「特命」
相棒season7最終話のあらすじと感想
本日は、シーズン7最終話(第19話)についてです。
いよいよシーズン7もこれが最後の回となります。そしてこの最終話では、大注目の展開が!
相棒season7最終話(第19話)のタイトルは「特命」。放送日は2008年3月18日で、2時間スペシャルで放送されたものです。
それでは、最終話「特命」のおおまかなあらすじから紹介して行こうと思います。
ある女性からの郵便を受け取った右京さん。そこには殺人現場と思われる、写真のような絵が描かれていました。絵を描いたのは知的障害のある男性です。右京さんは差出人の住む村へと向かい、その絵を元に一人で捜査を開始します。絵のような殺人は実際に行われたのか調べるために。一方その頃、警備企画課の神戸尊は、上層部に呼び出され、特命係に潜入するよう命じられることに。特命係が警察組織に必要な存在なのかを見極めて来いと言う指令です。右京さんを追い村へと向かう神戸尊。その後右京さんと共に事件の捜査をすることになるのですが…果たして事件の真相は?そして特命係はどうなるのか?
ざっくりですけど、こんな感じの内容です。
今回は、最も注目するのは神戸尊の初登場です。
亀山くんが去ってしまってから、特命係は右京さん一人でした。そこになんと新しい相棒が配属されて来るわけですよ。これはもう大ニュースです!
僕は元々、夕方の再放送で相棒を好きになりましたので、二代目の相棒が神戸くんであることは既に知っています。ですがリアルタイムでこの回を見てた人は、かなりドキドキしたのではないかな~と。新鮮だったのではないかな~と思います。僕もできればリアルタイムでこの回を楽しみたかったです。
事件そのものを右京さんが解明して行く流れも、もちろん面白かったのですが、やっぱり神戸くんと右京さんの初絡みと言うのが、一番面白かったですね。
そして、これがシーズン7の最終回になるわけなのですが、次のシーズン8の期待感がもの凄く膨らむ回でした。
とても楽しめる最終話でした。
相棒season7最終話のゲスト出演者
それでは次に、第19話に主に登場したゲスト出演者の皆さんを紹介します。神戸尊演じる及川光博(おいかわみつひろ)さんは、この回から特命係ですので、ゲスト出演者枠には入れない形にしてしまいます。
前田吟(まえだぎん)
まず、右京さんが捜査に訪れた村で、区長をしている小池源一役で、前田吟(まえだぎん)さん。
前田吟さんが相棒に出ていたこと、僕は初めて知りました。この前田吟さん演じる小池源一の妻が病死したのですが、右京さんはその死因に疑問を持ち捜査をする形です。
日野陽仁(ひのようじん)
続いて、区長の小池源一の弟である、小池晋平役で日野陽仁(ひのようじん)さん。
この俳優さんもドラマや映画などでよくお見掛けする俳優さんですね。失礼ながら、僕はお名前を初めて知りました。
伊嵜充則(いさきみつのり)
続いて、区長の小池源一の息子である、小池福助役で伊嵜充則(いさきみつのり)さん。
なんとなく見たことあるかな~と言う俳優さんですね。知らずにすみません…。
宮本真希(みやもとまき)
続いて、右京さんに郵便を出した女性、山口直弓役で宮本真希(みやもとまき)さん。
この女優さんも、僕は失礼ながら知りませんでした。元宝塚の女優さんみたいです。
やべきょうすけ
続いて、右京さんに郵便を出した山口直弓の弟で、知的障害を持った山口毅一役で、やべきょうすけさん。
やべきょうすけさん、チンピラとかの役が多いイメージがありますが、相棒では知的障害でサヴァン症候群の役で、なかなか凄かったです。
苅谷俊介(かりやしゅんすけ)
続いて、村の和尚さんである法春役で、苅谷俊介(かりやしゅんすけ)さん。
苅谷俊介さん、刑事とかの役が多いイメージを僕は勝手に持っていたのですが、今回の相棒では和尚さんの役です。
今回主に登場するゲストさんはこの6名でしょうか。最終回だけあってゲストさん多いですね。一番のメインは、ここには挙げていない神戸尊を演じる及川光博さんでしたが。
神戸尊の初登場
二代目相棒である神戸尊がついに初登場しました。
初代相棒である亀山薫が、シーズン7の第9話にて特命係を卒業してしまい、第10話~第18話までは特命係は右京さん一人です。代わる代わる誰かしらが右京さんとコンビを組んだり、もしくは右京さん完全に一人で事件を解決したりしてました。
そして最終話であるこの第19話にて、ついに新しい相棒が誕生したんです。
それが及川光博さん演じる神戸尊(かんべたける)です。
このかなり後の話で申し訳ないのですが、三代目相棒の甲斐享、四代目相棒の冠城亘は、それぞれ新シーズンの第1話で登場しました。
ですので、最終話で初登場するパターンと言うのは、唯一この神戸尊だけになります。
そこからシーズン8に繋がっていくわけです。
長年相棒を務めた亀山くんがいなくなり、右京さん一人きりの特命係が続き…最後に新しい相棒が現れると言う、このシーズン7は相棒史上一番大きな転換期となったシーズンではないかと思います。
亀山くんがいなくなり、この後どうなるのか?
右京さん一人のまま?
亀山くん戻って来るの?
など、当時リアルタイムで見ていた人は色々考えていたかもしれません。
それが二代目の相棒が登場と言う形に。
これは興奮しますよね。亀山ロスを吹き飛ばすくらい、シーズン8が楽しみになります。
神戸尊が特命係配属になった理由
新しい右京さんの相棒として特命係に配属された神戸くんですが、それには理由があるんです。
今まで特命係配属になった人は皆「左遷」させられて特命に飛ばされてきた形です。何かしらやらかして特命係配属になっちゃってたんです。
亀山くんも左遷させられたパターンでした。刑事なのに人質になると言う失態を犯してしまい、特命係に来ることになったんです。
ところがです。
神戸くんの場合は違うんです。
警察の上層部に呼ばれる神戸くん。その中には小野田官房長の姿もあります。
この時点では神戸くん「警備局警備企画課」に所属していたみたいですね。情報分析などを行う部署みたいです。
しかも、階級は「警視」です。右京さんは「警部」ですので、右京さんよりも上の階級なんです。
かなり優秀なようで、キャリア組として出世が約束されているようなポジションにいたのではないかと思います。
そんな神戸くんがお偉いさん達に呼び出され、その場で「警察組織に特命係は必要なのか。杉下右京は必要なのか」それを見極めて来るように命じられるんです。
この最終話のタイトルは「特命」ですが、まさにタイトル通りの特命を神戸くんは受けるわけです。
悪く言えば「スパイ」みたいなもんです。特命係の内部に入りこんで、その必要性を調査する役目なわけですからね。
神戸くんは、そのような役目を仰せつかって、特命係配属になったわけです。階級もその時点で「警部補」に降格になったみたいです。
もちろん右京さんはそのことを知りませんが。
二代目相棒の誕生です。
神戸尊と相棒メンバーとの初絡み
特命係に配属された神戸くんは、早速特命係の部屋に出勤します。
まずそこで角田課長と初対面をしています。
神戸くん、事前に右京さんの顔は認識していなかったようで、角田課長を右京さんかと最初は思ったみたいですね。部屋には角田課長しかいなかったので。笑
どうやら右京さんの行方がわからずに、まだ右京さんとは会えません。
続いて、内村刑事部長と中園参事官にも挨拶に行きます。
内村さんと中園さんは、神戸くんの「特命」のことを知らないみたいですね。この二人にも内緒で進められた話なんでしょうね。
その後、右京さんを探す神戸くんは、捜査一課トリオとも初対面しています。その場で三人と握手してます。笑
この握手に対して、捜査一課トリオがぎこちない感じの対応で、笑ってしまいました。笑
面白いシーンでした。
その後米沢さんとも初対面をします。
米沢さんに右京さんの行く先を聞き、右京さんのいる村へと向かいます。
定番の相棒メンバー達と神戸くんの初絡みです。
神戸尊と杉下右京の初対面
なかなか右京さんと会えなかった神戸くんですが、ついに初対面を果たします。
場所は旅館の一室です。
右京さんの訪れていた村は、多摩の方みたいなんですけど、けっこう山奥でして、右京さんは旅館に宿泊してたみたいです。
右京さんが泊っている部屋を神戸くんが訪れ、初対面する形です。
右京さんが旅館に泊ってるシーンと言うのも、おそらく相棒では初めてですので、貴重ではないかと思います。笑
それに加え、二代目相棒の神戸くんとの初対面が旅館の部屋。
この時、神戸くんは右京さんと握手しようと手を出すんですけど、右京さんはそれをスルーします。笑
貴重な二人の初対面シーンが見れて嬉しいです。
この後、亀山くんの話題が二人の間で出るのですが、右京さんは神戸くんに対し…
「君は亀山くんの代わりにはなれません」
って言ってます。右京さんにとって、亀山くんってとても大事な相棒だったんでしょうね。
また、最後の方でも神戸くんは「亀山巡査部長にも会ってみたい」とパソコンに打ち込んだりもしています。
亀山くんの名前が出ると、それだけで嬉しくなりますね。
サヴァン症候群
神戸くんの初登場の方にばかり注目してしまうのですが、事件の方ももちろん内容が濃くて面白かったです。
今回は「サヴァン症候群」の男性が描いた絵と言うのが、事件解決の大きな鍵になっていました。
僕はサヴァン症候群については、なんとなくは知っています。なんとなくですが。
ウィキペディアによりますと…
サヴァン症候群(サヴァンしょうこうぐん、英語: savant syndrome)とは、知的障害や発達障害などのある者のうち、ごく特定の分野に限って優れた能力を発揮する者の症状を指す。
とあります。例としては、ランダムな年月日の曜日を言えたり、写真を少し見ただけで、細部にわたるまで描き起こすことができたり、並外れた暗算をすることができたり、などなど。
つまり、知的障害を持ってはいますが、何かしらに特化した能力を持っている人のことを指すようです。映画で「レインマン」と言うのがありますが、あれですね。
今回の相棒で登場した男性は、自分が見た光景などを、写真のように細部まで描き起こすことができる、と言う才能を持っていました。
こちらが彼が描いた絵です。
写真のような絵です。この絵がきかっけとなり、右京さんが捜査を進めたわけです。
僕はまだ実際にサヴァン症候群の方と接した機会はありませんが…
なんだかとても不思議な能力だな~と思ってしまいます。
相棒では最後、とても悲しい結末になってしまって、僕は泣きそうになっちゃったんですけどね。
シーズン7最終話その他の見どころ
それでは、最終話のさらに細かい見どころをあれこれと挙げてみたいと思います。今回は神戸くんネタが中心になります。
神戸くんのYシャツ
神戸くんと言えば、いつもお洒落なYシャツを着ているイメージが僕はありました。
色も白ではなく、ちょっと派手な感じで。
ですが今回、神戸くんのYシャツは白でした。
真っ白です。無地です。
てっきり最初から派手なYシャツ着てたのかな~と思ったら、最初は普通の白いYシャツだったんですね!
特命に配属される前の、お偉いさん達に呼ばれた場面では、茶色っぽいYシャツ着てたので、もしかしたら特命係の初日だけ、右京さんへの礼儀として白だったのかもしれないですね。
最後に特命の部屋のシーンがあるのですが、そこでは神戸くん、白ではなく色付きのYシャツを着ていましたので。
神戸くんは死体が苦手
神戸くんが死体に遭遇するシーンが二度出てきました。
どちらも死体を前にして、ちょっと避けてましたね。笑
どうやら神戸くんは死体が苦手のようです。
今までは警察でも警備局と言う、情報収集などの部署にいましたので、きっと死体には慣れていないんだと思います。
今後の神戸くんに注目したいです。
神戸くんの車と運転
神戸くんの車も初登場しました。
僕は車種など全く詳しくないのですが、GT-Rと言う車種みたいですね。
そして、おそらくこれは神戸くんの自家用車ではないかと思います。覆面パトカーである可能性も否定はできませんが…。
右京さん、神戸くんが運転する車に何度か乗せてもらうんですけど、神戸くんの運転が荒いんですよ。笑
それで最後の方では、送っていきますよ、と言って神戸くんに言われるんですけど、断ってます。笑
今後右京さんは神戸くんの車に乗るのでしょうか?
神戸くん最初は「杉下警部」
初代相棒の亀山くんは、右京さんのことを「右京さん」と呼んでました。
それに対し、二代目相棒の神戸くんは…
「杉下警部」と呼んでいます。
おそらくこの先は「杉下さん」に変わって行くと思うのですが、現段階では「杉下警部」と呼んでいました。
いつどこで、どのようなタイミングで呼び方が変わるのか、注目して見て行きたいです。
優しい神戸くん
神戸くんが車で運転中に、道路で寝ている男性を発見します。
事故に遭わないよう、道路の隅に移動させて、いったんは車を発進させるのですが…
やっぱり戻って来て、車に乗せて自宅まで送ってあげるんですよ。
神戸くんの優しい一面が見れたワンシーンでした。
捜査一課トリオも旅館に
右京さんと神戸くんがいる旅館に、捜査一課トリオもやって来ます。
右京さんの部屋に全員集合です。笑
みんなで旅館にいると言うシチュエーションはなかなか見られないかと思いますので。笑
貴重です。
小野田さん花の里に来店
小野田官房長が、久しぶりに花の里に現れました。
前回来店したのはシーズン4の第11話ですので、それ以来の来店です。そしてこれが三度目の来店です。
近くを通り掛かったとのことですが、神戸くんについて右京さんに探りを入れに来た感じです。
神戸くんについて小野田さんが右京さん質問します。
右京さんは神戸くんのことを…
「頭は良さそうですが、端々に官僚臭さが漂いますね」
「亀山くんとは違って、腹の内は読みづらいタイプ」
「自信過剰のきらいもありますね」
「運転が乱暴です」
と答えています。
右京さんの神戸くんに対する最初の印象、こんな感じだったんですね。
これがどのように変わって行くのか見ものですね。
以上、今日は相棒season7最終話(第19話)「特命」についてでした。
早くシーズン8が見たくてたまりません。