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相棒24第16話『町一番の嫌われ者』ゴミ屋敷の横山めぐみ

第16話『町一番の嫌われ者』

あらすじと感想

相棒season24第16話のタイトルは『町一番の嫌われ者』。放送日は2026年2月18日です。

では初めに、第16話『町一番の嫌われ者』のあらすじから紹介していきます。テレビ朝日の公式サイトより引用させて頂きます。

「町一番の嫌われ者」と噂され、トラブルメーカーとして近所で知られる佐藤淳子(横山めぐみ)という女性が、遺体で発見された。付近に争った形跡があったため、警察は殺人の可能性も視野に捜査を開始。事件に興味を持った右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は、現場付近にいたテニスサークルの学生から話を聞く。と、淳子は度々コートに現れ、熱心に練習を見ていたという証言が。続いて、淳子の自宅を訪れた右京と薫は、中に入るのもままならないゴミ屋敷ぶりに愕然。近隣住民からの評判も最悪で、介護していた父親の病死を境に、ここ数年で様子がおかしくなったらしい。また、半年ほど前には、半グレ風の男とトラブルを起こしていたといい、その場は居合わせた市役所の職員が収めたものの、男は「今度会ったら殺す」と捨てぜりふを残していたという。一連の目撃情報が気になった右京と薫は、事情を聞くため淳子を助けた職員のもとを訪れるが…!?
女性には思いも寄らない悲しい過去が…
人生をひも解くうち明らかになる事実
特命係が心を揺さぶる真相にたどり着く!
(引用元:https://www.tv-asahi.co.jp/

今回も面白かったです!

横山めぐみさん、凄かったですね。僕は横山さんのこういう役を他で見たことがなかったので、より惹きつけられました。

物語の方も、痛々しくて切なかったです。

横山めぐみさん演じる佐藤淳子が何者かに殺害され、その捜査に伴い、彼女の過去や人物像を追っていくという流れ。

序盤は、淳子がいかに「嫌われ者」なのかが描かれます。淳子は見た目も汚らしく、誰に対してもけんか腰で、おもいっきりヤバい人なんですよ。トラブルメーカーとして近所でも有名な厄介者です。こういう人いるよなと、つい思ってしまうほどな仕上がり。

続いて淳子の住んでいたゴミ屋敷がクローズアップされ、その様子がまた強烈で。相棒でゴミ屋敷が取り上げられたのは初です。これ、小道具でゴミ屋敷を作ったんだと思うと、それもまた大変だったろうな~と思わずにはいられず。

そこまでだと本当に淳子はただの嫌われ者なんですけど、少しずつ別の顔が見えてくるんです。

彼女は元々ヤバい人だったわけではなく、介護していた父親の病死を機に、おかしくなっていってしまったと。家がゴミ屋敷になっていったのも、そのときからみたいです。

ゴミ屋敷の問題って、僕も何度かテレビなどで見たことはありますが、きっとそうなっちゃう人って何かしら病んでるんですよね。近所にいたらたまったもんじゃないですし、迷惑極まりないのは間違いないのですが、単にダメな人、迷惑な人、では片づけられない心の闇を感じます。見ていてなんだか痛々しいというか、辛い気持ちにもなっちゃいます。

今回の淳子も、痛々しくて…。

右京さんの「ゴミの山が防御壁」という解釈にも、なるほどな、と思ってしまいました。

御守り、テニス、ゴミ屋敷にあった写真、市役所の担当者など、淳子を紐解く鍵がいくつか提示され、それらを特命係が繋ぎ合わせ、彼女の過去を解き明かしていきます。

その過程で、怪しい人間が三人ピックアップされます。そのうち一人は、まぁ違うだろうなと。ゆえにあと二人のうちのどちらかが犯人であることは容易に推察はできました。しかし、動機が最後までわからなかったです。そして、まさか冒頭のランニングが最後に繋がってくるとは。

ポイントは、なぜ淳子はヤバい女になってしまったか、ですね。いったいどうような心境の変化があったのか。これは見ている側としても、ぜひとも知りたい変化でした。

で、その彼女に起こった「変化」が、この事件にも繋がっていくであろうことは推測できるのですが、その繋がりがなかなか難しかったです。事件に直接というよりは、事件が起こる「きっかけ」に繋がってた感じでしたし。

どちらかというと、淳子の人生というものが主体となった物語でして、事件の方はそれに付随するような形になっていたかと。

解き明かされた淳子の人生は、切ない気持ちにならずにはいられませんでした。

何気に特命係が解き明かしたというよりは、淳子のかつての同僚女性が話してくれた内容が、ほとんどだった気もしますけれど。

亀山くんの「町一番の嫌われ者は、町一番のかわいそうな女性だったか…」との言葉通り、本当にかわいそうな女性でした。きっと純粋だったんだろうなって。純粋過ぎて、自分を守るために、おかしくなっていってしまったんだろうなって。

「自分にしかわからない世界で、一生懸命生きていたんです」という右京さんの言葉が心に残りました。

彼女がゴミを拾い集めていた理由にも、胸が締め付けられました。

もちろん、事情があるからと言って、他人に迷惑を掛けていいわけではないです。彼女の行為は決して擁護されるようなものではないですけれど、その人生に焦点が当てられると、同情せずにはいられないです。

そして冒頭とも重複しちゃいますけど、横山めぐみさんがやっぱり凄かったです。ほぼホームレスみたいな汚い格好の淳子と、過去の美人な淳子、同じ女優さんが演じているとは思えないほどのギャップです。もちろんメイクの効果なんかも大きいですけど、横山めぐみさんの演技があったからこそ、痛々しさや切なさがハンパなかったのは間違いないです。

右京さんと亀山くん、やっぱり二人とも今回も優しかったです。最近特命係の優しさが以前よりも際立ってきている気がします。

優しいといえば、益子さんが特命係にとっても親切でしたね。

ゴミ屋敷の特命係という、珍しいものも見れました。

ゴミ屋敷や心の病、それをサポートする行政の支援、みたいなものにも、少しですがスポットが当てられていたのではないかと思います。支援していた男性も優しかったですね。

捜査一課は格闘シーンを披露してくれました。出雲強かったです。伊丹さんから漏れた一言は、おじさん刑事の本音かもしれないです。

亀山くんに「警視庁一の嫌われ者」なんて言われる伊丹さんにも笑ってしまいました。途中まで伊丹さん不在の事件現場というのも珍しかったです。あれ?伊丹さん今回お休みなのか?と思っていたら、横からフレームインしてきました。

切ない話ではありましたけど、右京さんの新たな変顔など、ちょっとした楽しみも抜かりなかったです。

内村&中園と土師っちは出番無したが、こてまり呑みはしっかりありました。

ゴミ屋敷に住む嫌われ者の人生を辿る物語、楽しませて頂きました。

第16話『町一番の嫌われ者』、面白かったです!

 

ゲスト出演者

それでは続いて、第16話『町一番の嫌われ者』に出演された主なゲストさんを紹介していきます。

横山めぐみ(よこやまめぐみ)

ゴミ屋敷の住人、佐藤淳子役で横山めぐみ(よこやまめぐみ)さん。

何者かに殺害され、遺体となって発見された女性です。「町一番の嫌われ者」として近所でも有名な人物でした。誰かれ構わず喧嘩腰で、そこら中でトラブルを起こす厄介者。町をうろついてゴミを拾い集めていて、自宅はゴミ屋敷と化し、近隣の住民からも迷惑がられています。

横山めぐみさんは別役で二度目の相棒出演です。一度目はS5最終話『サザンカの咲く頃』で、防衛省情報本部主任調査官の水原塔子という役で出ています。スーツの似合う美人調査官でした。2007年のご出演ですので、それから約19振りの相棒出演です。今回はゴミ屋敷の嫌われ者という、前回とは似ても似つかない役。寺脇康文さんとは、『警部補・佐々木丈太郎』というシリーズで、夫婦役でもありました。

 

以上、今回の主なゲストさんは、横山めぐみさん1名になります。

他には、市役所の職員、花山美咲役で我妻三輪子(わがつまみわこ)さん。同じく市役所の職員、菊川久志役で樫尾篤紀(かしおあつき)さん。淳子のかつての同僚、田中百合役で橋本亜紀(はしもとあき)さん。かつて淳子が恋をしていた男、山川浩一役で林田航平(はやしだこうへい)さんなどが出演されています。

我妻三輪子さんは別役で2度目(過去にはS12-5)、橋本亜紀さんは別役で2度目(過去にはS17-17)のご出演です。

 

嫌われ者の横山めぐみ

この度の事件は、一人の女性が公園で遺体となって発見されたことから始まります。付近には争った形跡もあったため、殺人事件を視野に捜査が開始されることに。

被害者は横山めぐみさん演じる佐藤淳子。

で、この佐藤淳子がちょっとした有名人だったんです。

どんな有名人かと言いますと、タイトルにもある「町一番の嫌われ者」として、です。そんなふうに思われてしまうというのは大変悲しいことではありますが、もちろんそうなってしまう理由があります。

淳子は毎日のように町をうろつき、ゴミを拾い集めていたとのことですが、その道中で誰彼かまわず喧嘩腰で食って掛かっていたと。

ゴミバサミで周囲を威嚇しながら歩いています。自分以外全て敵、状態ですね。公園で遊ぶ子どもたちに対しても容赦なく威嚇してました。

当然ときにはトラブルにもなっていたようです。

こんなのが歩いて来たら、まぁ基本は避けますよね。関わり合いたくないですもの。服装も汚らしいですし、見た目はホームレスのようにも見えてしまいますし。

しかしあの横山めぐみさんが、こんな役で再登場するとは。ゲストの項でも書きましたが、以前の登場時はスーツ姿がよく似合う綺麗なお姉さんでしたからね。そのギャップにびっくりです。

淳子はこれだけ嫌われ、トラブルも起こしていたので、その延長線上で何者かに殺害された可能性もあります。

事件に興味を持った特命係も、いつものごとくさっそく勝手に捜査を開始。すると聴き込みにて、淳子がたまにテニスコートを訪れ、テニスサークルの練習を熱心に眺めていたことがわかります。

誰彼かまわずけんか腰だった淳子ですが、ここではただ黙って眺めていたようです。しかしサークルの女性たちが淳子を怖がっていたため、やはりその存在は「疫病神」と言われ疎まれていました。

その後の聴き込みでも、彼女のことを良く言う人間は皆無です。誰もが一様に嫌っています。「この町にあの女が死んで悲しむ人なんて一人もいない」とまで言われていましたからね。

淳子は、普段の言動だけはなく、住んでいる「家」でもまた、近所に大きな迷惑を掛けていました。

 

ゴミ屋敷

淳子の家は、近所でも有名なゴミ屋敷だったんです。

彼女は町をうろついてゴミを集めていました。遺体のそばにも、集めたと思われるゴミがありました。

ゴミの籠には新しめの御守りが付いていますが。中身は空き缶やペットボトルなど、とても役に立つとは思えない物ばかり。

しかし淳子は、このようなゴミを全て自宅に持ち帰っていたんです。ゆえに、家はゴミ屋敷になっています。

もう入口からこんな。

こちらの家は、おそらく相棒ではよく使われるロケ地の一つかと思うのですが、わざわざゴミ屋敷に仕上げたんですよね。ドラマの小道具さんって凄いです。

そして、捜査のため訪れた右京さんと亀山くんも、ゴミ屋敷にびっくり。

中に入るのもままならないほど、どこもかしこもゴミだらけ

先着していた鑑識の方に、中を見たいと伝えると、「覚悟があるならどうぞ」って言われてました。特命係が益子さん以外の鑑識の人と言葉を交わすのは、かなり久しぶりです。

で、中に入った右京さんは「まるでモダンアートのようです」なんて言ってましたが、それ以上は進めずにいったん引き返してました。

これだけのゴミ屋敷ですので、当然ながら近隣住民からの評判も最悪です。匂いもひどいでしょうし、景観も悪いでしょうし、もういいことなんて何もないです。

幸い僕の住んでいる近所にこのような家はないですけど、あったら本当にキツいだろうな~と思わずにはいられない。

近隣住民も苦情は言うものの、彼女は取り合いもしません。本当に厄介です。

市の職員も淳子の家を訪れ改善を図ってていたましたが、思うようには片付かなかったようです。

ゴミ屋敷って、私有地ではありますし、そう簡単に行政がどうこうできる問題ではないんですよね。最終的には行政代執行という方法が取られる例もあるようですが、なかなかそこに至るまでは簡単な道のりではないと。

この家が荒れ始めたのは、淳子の父親が病死してからとのこと。淳子は母を早くに亡くし、ずっと父と二人で暮らしていました。結婚もしていません。で、父が亡くなってから少しずつ彼女の様子もおかしくなっていったんだと。

つまり淳子は元々ヤバい人間だったわけではないんです。家もそれまではゴミ屋敷ではありませんでした。

彼女が「町一番の嫌われ者」になってしまった理由。

それがわかれば、事件の真相にも近づくことができます。

 

嫌われ者の過去

特命係は捜査のため、いったんは引き返したゴミ屋敷に再び挑みます。

ゴミの中で通路を確保してくれた益子さんが呼んでくれました。

ゴミ屋敷でゴミを漁る右京さんという、面白い絵も見れます。

そして右京さんはバラバラになった写真を発見し、それを繋ぎ合わせると…

そこには、「町一番の嫌われ者」になる前の淳子がいました。

テニスをしている淳子が、男性と仲良く写っています。今の姿とは似ても似つかない、美人で笑顔も素敵な女性の姿です。

いったい彼女に何があったのか。

そのヒントとなる人物が一人います。頑なに他人を拒否し、近隣住民の苦情にも耳を貸さなかった彼女ですが、少しだけ心を開いた相手がいました。

それは、淳子の生活改善の支援をしていた、市役所の職員の男性です。

淳子は、彼が担当だった間は、家のゴミの片付けもしていたそうなんです。

なぜ彼女は彼にだけ心を開いたのか。

そして、そんな淳子の過去を知る女性が現れ、彼女が変わってしまったきっかけが、少しずつ見えてきます。

ゴミ屋敷から見つけた写真、テニスを熱心に見る様子、籠に付けていた御守り、そして市役所の職員。それらがどんどん繋がっていきます。

淳子は、深く傷ついていたんです。

彼女は好きで「町一番の嫌われ者」になったわけではありません。家をゴミ屋敷にしたかったわけでもありません。そうなることでしか、自分を守れなかったんです。

事件は、「現実」に抗おうとした彼女の中の「現実」と、本当の「現実」との食い違いで、起きてしまった悲劇なのかもしれません。

 

その他の見どころ

それでは最後に、第16話『町一番の嫌われ者』のさらに細かい見どころを、いくつか挙げてみたいと思います。

天ぷらと胡麻豆腐

いつものメンツでのこてまり呑みにて、いつもとは違ったアングルが。

少し高い位置からでして、これは初めてかもしれません。以前もあったらごめんなさい。

料理もしっかり見えまして、天ぷらとごま豆腐が並んでいます。

美味しそうです。これを見ていたら、僕も日本酒で一杯やりたくなりました。

 

捜一の連携プレー

逃走した容疑者を捜査一課が確保する場面。

出雲→芹沢→伊丹と、見事な連携プレーで確保してます。

最初に出雲が投げ飛ばし、続いて芹沢さんが投げ飛ばし、最後は伊丹さんが確保。

で、伊丹さんの締めの一言が「もうこういうのキツいわー」でした。

捜一の格闘シーンの主役は、出雲麗音に移りつつあるのかもしれないです。

 

モナリザのような微笑み

最近、右京さんが立て続けに変顔を披露してくれていますが、今回もこれまでにないやつを見せてくれました。

角田課長に「何?そのモナリザのような微笑み」と言われてました。続けて「怖いよ」とも。

S24にして、これまでにない色んな右京さんがどんどん出てきますね。

次はどんなのが出てくるのかと、新しい楽しみになってます。

 

右京とテニス

市役所の職員が着ていたポロシャツに、テニスメーカーのロゴが入っているのを見つけた右京さんの一言。

「僕も持ってます」と。

つまり、同じメーカーのポロシャツを右京さんが持ってるってことだと思います。ポロシャツではなく、メーカーの別の物を、という解釈もできますけど。

もしくは、持っているということ自体が嘘であるとも考えられますが。

嘘ではないとしたら、右京さんもテニスをやっている可能性があるのではないかと。または、やっていた、ですかね。

これまで右京さんの趣味は、チェスとかクラシックとか落語とか色々出てきましたけれど、スポーツは初めてなのでは?と思っていましたところ、コメント欄にて、S18元日SP『ブラックアウト』のときにゴルフを多少嗜むとの発言があったと教えて頂きました。

ですのでもし右京さんがテニスをやっているとたら、ゴルフとテニスというスポーツ系の趣味も2つあることに。

これはぜひとも掘り下げて欲しい。

右京さんのテニス姿、見てみたいです。


以上、今日は相棒season24第16話『町一番の嫌われ者』についてでした。

 

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