「クイズ王」
相棒season2第12話のあらすじと感想
本日は、シーズン2第12話についてです。
相棒season2第12話のタイトルは「クイズ王」。放送日は2004年1月14日です。2004年2発目の相棒ですね。今回のタイトル「クイズ王」なんだかすごく魅力的じゃないですか(笑)？個人的にはとってもワクワクするタイトルです。内容が気になって仕方ありません。
では今回も簡単にあらすじから。
右京さん亀山くんの特命係は、謎の人物に公園の真ん中に呼び出されます。そこで突然のクイズ対決を強いられることに。3問不正解をすると、公園にいる誰かを無差別に狙撃すると。そして実際に狙撃事件が起こってしまいます。事件は本当に無差別殺人だったのか？何故右京さんと亀山くんが利用されたのか？特命係が真犯人を突き止め、真相を暴きます。
おおまかにはこんなあらすじです。
今回の相棒はけっこう斬新な感じがして、とても面白かったです。多少強引な展開はありましたが…(笑)。それでもじゅうぶん楽しめる内容でした。今までにない展開で、とても新鮮でした。
相棒season2第12話のゲスト出演者
それでは次に、今回もゲスト出演者を紹介します。
喜多嶋舞（きたじままい）
東大卒の塾講師で、天才的な頭脳を持つクイズ王、村瀬真奈美役で喜多嶋舞（きたじままい）さん。
最近ではDNA問題で騒がれた女優さんです。ものすごく頭が良くてプライドの高い役だったのですが、喜多嶋舞さんハマってましたね。
奏谷ひろみ（かなやひろみ）
続いて、何者かに狙撃され殺されてしまった男性の妻、佐々木佳枝役で奏谷ひろみ（かなやひろみ）さん。
すみません、僕はこの女優さん存じ上げていませんでした。頭が良くてプライドの高い喜多嶋舞さんとは対照的な役で出てました。奏谷ひろみさんは今回が2度目の相棒出演で、プレシーズン第2話「恐怖の切り裂き魔連続殺人！」でちょい役で出ているみたいです。コメント欄にて教えて頂きました。
メインのゲストさんはこの2名ですかね。一番のメインは喜多嶋舞さんです。あとは殺されてしまう旦那さんくらいでしょうか。今回はゲストさん少なめの回でした。
杉下右京は東大を「オール優」で卒業
今回の相棒は、右京さんの頭の良さが際立った回でした。右京さんって超頭いい！天才だ！と思わせる場面が何度もあり、改めて右京さんのずば抜けた知能を認識させられました。
右京さんと頭脳対決したのは、喜多嶋舞さん演じる村瀬真奈美です。この村瀬真奈美が、「私と同じでオール優で東大を卒業していることも知った」人物だと右京さんのことを調べ上げていました。
大学の成績って、大学によって付け方も違ったりはするかと思うのですが、東大では「優、良、可、不可の4段階評価」のようです。もちろん「優」が一番優秀な成績です。
東大でオール優ってことは、相当頭が良くなくては取れない成績なはずです。なので右京さんも、村瀬さんも、二人ともめちゃめちゃ頭が良いってことですね。ずば抜けた天才ってことです。
ちなみに、平成26年から東大では、「優、良、可、不可の4段階評価から、優上、優、良、可、不可の5段階評価」に変更になってるみたいですね。
右京さん円周率を暗唱
今回はクイズが一つの大きなテーマにはなってるのですが、アホな僕には何を言ってるのかすら理解できないようなクイズ対決もあったりします。
そして、犯人から右京さんに出されたクイズの中に、円周率の問題がありました。
「円周率で小数点以下、第151位の数字は何？」と言う問題です。
円周率って、3.14159265359～ってやつですよ。小数点以下の数字が永遠と続くやつです。wikipediaによると「円の周長の直径に対する比率として定義される数学定数」と。何のことやら…笑
ちなみに僕は「3.14」までしか覚えていません。それ以降は全くわかりません。
右京さん、この無限に続く数字の、小数点以下151番目の数字を、わずか3秒程で当ててしまうんです。
天才ですね。天才じゃなきゃ無理です。
少なくとも、円周率の小数点以下151番目の数字までは、右京さんの頭の中には入ってるってことですよね。暗唱できると。
一体右京さん、何番目まで覚えてるんでしょうか？
いつか明らかになる回は来るのでしょうか？
相棒で国語のお勉強
この第12話は、とっても勉強になる回でした。笑
国語、理科、歴史、地理、数学などなど、色んなクイズが出てきたり、そこから派生して色々な言い間違いが取り上げられたり。
ささやかですが、相棒を通して勉強することができました(笑)。特に国語問題が多かったかと思います。とてもためになる部分が多かったですね。僕がこれを忘れず覚えていればですが…。
とりあえず、勉強になった部分を挙げてみますね。
①汚名挽回（おめいばんかい）、は間違い
正しくは「汚名返上」。新たな成果を挙げて、悪い評判をしりぞけること。汚名は挽回ではなく返上するもの。同じような意味で挽回を使うものは、名誉挽回。
なるほど、知らなかったです。昔ボキャブラ天国で爆笑問題が、｢汚名挽回に行って来い」ってのを「おめえパン買いに行って来い」ってやってて、すげー面白くて覚えてるんですけど、あれも実は国語的には間違ってたってことですね。笑
②苦汁を味わう、は間違い
正しくは、苦汁を舐める。つらい、いやな経験をすること。似た言葉で、苦い経験を表す「苦渋を味わう」がある。
③白羽の矢を当てる、は間違い
正しくは、白羽の矢を立てる。多くの中から特に選び出されると言う意味。
④怒り心頭に達する、は間違い
正しくは、怒り心頭に発する。心から怒りがこみあげると言う意味。
⑤溜飲を治める、は間違い
正しくは、溜飲を下げる。むかむかしていた心持ちがすっとする様子。
などなど、言い間違い系はこんなところでしょうか。なかなか日常会話で使う機会はないような言葉ですけどね。笑
僕は一度も使ったことないかも。
あとは国語ではないのですが、
「純粋理性批判、実践理性批判で知られる、ドイツの批判哲学の創始者は？」⇒カント。とか、難しい問題もありましたね。
もちろん右京さんは全部答えられるんですけど、亀山くんは簡単なものしか答えられません。
それで凹んでる亀山くんに対し、美和子さん「薫ちゃんはバカでいい」。美和子さんの優しさです。
ちなみに、「汚名返上」の場面は伊丹さんが発言し、亀山くんが間違いを指摘する形でした。笑
伊丹さん、今回も芹沢さんとのコンビでしたね。三浦さんはお休みです。
シーズン2第12話その他の見どころ
では、その他の細かい見どころをいつもの如く挙げてみます。
大河内監察官再び
大河内監察官が、三度目の登場です。短いシーンですが。
初登場はシーズン2第1話。そして2話にも少し出て、それ以降出てなかったんですけど、この12話に登場しました。
前回の2度の登場では、かなり高圧的で嫌な感じのキャラでしたが、今回少しだけ丸くなってる感じしましたね。
キレ者感も少し出てました。次回の登場が楽しみです。
右京さんはコナン・ドイルが好き
コナン・ドイルと言えば、「シャーロック・ホームズ」シリーズなどの作者です。ミステリー小説、SF小説など数多くの作品を残したイギリスの作家です。
そんなコナン・ドイルの小説が今回出て来ました。英字の小説ですが。
それを見た右京さん、「コナン・ドイルですね。僕も好きです」と発言しています。
右京さんきっと英語で読んでたんでしょうね。ホームズシリーズとかも制覇してそうですね。
花の里でのカメラアングル
花の里でのワンシーンですが、いつもと違うアングルからの絵がありましたので、載せておきます。
この角度の絵って今までありましたっけ？単純に僕が気付いていなかっただけの可能性もかなりあるかとは思うのですが…笑
僕としては、ちょっと「あれ？」と思って気に止まりましたので、載せてみました。
今までもよくある角度だったらごめんなさい…。
右京さん亀山くん行きつけの店は他にも
右京さんと亀山くんが、仕事帰りに一杯引っ掛けに行ったり、夕飯しに行ったりするお店って、いつも花の里なのかな～と思ってました。
ところが今回、他のお店にもよく行ってるのでは？と言うシーンがありました。
右京さんと対決した村瀬真奈美が最初に出会ったお店です。
村瀬真奈美はここで右京さんに恥をかかされます。そして店の人間から右京さんの素姓を聞いて調べた、と。
つまり、このお店の人は右京さんの素姓を知っているわけです。右京さんは素姓を話すと言うことは、それなりに通っているお店な可能性が高いですからね。
こんなお洒落なバーみたいなクラブみたいなお店にも、右京さん亀山くん仕事帰りに立ち寄ってるんですね。
このお店がまた出てくるのか、など更に細かいことにも今後注目して行きたいです。
以上、今日は相棒season2第12話「クイズ王」についてでした。
