内村さんの部屋に飾られた額
相棒でおなじみの内村刑事部長。いつも中園参事官とセットで出てくる人で、偉い人です。
特命係はどこにも所属していない部署にはなりますが、この刑事部長にはよく呼び出されています。
その内村さんの部屋で、彼の席の後ろに、大きな額に「古轍」と言う文字が書かれたものが入っています。
僕はこれを目にする度に、気にはなってました。まず、何と読むのかもわかりません。ですので当然その意味もわからないです。
毎回これを目にした後、調べようとは思ってるのですが、ついつい忘れてしまい、なかなか調べられませんでした。
しかし、本日ふとそのことを思い出し、調べてみることに。
ようやくその読み方や意味に辿り着きました!
そして、意味を知ると面白いんですよ。深いな~と思うわけです。相棒がより面白くなります。
「古轍」の読み方
まずはこの言葉、さて何と読むのでしょう?
それ以前に、最初僕はこの最初の文字が「古」なのか「右」なのかすら判別が付きませんでした。「古轍」なのか「右轍」なのか。で、両方検索に掛けると「右轍」と言う言葉は存在しないようですので、「古轍」が正しいようです。
では「古轍」だとして、まず「古」の方。こちらの漢字はもちろんわかります。「ふるい」ですよね。さすがにアホな僕でもこれはわかります。
しかし問題は次の漢字「轍」ですよ。何と読むのかも全くわからないので、「車編」に「徹」とかで検索したら出てきました!
こちらの読み方は「わだち」です。あの「わだち」ですよ。車が通った後、道に残る車輪の跡です。わだちって漢字で書くと「轍」なんですね!一つ勉強になりました。
訓読みでは「わだち」、音読みでは「てつ」になるようです。
そして本題の「古轍」の読み方ですが、「こてつ」と読むそうです。
これでまず読み方がすっきりしましたね。こてつです。
「古轍」の意味
単純に漢字からだけ見ると、「古いわだち」と言うことになりますよね。
ずっと昔から、たくさんの車が通ってできた轍。歴史を感じるような古い轍。なんとなくイメージではそんな感じのものが浮かびます。
そこから、おおまかにですが、言葉の意味を察するこはできます。
しかし、これ国語辞典には載ってなかったです。どうやら中国語みたいです。そして中国語の和訳を見ると…
古轍=昔の人の行ったやり方
と出ています。
ここから意味を広げて解釈すると、「先人のやり方を踏襲しなさい」「古来の道を踏み外すな」「先人の教えを無駄にするな」と言うような解釈もあるとのこと。
なるほど、「古轍」とはそのような意味だったんですね!
これで「古轍」の読み方と意味を理解することができました。
勉強になりました。
「古轍」は内村さんにぴったり
「古轍」の意味を知った後、改めて内村刑事部長とこの言葉を見比べると…
これは内村さんにぴったりの言葉ですよね。
(画像出典:www.asahi.com)
しかも、どちらかと言うと悪い意味で…笑
本来この言葉は、格言と言うか、ことわざと言うか、良い意味で使われる言葉だと思うんです。
しかし内村さんの場合、これが悪いイメージになってしまうかと。笑
前例に従う。前例は覆さない。融通が利かない。安全運転。前例のないことはしない。などなど…
まさに内村刑事部長を表す言葉です。それが内村さんの後ろに額で飾られているんです。
それを知った上で、今後内村さんのシーンを見ると…なんだか少し、今までよりも楽しめませんか?
僕は一つ、より相棒を楽しめるポイントが増えました。
(記事トップ画像出典:blog.livedoor.jp)