第7話『倫敦からの客人』
あらすじと感想
本日は、シーズン16第7話についてです。
相棒season16第7話のタイトルは『倫敦からの客人』。放送日は2017年11月29日です。まず、「倫敦」の読み方が僕は全くわからなかったのですが、なんとこれ、「ロンドン」でした。ロンドンって漢字で書くとこうなんですね。勉強になりました。笑
では読み方がわかったところで、第7話「倫敦からの客人」のおおまかなあらすじから紹介します。
ある中年男性が遺体で発見され、近くに落ちていたスマートフォンからは、犯人と思われる男が映った動画が見つかります。さらにそのスマートフォンからは、ダークウェブと呼ばれる裏社会のサイトにアクセスした痕跡もあり、そこでアップロードされている別の殺人動画との関連も浮上し、連続殺人事件の疑いが濃くなります。独自に事件の捜査に乗り出した特命係は、殺人動画の撮影場所を特定し、その後もダークウェブから犯人を追います。そんな中、右京さんがロンドンにいた頃の相棒だった、元スコットランドヤードの刑事がロンドンから来日します。彼は日本で起きたこの連続殺人事件に強い関心を示し、犯人像を的確にプロファイリングします。果たして犯人はプロファイリング通りの人物なのか?右京さんと冠城くんが真相を暴き出します。
だいたいですけれど、こんな感じの内容です。
今回も面白かったです!
いつものことではありますが、全く先が読めなかったです。
今回は特に中身がぎっしりと詰め込まれていましたね。二転三転と目まぐるしく流れが変わっていき、そのためじゃっかんゴチャっとした感じはありましたけれど、じゅうぶんに楽しませて頂きました。
ちょっとでも油断すると、見ているこちらが置いていかれてしまいそうで、目が離せなかったです。
相棒はほんとに毎回毎回、あの手この手で攻めてきますね。これだけの話数がありながら、よくこれだけ飽きさせないストーリーが出てくるものだと。
この第7話は、右京さんがロンドンのスコットランドヤードにいた頃の元相棒が登場するという、これまた今までにない展開から物語が始まります。
右京さんロンドン時代の警察関係者というのはこれが初登場ですので、それだけで新鮮です。研修時代の右京さん、どんなんだったろうな~と想像しちゃったりもします。笑
そしてこの元相棒も、右京さんと同じくめちゃめちゃ頭がキレる人物なんです。連続殺人事件に関しても、的確な犯人像をプロファイリングします。
一番大きな軸は連続殺人事件の捜査ではありますが、この元相棒の来日というのが、それに平行して流れている感じですね。
また、ダークウェブというオンターネット社会の暗部にも焦点が当てられていました。
サーフェスウェブとダークウェブ、正義と悪などから繋がって、「光と影」というのが一つのキーワードだったかとも思います。
そして相棒と言えば、いくつかの軸があったとしても、それが最後には繋がるのが定番ですよね。
今回の場合ですと、「連続殺人事件」と「元相棒の来日」。
この繋がりそうもない二つが、果たして繋がるのか?それとも繋がらないのか?どっちだ?と。笑
ドキドキしながら見てしまいました。笑
第7話『倫敦からの客人』、面白かったです!
ゲスト出演者
では続きまして、第7話『倫敦からの客人』に登場した、主なゲスト出演者さんを紹介します。今回は一名のみになります。
伊武雅刀(いぶまさとう)
スコットランドヤードで右京さんの相棒だった元刑事、南井十役で伊武雅刀(いぶまさとう)さん。
頭のキレる元刑事の役です。既にスコットランドヤードは退職しています。南井十は「みない つなし」と読むようです。伊武雅刀さんは、相棒には今回が二度目の出演で、前回はスピンオフの劇場版「鑑識・米沢守の事件簿」に別の役でガッツリ出ています。劇場版での登場ですので、通常シーズンには初登場ということになりますが。「鑑識・米沢守の事件簿」では天下りに絡んでいる悪い役でした。セクハラもしてました。笑
今回の主なゲストさんは、この伊武雅刀さん一名になります。
他には、捜査一課の刑事、土村晋之役で須田邦裕(すだくにひろ)さん、遺体で発見された男性の息子、西田真人役で深澤嵐(ふかさわあらし)さんが、伊武雅刀さんに続くゲストさんかと思います。二人とも登場シーンはけっこう多めです。
ロンドンの元相棒が来日
右京さんは警察庁に入庁後、3年間ロンドンのスコットランドヤードに研修に行っていました。
警察に入ってすぐ、ロンドンに行っていたことになります。3年間も。
スコットランドヤードというのはロンドン警視庁です。イギリスの首都であるロンドンを守る警察ですね。
現在、あの陣川くんが研修に行っている場所でもあります。笑
スコットランドヤードについては、以前こちらの記事でもう少し詳しく書きましたので、参照して頂ければと思います。
そして今回ロンドンから来日した、伊武雅刀さん演じる南井十。
彼は元スコットランドヤードの刑事で、右京さんが研修に行っていた際には彼にお世話になったようです。右京さんは彼の指導を受けてるんですね。
そして右京さんはシーズン13と14の間にもロンドンに滞在していて、その際に南井十は右京さんと行動を共にしていたとのことなんです。
シーズン13と14の間と言えば、カイトくんがダークナイトで捕まってしまい、右京さんが無期限の停職処分を受けてる時ですね。
シーズン14の第1話では、右京さんがスコットランドヤードにおける未解決事件の捜査協力をしていた、という話がありましたが、その事件を南井さんと一緒に捜査していたようです。
迷宮入りしそうな事件でしたが、右京さんの活躍により犯人を突き止めたみたいですね。しかし、その犯人は逮捕直前に自殺をしてしまったと。
南井さんは右京さんのことを「右京」って呼び捨てで呼んでますね。おそらくそのパターンで右京さんを呼ぶ人物は、相棒史上初ではないかと。
南井さんは、右京さんの相棒だっただけあって、どうやらかなりのキレ者です。
とは言え、なんなくではありますが、この二人はそこまで仲が良さそう、といった感じではありませんでした。どこか壁があると言いますか、そんな雰囲気もありました。
最後は不穏な空気を残したままの、モヤモヤが残る別れ方。
おそらく南井さんはまたどこかで再登場すると思われます。
今後この二人はどうなっていくのか…。
今から再登場が楽しみでたまりません。笑
ダークウェブとは?
今回、「ダークウェブ」というワードが度々登場しました。
ダークウェブとは、簡単に言えば「通常の検索では引っ掛からないネット空間」です。
もしかしたら皆さん当然のように知ってるものなのかもしれませんが、僕はこれ、初めて知りました。
最初は相棒の中だけの用語なのかな?と思ったのですが、どうやら実際に存在するリアルなものみたいです。
青木年男がしっかり解説してくれてました。笑
通常の検索で行きつくことができるサイトは「サーフェイスウェブ」と呼ぶみたいです。このブログなんかも当然これにあたります。
それに対し、通常の検索では行きつくことができないサイトを「ディープウェブ」と呼ぶそうです。これにはIDやパスワードがないと入れないサイトとかも該当するとのこと。
さらには、ディープウェブの中でも、簡単にはアクセスできない奥底にあるのが「ダークウェブ」と呼ばれるものとのこと。
ダークウェブでは、拳銃とか薬物とかも普通に売られていたりするみたいです。
怖いですね…。
恐ろしいことに、インターネット全体の中で「サーフェイスウェブ」は僅か1%だと言われているそうです。残りの部分は「ディープウェブ」なんですね。その中の「ダークウェブ」の割合はちょっとわからないのですが、まさにネットの中のダーク(闇)の部分ですね。
どんなものなのか怖いもの見たさでの興味は少なからずありますが、きっと知らない方がいい世界なんでしょうね。
怖い怖い。
その他の見どころ
それでは続いてに、第7話『倫敦からの客人』の、その他細かい見どころを挙げてみます。今回は珍しく一つだけ。
花の里にて新旧相棒が
花の里にて、昔の右京さんの相棒と、現在の右京さんの相棒が同席するという、かなりレアと言えるシーンです。
ロンドンでの相棒の南井さんと、現在の相棒の冠城くん、そして右京さんに月本さん。
南井さんは、相棒のレギュラーで相棒を務めていたわけではなく、設定として右京さんのロンドン時代の相棒だったというだけなんですけどね…。
それでも、過去の相棒と現在の相棒が花の里に同席するというのは、かなりレアなのではないかと思います。
いつかここに、亀山くん、神戸くん、カイトくんと、皆が同席する場面が見られたら最高に幸せです。
夢のようです。
以上、今日は相棒season16第7話『倫敦からの客人』についてでした。