相棒が好き過ぎて

ドラマ相棒が好き過ぎるが故の戯言と悪ふざけ

相棒シーズン6第1話。裁判員制度に対する問題提起。

「複眼の法廷」

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相棒season6第1話のあらすじと感想

相棒を最初から全話制覇するため、プレシーズンから一話ずつ見ています。そしていよいよ、本日からシーズン6に突入しました!

本日は、シーズン6第1話についての記事になります。

新シーズンの第1話っていつも本当にワクワクしてしまいます。いつも以上にテンションが上がってしまうんですよね。

相棒season6第1話のタイトルは「複眼の法廷」。放送日は2007年10月24日です。2時間スペシャルで放送されたものです。タイトルから何やら法廷が絡んでいることは推測できるのですが、それ以上は全くわかりません。

では、第1話のあらすじから紹介します。ネタバレしない程度のざっくりな紹介です。

交番勤務の警察官が自転車でパトロール中、何者かに銃で撃たれ殺害されます。捜査線上には、かつてこの警察官に銃の密売で逮捕されたこともある男が浮上。容疑者として逮捕され、その後殺害を自白します。そして舞台は法廷に移り、裁判員制度導入後、初の裁判となります。逮捕された男が自白していることや、証拠品が見つかるなどしたため、裁判は簡単に終わるかと思いきや…男は裁判で無罪を主張します。自白は強要されたものだと。その後一人の裁判員が謎の死を遂げると言う事態に。果たして男は無実なのか?裁判の行方は?

ざっとですがこんな感じの流れです。

大変面白かったです。完成度がめちゃめちゃ高くて、どんな展開になるのか目が離せませんでした。最後まで展開が読めず、ドキドキ感もありました。

2時間スペシャルでのシーズン6第1話だったのですが、本当に面白かったです。同じスペシャル物としては、シーズン5の元日スペシャル「バベルの塔~史上最悪のカウントダウン!」の完成度が相当高かったかと思うのですが、それに匹敵するくらいのクオリティでした。

裁判員裁判と言うものにかなりスポットが当てられ、また、自白の強要と言うものも鍵になっています。

社会性のある内容でありながら、サスペンス的な展開も素晴らしいです。

大満足の第1話でした。

相棒の脚本、すごいです。

 

相棒season6のオープニング曲

第1話では、ストーリーに加え、オープニングもとても気になるところです。

シーズン6のOPでは、曲のアレンジ自体はシーズン5までと同じでした。ただ、最後のベース演奏だけの部分がなくなっていて、少し短くなっています。

そして映像ですが、右京さんと亀山くんがたくさん出て来て面白いです。笑

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ちっちゃい右京さん亀山くんがそこらじゅうにいますので、もうどこを見ていいやら。笑

二人でチェスしたりしてる場面もありますね。

今までと違い、若干ですがコミカルな感じもあるかとは思います。

でもやっぱりかっこいいOPですね。

 

相棒season6第1話のゲスト出演者

それでは、シーズン6の幕開け、第1話に主に登場したゲスト出演者を一人ずつ紹介します。今回はゲストさん多いです。豪華です。

石橋凌(いしばしりょう)

まずは、警察官殺しの裁判を担当する裁判官三雲法男役で石橋凌(いしばしりょう)さん。

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石橋凌さんかっこいいですね。裁判官の役もよく似合っていました。現在の石橋凌さんは俳優さんとしてのイメージが強いかと思いますが、ロックバンドARBのボーカルだった人です。僕の嫁はARBが大好きで、かなり昔ですが、石橋凌さんとツーショットで撮ってもらった写真とかも持ってますね。笑

小沢和義(おざわかずよし)

続いて、警察官殺しの被疑者として逮捕された、塚原功役で小沢和義(おざわかずよし)さん。

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小沢仁志さんの弟さんです。小沢和義さんは、強面でヤクザ映画とかの印象が強いんですけど、今回の相棒では銃の密売人で裁判を受ける役です。やっぱり強面ではありますね。

有沢妃呂子(ありさわひろこ)

続いて、警察官殺しの被疑者、塚原功の恋人である森静香役で、有沢妃呂子(ありさわひろこ)さん。

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ドラマなどで活躍していた女優さんですが、2015年に43歳と言う若さで、心不全により亡くなっています。有沢妃呂子さんはこれが相棒には二度目の出演です。僕は気付かずにコメント欄にて教えて頂きました。前回はシーズン5第17話「女王の宮殿」に出演されています。

田中美奈子(たなかみなこ)

続いて、裁判員の一人、倉品翔子役で田中美奈子(たなかみなこ)さん。

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田中美奈子さん、最近あまり見掛けない気がします。今回の相棒では、かなりタチの悪い裁判員の役で出てました。笑

松澤一之(まつざわかずゆき)

続いて、警官殺しの被疑者の取り調べを行った所轄の刑事、有動正役で松澤一之(まつざわかずゆき)さん。

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この俳優さんもドラマなどでよくお見掛けする俳優さんです。強引な取り調べをする刑事の役だったのですが、けっこう怖かったですね。

堀部圭亮(ほりべけいすけ)

続いて、同じく所轄の刑事で、銃の検挙で優秀な成績を残している、辰巳隆一郎役で堀部圭亮(ほりべけいすけ)さん。

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堀部圭亮さんも相棒に出ていたんですね。今回は優秀な刑事の役で出ています。

宝生舞(ほうしょうまい)

続いて、帝都新聞の記者で、美和子さんの後輩でもある、田部井裕子役で宝生舞(ほうしょうまい)さん。

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宝生舞さん、僕は若い頃けっこう好きでした(笑)。最近見掛けないな~と思っていたら、残念ながら2010年に女優を引退しちゃってるんですね。

 

以上7名が、第1話で主に登場するゲストさん達です。今回は多いですね。しかもなかなか豪華な顔触れで。ゲスト出演者さんだけでも満足してしまいそうな第1話です。

 

初めての裁判員裁判

第1話の大きなテーマは「裁判員裁判」です。

裁判員裁判が開始されたのは2009年です。そう言えば、その時期ってマスコミでもかなり取り上げられていたかと思います。僕はもう忘れ掛けてしまっていましたが…。現在も行われているはずですが、取り上げられることがあまりありませんね。

この第1話が放送されたのが2007年の10月です。世間でもかなり話題に上がっていた時期なのかもしれません。

裁判員と言う制度に対する利点や問題点。人を裁くと言うことの重さや難しさ。そう言った問題提起も含まれているようなストーリーでもありました。

右京さん、亀山くんも裁判を傍聴しています。抽選で亀山くんだけが当たったりもしていました。笑

美和子さんも抽選に外れて傍聴できなかったりしてたんですけど、記者の人達って、記者同士で傍聴できた人と情報交換とかしてるみたいですね。

最初は特命係も抽選で裁判を傍聴してたのですが、裁判が進む中、裁判員の一人が変死すると言う事件が発生します。そのため特命係が裁判員の警護をすることに。伊丹さんも後から加わっています。

ですので、おそらく警護枠で普通に裁判を傍聴できるんでしょうね。

右京さん、亀山くん、伊丹さんで裁判を傍聴するシーンも。

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亀山くんも裁判員の警護と言うことで、ビシっとスーツで決めています。

相棒では裁判が取り上げられる場面が過去にもありましたが、今回ほど裁判シーンが中心だったのは初めてではないかと思います。

そして、裁判員と言う制度で人を裁くと言うことについて、考えさせられたりもしました。

今回登場した裁判員達なんですけど、けっこうみんな我儘で言うこと聞かない人達なんですよ。笑

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僕は裁判員になったことがないのでわかりませんが…。実際その通知が着たら、とても困惑するかもしれません。裁判に参加すると言うことに興味はあります。しかし自分が人を裁くと言うことに関しては、とてもそんなことできる気がしません。

裁判員の通知…いつか僕のところにも来る日があるのでしょうか。

 

自白の強要

今回「裁判員制度」と共に「自白の強要」と言うのも大きなテーマになっていたかと思います。

容疑者が眠ることも許さず、恫喝を繰り返して取り調べをするシーンがあったのですが、これがなかなか怖いです。

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実際に犯罪を犯していなかったとしても、強引な取り調べをされたら…やってもいない犯行を自白して楽になりたい、と思うかもしれません。

僕は幸い、まだ取り調べを受けた経験がありませんので、実際の取り調べがどのようなものなのかはわかりませんが…。

強引な取り調べをされたら怖いですね。

実際の冤罪事件であった「足利事件」や「袴田事件」を連想させるようなものがありましたね。僕は以前、この2つの冤罪事件に関する本を読んだことがあったので、すぐにそれを思い浮かべてしまいました。

自白の強要って怖いです。

 

シーズン6第1話その他の見どころ

それでは、本編とはあまり関係はありませんが…第1話のその他細かい見どころもいくつか挙げさせてください。

亀山くんTシャツで登場

亀山くんと言えば、服装は基本的にフライトジャケット羽織ってます。その他のパターンももちろんありますが、基本的にはです。

しかし今回、冒頭からTシャツ姿でした。

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けっこう珍しいかな~と言う絵です。Tシャツ姿で映る時間帯も長かったです。

そしてこの後、裁判員の警護のためスーツ姿になり、最後はいつものフライトジャケットでした。

第1話中で3段階の変化を遂げています。笑

菅原大吉さん再び

裁判員の一人、阿久津真役で菅原大吉(すがわらだいきち)さんが出演しています。ちょい役ですが。

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僕が認識している限りでは、菅原大吉さん相棒に三度目の登場なんですよ。全部違う役で。笑

最初の登場は、シーズン2第11話「秘書がやりました」で秘書の役です。

二度目の登場は、シーズン3第16話「人間爆弾」で、犯人の役です。

それに続き三度目の登場です!!

なかなか高い頻度かとは思います。

果たして四度目はあるのでしょうか?

美和子さんの同僚

今回初めて、帝都新聞の記者で、美和子さんの後輩が出てきました。宝生舞さんが演じていた記者です。

そして、度々登場する阿南健治さん演じるキャップも出てます。シーズン5の最終話でも出てましたね。

それに加え、美和子さんが帝都新聞時代の同僚も出ています。菊池均也(きくちきんや)さんが演じる牧志乃武と言う記者さんです。

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今回はけっこう、帝都新聞の関係者が色々出ていた気がします。

杉下右京のクレジットカード

右京さん使っているクレジットカードが出ました!

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だから何だと言われればそれまでなのですが…ちゃんと裏に「杉下右京」って書いてあったので、それがなんだか面白くて。笑

書かずにはいられませんでした。

裁判官の思惑

特命係の活躍により、最後は事件を解決する形にはなったのですが…

完全に解決したわけではなかったんです。疑惑が残ったまま終わってしまうんですよ。

石橋凌さんが演じる裁判官の三雲法男。彼はとても優秀で正義感のある裁判官です。しかし、実は彼にはある思惑があったのではないか…と。それが原因で、起きなくても良い事件が起きてしまったのでは?と右京さんは考えるわけです。

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しかしそれを証明することはできず。最後の最後までは詰められなかったんです。

そう言った意味では、少し悔しさの残る第1話だったかもしれません。特命係的にです。

僕としては、本当に面白かったので大満足ですが。

以上、今日は相棒season6第1話「複眼の法廷」についてでした。

 

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