「錯覚の殺人」
相棒season8第4話のあらすじと感想
本日は、シーズン8第4話についてです。
相棒season8第4話のタイトルは「錯覚の殺人」。放送日は2009年11月11日です。何かしら錯覚がテーマになる話ではないかと想像できます。そのままですが…笑。
では、第4話「錯覚の殺人」のあらすじから紹介します。ざっくりですが。
テレビ局で総務部に勤務する女性が、局内のスタジオで転落死します。事故の可能性が高いと思われたのですが、たまたまテレビ局に居合わせた右京さんは、殺人事件の可能性を疑い、神戸くんと共に捜査を開始します。そしてその日にテレビ番組のゲストとして来ていた大学教授に疑いの目を向けます。その教授は視覚心理学の教授で、「錯覚」の専門家です。果たして右京さんと神戸くんは真相を暴き出すことができるのか?
おおまかではありますが、こんな感じの内容です。
今回も面白かったですね!!
神戸くんシリーズであるシーズン8はこれで4話目になるわけですが、どの回もクオリティが高い感じがします。毎回様々な角度からの攻め方で楽しませてくれますね。
事件の展開に加え、新相棒である神戸くんと右京さんの絡みも新鮮ですので、相棒の面白さに、より磨きが掛かっている気がします。
そして今回は「錯覚」と言うのが大きなテーマになっていて、犯人はなかなか強敵なんですよ。
あの右京さんも簡単には真相に辿り着けません。
錯覚の専門家vs右京さんの闘いも見物です。
その他の見どころも色々あって、とても楽しめる第4話でした。
相棒season8第4話のゲスト出演者
それでは続きまして、第4話にメインで登場したゲストさんを紹介します。今回主に登場したゲストさんは一名のみになります。
近藤芳正(こんどうよしまさ)
知覚心理学の大学教授で、錯覚の専門家、好田究役で近藤芳正(こんどうよしまさ)さん。
この近藤芳正さん演じる大学教授が、なかなか手強い相手なんです。近藤芳正さん、大学教授の役がとても似合っていました。右京さんとの闘いはかなり面白いです。
今回主に登場するゲストさんは、この近藤芳正さんのみになります。
錯覚vs特命係
今回の事件は「錯覚」と言うのが大きなテーマになっています。
特命係が犯人ではないかと疑う相手は「錯覚」の専門家である視覚心理学の教授です。錯覚研究の第一人者とのことです。
錯覚と言いますと、よく騙し絵のようなものが出てくるかと思います。僕もまず騙し絵のようなものを思い浮かべてしまいました。
今回もその教授が、特命の二人に対して、錯覚の例を示しています。
例えば、以下の3つで一番長いのはどれか?と言うものです。
僕もこれは見たことがあります。
一番下のものが最も長く見えてしまいますよね。
しかしこれ、長さが違うように見えるのは錯覚で、実際はどれも同じ長さなんですよね。
脳が勝手に長さが違うと認識してしまうらしいんですよ。
不思議ですよね~。
同じような例題がいくつか出てきたのですが、神戸くんはことごとく騙されて、悔しそうでした。笑
そして、神戸くんはこの大学教授が嫌いのようで、「自分が人よりも頭が良いと思ってる人間が嫌い」だと言ってましたね。
一方の右京さんは、騙されることなく正解を言い当てていました。
さすが右京さんです。
右京さんがこの錯覚のトリックをどのように見破って行くのか…それが今回一番の見どころです。
神戸尊を怪しむ伊丹さん
伊丹さんが、神戸くんの存在を怪しんでいました。
なぜ神戸くんが特命係に配属になったのか?と。
元々神戸くんは、推薦組と言う、出世が約束されたような位置にいたわけです。伊丹さんもそれを知っていて、そんな神戸くんが特命係に来たのは、それなりの理由があるはずだと。
そして、芹沢さんに特命係に張り付くように指示します。神戸を探れと。
ですので結果的に今回は、右京さん、神戸くん、芹沢さんの三人で行動すると言う場面が多くなってるんですけどね。
しかし、伊丹さんは何も神戸くんのスパイに勘付いているわけではないんですよ。
神戸くんが特命に来たのは「必ず何かやらかしてるはずだ」と思ってるんです。ヘマをして飛ばされたと。
そして、それを突き止めて、神戸くんの弱みを握りたいみたいなんです。笑
伊丹さんのそう言うところ、好きです。笑
シーズン8第4話その他の見どころ
では、さらに細かい、本編とはあまり関係ないような見どころもあれこれと。
テレビ局が舞台
今回はテレビ局が舞台となった事件でした。
過去にはシーズン4第10話「殺人生中継」でもテレビ局が舞台となっていますので、相棒では二度目です。
そしてこちらが今回のテレビ局です。
セントラルテレビと言う架空のテレビ局だったのですが、この建物が気になって調べてしまいました。
実際はテレビ局なのかな~?と思ってしまい。笑
こちら、東京の江東区にある「テレコムセンター」と言う建物でした。かつてはTOKYO MXテレビの本社がこの建物内にはあったみたいです。
実際にテレビ局としても使われていた場所なんですね。
タツミ急便
相棒内で出てくる企業名などは、定番のものがいくつかあります。
それは「ヨツバ」と付く社名のものか、もしくは「タツミ」と付く社名のものです。
今回は「タツミ」の方が付く「タツミ急便」が出てきました。
タッちゃん急便とも呼ばれていましたね。
さらには、相棒内でもたま~にサブリミナル的に登場した謎のマスコットキャラ、「タッちゃん」が久しぶりに登場しています。ポスターしか出ていませんが。
こちらは「タツミ」と付く企業のマスコットでもありましたので、その関係で登場したものと思われます。
「集まれとんちっち」なる番組のポスターに出てますね。
前回の登場は、同じくテレビ局が舞台となったシーズン4第10話「殺人生中継」の時ですので、かなり久しぶりの登場となります。
ルナクライシス
相棒でロックバンドが登場しました!
バンド自体は出てないのですが、ポスターとか出てました。
その名も「LUNA CRISIS」(ルナクライシス)です。
シーズン6の第6話「この胸の高鳴りを」では「Dee Providence」と言うバンドが登場しましたので、それに続き2つ目となるバンドの登場ですね。笑
是非このルナクライシスの曲も聴いてみたいですね。
神戸くんの報告書
神戸くんは、杉下右京を調べるために特命係に潜入しています。
その報告書をパソコンに打ち込む場面がこれまでも何度か出てきましたが、今回も最後に出てきます。
神戸くんはその文章の中で「杉下右京の洞察力、並びに真相の看破に至る推理力が卓越していることを再確認」と書いていますね。
右京さんの卓越した才能を認めているんです。
神戸くんも右京さんが凄いと言うことは、これまでの数回の事件でじゅうぶん理解したんだと思います。
今後の神戸くんが、どのように心境を変化させて行くのか。
見守って行きたいと思います。
以上、今日は相棒season8第4話「錯覚の殺人」についてでした。