、右京さんのことを名前で「右京さん」って呼んでます。亀山くんのことは「亀山さん」です。
高田くんはメモを片手に捜査に同行し、勉強熱心でした。
しかし捜査を続ける中、亀山くんと高田くんが、犯人の仕掛けた罠に嵌ってしまい、絶対絶命のピンチに陥ります。ガスの充満した建物の地下に閉じ込められてしまうんです。
もちろんこれで亀山くんと高田創がやられてしまうわけがありません。
劇場版Ⅰでは、爆発の迫る中、閉じ込められた右京さんが、機転を利かせてピンチを脱しました。その後、亀山くんが右京さんを引っ張り上げる名シーンもありました。
今回、亀山くんと高田創を救ったのも右京さんです。
必ず助けに来ると、右京さんを心から信頼していた亀山くんにもグッときました。「俺は杉下右京って人を知ってる」という亀山くんの言葉も印象的でした。
その信頼関係に、おそらく高田くんも心を動かされたと思います。
そしてピンチを脱した特命係は、罠を仕掛けて二人を閉じ込めた人物に対し、逆に罠を掛けおびき出し、真相究明へと繋げていきます。
今回の捜査は、高田くんにとって、きっと大きな経験になったはずです。
高田くん、いつかいい刑事になってくださいね。そして最高の「相棒」を見つけてください。
その他の見どころ
では最後に、第2話『警察官A~逆転殺人!真犯人は二人いる!!』のさらに細かい見どころを、挙げてみたいと思います。今回は一つだけ。
全員集合
総理を狙った爆弾事件では、爆弾が地面に埋め込まれていて、式典の壇上ごと爆破されました。
こちらはその現場。
刺殺事件に続き、土師っちもまた現場に駆り出させていますので、特命、捜一、益子さん、土師っちという、珍しい組み合わせで集合しちゃってます。
ここに角田課長もいたら完璧なんですけどね。
以上、今日は相棒season23第2話『警察官A~逆転殺人!真犯人は二人いる!!』についてでした。