「最後のアトリエ」
相棒season9第3話のあらすじと感想
本日は、シーズン9第3話についてです。
相棒season9第3話のタイトルは「最後のアトリエ」。放送日は2010年11月10日です。タイトルから、何かしら画家や絵画が関係していそうな内容ではないかと推測できます。
それでは最初に、ざっくりですが第3話「最後のアトリエ」のあらすじから紹介します。
様々なイベントなどを手掛ける会社の社長が、何者かに灰皿で殴られ死亡します。殺人事件として捜査が開始されますが、右京さんはある画家の個展と、その画家の生涯を綴った本に注目します。その画家とは、22歳と言う若さで病によりこの世を去った天才画家で、未発表の絵画が複数発見されたことで、本の出版や個展の開催などが決まった経緯がありました。そして、右京さんは一人の老人に疑いの目を向けることに。彼は若き日の画家の友人で、出版された本の元となった手紙の提供なども行っています。果たしてその老人は事件に関わっているのか?それとも?特命係が真相を究明します。
今回も面白かったですね~!
面白かったのですが、悲しい事件でもありました。
第1話~2話の「顔のない男」も悲しい側面がありましたが、この第3話はさらに悲しい事件だったかと。
何が悲しいって、犯行の動機なんですよ。もちろん殺人は許される行為ではないとは言え、この被害者がまたひどい奴なんですよ。僕もつい、犯人の方に感情移入してしまいました。
そして、22歳で生涯を終えた天才画家とその友人。若かりし頃の二人の画家の物語が、これまたいい話だったりもします。
今回は、一枚の絵画が大きな鍵になっていた事件です。相棒では過去にも何度か絵画に関わる事件が発生していますが、神戸くんが特命係に来てからは初めてですね。今回もとても魅力的な絵画が登場していました。
相棒の中で登場する絵画って、どれも素敵だな~と思ってしまうのは僕だけでしょうか?笑
ストーリーはもちろん、絵画も含め楽しめる内容でした。
面白かったです!
相棒season9第3話のゲスト出演者
それでは次に、第3話に主に登場したゲストさんを紹介します。今回メインで登場したのは一名です。
米倉斉加年(よねくらまさかね)
若くして亡くなった天才画家の友人、榊隆平役で米倉斉加年(よねくらまさかね)さん。
ドラマや映画などでよくお見掛けする俳優さんですね。今回の相棒では、天才画家の友人であり、彼自身も画家と言う役でした。自身も作家、絵本作家、絵師としても活躍されています。残念ながら2014年に80歳でお亡くなりになっています。ご冥福をお祈りします。
今回主に登場するゲストさんは、この米倉斉加年さんのみになります。彼が演じる画家を中心にストーリーは展開して行きます。
夭折した天才画家の絵
22歳と言う若さで、結核によりこの世を去った天才画家、有吉比登治。
もちろん彼は実在の画家さんではなく、架空の人物です。
今回の事件は、そんな彼の絵を巡る事件です。
彼が死の間際に完成させた一枚の絵。「晩鐘」と言うタイトルの絵がこちらです。
晩鐘と言うのは、夕方につく鐘のことみたいです。
絵の中には鐘が描かれていませんが、きっとこの景色の中には鐘の音があったんだろうな~と。ドラマ内でもそんなことが右京さんの口から語られていました。
僕は絵心が全くありませんので、今まで画家を志したことはないのですが、絵を描けたら素敵だろうな~と思ったことはあります。相棒の中で登場する絵も、どれも素敵だと思ってしまいますし。
「晩鐘」の他にも新たに見つかった絵が24枚あったと言ってましたので、全部見たくなってしまいましたね。笑
特に絵に詳しいわけではないんですけどね。価値とかもわからないですし…笑。でも絵を見るのはけっこう好きな方かもしれません。
どんな絵にもストーリーがあって、描いた人の想いもあるんだろうな~と思いますし。
最後の場面で右京さんが「絵の価値は見た人が決めるものです」って言ってたんですけど、きっとその通りなんでしょうね。
今回の相棒を見ていたら、無性に美術館に行ってみたくなってしまいました。笑
シーズン9第3話その他の見どころ
それでは続きまして、さらに細かい第3話の見どころをあれこれと。
右京さんたまきさんと美術館デート
右京さんがたまきさんと美術館デートをしていました。
デートと言うと右京さん怒るとは思うんでけどね。笑
二人で仲良く一枚の絵を見ています。
そして、この二人が見ている絵も有吉比登治のものなんですよ。たまきさんがこの画家の絵が好きみたいで、それで右京さんを誘って美術館に来た様子です。
二人のデートシーンはほっこりしていていいですね。
プチ情報なのですが、右京さんとたまきさんが見ているこの絵、過去の相棒でも登場してるみたいなんですよ。笑
コメント欄にて教えて頂いたのですが、シーズン6第5話「裸婦は語る」で出てきた画家の絵として登場してるみたいです。小道具の使い回しですね。笑
画家の生涯を描いた本
若くして他界した天才画家、有吉比登治の生涯を描いた本。
そのタイトルは「筆折れ命果つるまで」です。
今回は「晩鐘」と言う一枚の絵に加え、この本も重要な鍵になっていました。
そして、この本の装丁もまたかっこ良いんですよね。
とても魅力的な装丁です。
右京さんもたまきさんも読んだみたいですね。
僕のこの本、是非読んでみたいです。笑
そしてなんと、この本の作者は「北之口秀一」となっているのですが、これはシーズン5第6話「ツキナシ」で川崎麻世さんが演じた直木賞作家と同じ名前なんですよ。僕はこれ全く知らず、コメント欄にで教えて頂きました。同じ作家が書いた設定なのでしょうか?気になります。笑
スーツに詳しい右京さん
右京さんはスーツに詳しいのでは?と言う場面がありました。
亡くなった天才画家の友人の家を訪ねた右京さんと神戸くん。
その際に、右京さんが壁に掛けられていた葉書入れの中に、高級スーツ店からの封筒を見つけます。
このお店はどうやらオーダーメイド専門で、仕立ててくれるお店みたいです。
右京さん、お店の葉書を見ただけで、それが高級スーツ店だとわかっちゃうんですよね。
どうやら有名なお店とのことですが(コメント欄にて教えて頂きました)、高級スーツに縁のない僕は全く存じ上げておりませんでした。
右京さんは高そうなスーツを何着も持っていますし、いつもお洒落ですので、きっとスーツには詳しいんだろうな~と。
そんなことを思わせるような一場面でした。
以上、今日は相棒season9第3話「最後のアトリエ」についてでした。