「逃亡者」
相棒season7第12話のあらすじと感想
本日は、シーズン7第12話についてです。
相棒season7第12話のタイトルは「逃亡者」。放送日は2009年1月21日です。「逃亡者」と言いますと、ハリソン・フォードとトミー・リー・ジョーンズの映画をまず僕は思い浮かべてしまいますが…相棒の「逃亡者」はどんな内容なのでしょうか。
ではまず、簡単にではありますが、第12話「逃亡者」のあらすじから紹介します。
歩道橋の階段から転落死した女性の遺体が発見され、直前には男女が言い争う声も。捜査一課は所轄の刑事とともに捜査を開始します。一方右京さんも110番の録音を手掛かりに、容疑者だと思われる人物に近づきます。しかし容疑者として浮上した男は外国人で、すでに母国に逃亡した後でした。その国と日本には犯罪人引渡しの条約がないため、犯人を逮捕することができません。そんな中、容疑者の男が逃亡先の国で遺体となって発見され…。
おおまかですが、こんな感じの流れです。
これが亀山くんがいなくなってから三話目の事件になるわけですが、今回はちょっと「亀山ロス」感がありましたね。亀山くんが登場しないことが、なんだか違和感があったと言うか、物足りなさを感じてしまいました。
しかしながら、それには関係なく、話の内容自体は今回も面白かったです。
「犯罪人引渡し条約」と言うのが大きなテーマになっていて、架空の国ではありますが、南米の「ルベルタ」と言う国と日本の間で犯罪人を巡り事件が展開して行く流れです。相棒では初めてのパターンですね。
ちょっと悲しい事件でもありましたし、「犯罪人引渡し条約」に対しての問題提起をしているような内容でもありました。
また、伊丹さんのかっこいい一面なども見ることができて、けっこう中身の濃い第12話でした。
亀山ロス感は多少ありましたが…それでもじゅうぶん楽しめる第12話でした!
相棒season7第12話のゲスト出演者
それでは次に、第12話に主に登場したゲストさんを紹介します。
丸山智己(まるやまともみ)
まず、女性が転落死した事件を担当した所轄の刑事、左勇馬役で丸山智己(まるやまともみ)さん。
ドラマなどでもたまにお見掛けする俳優さんですね。今回一番のメインはこの丸山智己さんです。
山下徹大(やましたてつお)
続いて、転落死した女性と交際していた男性、志茂川真役で山下徹大(やましたてつお)さん。
失礼ながら僕はこの方は知らない俳優さんだったのですが…なんとこの山下徹大さん、加山雄三さんの息子とのことです。コメント欄にて教えて頂きました。今回そこまでメインでの出演ではありませんが、重要な役で出ています。
英玲奈(えれな)
続いて、海外へ逃亡した犯人と交際していた女性、エリ・コバヤシ役で英玲奈(えれな)さん。
この女優さんも僕は失礼ながら知らない女優さんだったのですが、モデルさんみたいですね。とても美人さんでした。そしてなんと、英玲奈さんは中山エミリさんの妹とのこと。こちらもコメント欄にて教えて頂きました。そう言われると、どことなく似ている気はしますね。
今回主に登場するゲストさんはこの3名になります。一番のメインは丸山智己さんかと思います。
犯罪人引渡し条約
今回の事件では、犯人が海外に逃亡してしまい逮捕できない、と言う事態が発生しました。
そこで障害となったのが「犯罪人引渡し条約」と言う国家間の条約です。これは国外に逃亡した犯罪容疑者の引き渡しに関する国際条約です。
相棒の中では、日本がこの「犯罪人引渡し条約」を結んでいるのはアメリカと韓国の二か国のみと紹介されています。この回が放送されたのが2009年ですので、その後日本とこの条約を結んだ国はないのかな~と調べてみたところ…
2016年現在でも、やはりこの二か国のみでした。
ブラジルとの間には、条約締結の動きなどはあるようですが、現時点ではまだアメリカと韓国のみなんです。
つまり、日本で犯罪を犯した外国人が、アメリカと韓国以外の国に逃亡した際には、その身柄を日本に引き渡してもらうことができないと言うことになるわけです。
今回の相棒では、犯人が逃げた先が「ルベルタ」と言う南米の国でした。これは相棒の中での架空の国なんですけどね。日本とルベルタの間には「犯罪人引渡し条約」が結ばれていないため、犯人を逮捕できないんです。
つまり「逃げ得」と言う状態になってしまうんですね…。
そして、そのことに対しての問題提起をするような内容でもありました。
僕もそんな現状については全く知らなかったので、勉強になりました。
今後何かしら良い方向に変わって行ってくれたら良いですよね。
伊丹さんのかっこ良さ
今回登場した所轄の刑事なんですけど、最初は伊丹さん達捜査一課に対して、けっこう態度が大きかったりするんです。
ですので最初は伊丹さんとけっこうぶつかります。伊丹さん怒ってます。
その刑事は悪い奴ではないんですけどね。熱い男でもあるのですが。
いずれ所轄から本庁の捜査一課への異動も決まっていたらしいです。伊丹さん達と一緒の部署になる可能性もありました。それだけ優秀な刑事でもあったんだと思います。
しかし、今回の事件で、熱い想いが故の勝手な行動などがあり、本庁への異動の話がなくなってしまいます。
そんな彼に対し、最後に伊丹さんが別れ際に…
「いつか本部に上がって来い。お前みたいなバカ、嫌いじゃないぞ」
と言葉を掛けるんですよ。
これがけっこうかっこ良いシーンで。
グッときました。
伊丹さんかっこ良かったです!!
シーズン7第12話その他の見どころ
それでは、さらに細かい第12話の見どころをあれやこれやと挙げてみます。
捜査一課が机の上に布団を
捜査一課の泊まり込みのシーンが映りました。
伊丹さんが机の上に布団を敷いています。笑
伊丹さんが敷いた布団を三浦さんが奪って寝ようとしちゃうんですけどね。笑
他にも同じように机の上に布団を敷いて寝てる刑事もいます。
伊丹さん達、いつもこんなふうにして警察に泊まり込んでるんですね。
実際の警察ではどんなふうに泊まり込みをするのかわかりませんが…刑事って大変なんだな~と思ってしまった一場面でした。
スペイン語にも詳しい右京さん
右京さんは語学に堪能です。
英語はもちろんペラペラで、さらにはフランス語も話せるのでは?と言うような場面も過去には何度か出てきています。
そして、今回はなんとスペイン語も話せるのか?と言う場面が。
110番通報の録音を分析している場面なのですが、右京さん辞書を片手に分析しています。
辞書を手にしていますので、完璧に理解できると言うわけではなさそうですが…それでもヒヤリングだけで単語を理解しているようですし、おそらくそれなりに知識はあるのではないかと。
もしかしたら、少しでしたらスペイン語も喋れそうな感じでしたね。
さすが右京さんです。
右京さん小野田さんが頻繁に
右京さんと小野田さんの食事シーンやお茶するシーンは、特に珍しくはありません。
たまに出てきますからね。
今回も回転寿司で食事をする場面が登場しました。回転寿司と言えば、二人の食事シーンでは一番の定番です。
ここで小野田さん、お茶の入れ方がわかっていないようで、失敗して右京さんに教わってました。笑
食事シーンは今回一回だけです。
しかしです。
お茶をするシーンがなんと3回も登場しました。
場所は相棒ではよく登場するお洒落なカフェです。ロケ地は「日比谷茶廊」と言う日比谷公園の中にあるレストランにようです。
右京さんと小野田さんはいつもこの外の席でお茶しています。
今回の相棒では、ここでお茶をするシーンが別々に三回登場してるんですよね。
これはかなり珍しい頻度ではないかと思います。
かなり頻繁に二人でお茶してます。
仲良しですね。笑
ミサンガを付ける右京さん
手首などに撒く、ミサンガってありますよね。自然と切れたら願い事が叶うと言うやつです。一時期けっこう流行っていたかと思います。
僕は一度も付けたことはありませんが…。
そのミサンガを、右京さんが付けてました!
右京さんがミサンガって、イメージとしてはあまり結び付かないので、意外な感じがします。
事件に関係して、右京さんも付けてみた流れなんですけどね。
このミサンガがこの後どうなるのか気になるところではありますが。笑
以上、今日は相棒season7第12話「逃亡者」についてでした。