相棒が好き過ぎて

ドラマ相棒が好き過ぎるが故の戯言と悪ふざけ

相棒24第6話『ティーロワイヤル』事件師vs特命係。

第6話『ティーロワイヤル』

あらすじと感想

相棒season24第6話のタイトルは『ティーロワイヤル』。放送日は2025年11月19日です。

それでは最初に、第6話『ティーロワイヤル』のあらすじから紹介していきます。テレビ朝日の公式サイトより引用させて頂きます。

右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は、刑事部長の内村(片桐竜次)から、SNSに関する通報について、事件性の有無から調べるよう指示を受ける。すると、突然死した父親の死亡届を出さなかった50代の娘が、年金を受け取り続けていた事案が発覚。それを発端に、右京と薫は様々な案件の調査を押し付けられてしまった。そんな中、右京は、不自然なかたちで更新が止まり、一部ファンが騒いでいるダンス動画に注目。周辺を調べ始める。ところが、動画をアップしていた男性はすでに殺害されており、秘密裏の後処理に孫崎(矢島健一)という男が乗り出していた。孫崎は、他人のトラブルに介入し、非合法な手段もいとわず利益を得る“事件師”。現在は喫茶店を営んでいるが、かつての仲間の誘いで闇稼業に戻ったのだった。孫崎たちが被害者の生存偽装を画策するいっぽう、右京と薫は何らかの事件が起きているとみて独自の捜査を続けていた。
SNSから事件性を嗅ぎ取った特命係
対するは周到で狡猾な伝説級の事件師
知恵と知恵の攻防に勝利するのは…!?
(引用元:https://www.tv-asahi.co.jp/

今回も面白かったです!

個人的には、今シーズンで一番でした。まだ6話しか放送されていませんが。

導入からもう掴まれました。喫茶店でのマスターと右京さんの意味ありげな会話から始まり、時間が遡るという流れ。

特命係が内村さん中園さんに呼び出されるのはよくあることですが、そこに土師っちもいて、なぜか向こう側に立ってます。そこからSNSに関する通報を調べるという、面白い流れに。

また、ワンステップを踏んでから本丸の事件に突入という、ちょっと珍しい展開にもなっています。

今回は「事件師vs特命係」の物語です。

僕は「事件師」がどんなものなのか、これまで詳しく知ることがなかったので、勉強にもなりました。「事件屋」とも言うようでして、漠然としたイメージはあったんですけどね。事件師、恐ろしい人たちですね。

相棒で事件師が登場したのも初めてです。しかも孫崎という「凄腕の事件師」が出てきますので、自ずとその闘いも面白いものになっていきます。

事件そのものを消してしまおうとする事件師と、それを暴こうとする特命係、という図式ですね。お互いの接点になった殺人事件は、もう犯人が最初からわかっていますので、犯人を突き止めるという着地点ではなく、あくまでも事件を明るみにするというのが目的です。

孫崎がどのように事件を消し、隠蔽工作をするのか。対して、被害者のSNSを入口にして、その足取りを追跡していく特命係。どちらもとっても面白かったです。

「生存偽装」というものもけっこうリアルでして、実際にそういうことがあってもおかしくないような事件でもありました。

事件師たちが、事件の隠蔽を「仕事」として淡々とこなしている様子も恐ろしかったです。裏社会には本当にこういう人たちがいるんだろうなと思うと、余計に恐ろしくもなります。

事件を隠蔽して行く事件師の軸と、それを暴いて行く特命係の軸、その2本が並行して走って行きますので、ドキドキする流れでおもいっきり惹き込まれてしまいましたよ。

事件師についても初めて知ることばかりでしたが、タイトルの「ティーロワイヤル」も、僕は恥ずかしながら初めて知りました。紅茶にブランデーと角砂糖を加えて作るカクテルとのことで、そんな上品なものがあったのか、と。当然ながら僕は一度も飲んだことがありませんので、機会があればぜひ飲んでみたい。

孫崎と右京さんには過去に因縁があったという設定ゆえに、全体的に深みも増していました。まるで喫茶店での二人のやりとりは、旧友が語り合うかのようでして、その静かな時間の流れが素晴らしかったです。

孫崎の喫茶店が、これまたいい雰囲気でしたし。

何手も先を読んで動く孫崎と、そのさらに先を読んだ右京さん。いい闘いでした。

右京さんを「最悪のカード」と言いながらも、どこか楽しんでいるようにも見える孫崎が印象的でもありました。

事件師たちのしたことはもちろん許されることではありませんが、気持ちのいい対決でもありました。孫崎の相棒も潔かったですし。

「人生には意味がある」という右京さんの言葉を糧に、もう一度やり直して欲しいものです。

孫崎役の矢島健一さんは、相棒にも何度目かの出演でして、また右京さんとのやりとりが見れるたのも嬉しいです。別役ですけど。

登場人物も少なくはありませんでしたが、かと言って複雑なわけではなく、それぞれのキャラがはっきりしていたのでわかりやすかったです。

殺人を犯した犯人とそれを隠蔽しようとした沼部親子は、なかなか最悪でしたね。特に娘のクズっぷりは激しかったです。笑ってしまうくらいに。

堅気のクズが何人も出てきましたので、事件師という裏社会の二人の方が、真っ当にも見えてきちゃいました。そしてこれもまた、相棒のお話であったとも思います。

また、娘と父というのも、この物語の重要な要素になっていました。孫崎の父娘、沼部の父娘、さらには最初の年金を不正受給していた父娘も。どれも何かを間違えてしまったのであろう父娘でしたけれど。

「ティーロワイヤル」のブランデーや角砂糖のバランスというのが、父の娘に対する愛情の形を表していたのかな?なんて思ったりもしました。愛情のバランスを間違えたり、不純物を入れてしまうと、おかしなことになるってことか?と。深読みかもしれませんが。

今回、冒頭の内村&中園&土師っちでプチ笑いはありましたが、それ以降は笑いの要素は少なめでした。捜一もちょこっとしか出てきませんでしたし、出てくる時間帯もかなり後ろでした。

益子さんはお休みです。

角田課長と美和子さんは、事件解決に大きく貢献もしてくれてます。

夜のお店に行く特命係や、夏月姫というホステスさんをこてまりにという、新鮮なものも見れました。特にこてまりシーンは、これまでにないパターンでしたし、夏月姫役の岡田香菜さんも魅力的でした。夏月姫もまた事件解決に貢献してくれました。

最終的には右京さんが孫崎に勝ったわけですが、それを後押しするものが何か一つでも欠けていたらと思うと、紙一重の闘いだったと思います。

凄腕の事件師と特命係の頭脳戦、楽しませて頂きました。

第6話『ティーロワイヤル』、面白かったです!!

 

ゲスト出演者

それでは続いて、第6話『ティーロワイヤル』に出演された主なゲストさんを紹介します。

矢島健一(やじまけんいち)

伝説とも言われた事件師、孫崎永良役で矢島健一(やじまけんいち)さん。

孫崎永良は「まごさきえいりょう」と読みます。孫崎は他人のトラブルに介入し、非合法な手段もいとわずに利益を得る「事件師」として暗躍していましたが、現在は足を洗い、喫茶店の店主をしています。しかしこの度、かつての仲間の誘いで、ある殺人事件の処理に手を貸すため、闇家業に舞い戻りました。

矢島健一さんは別役で4度目の相棒出演です。最初はS1第1話『警視総監室にダイナマイト男が乱入!刑事が人質に!?犯罪の影に女あり…』で殺害された秘書室長役、2度目は劇場版『相棒シリーズ X DAY』で警視庁サイバー犯罪対策課長役、3度目はS16第17話『騙し討ち』で捜査二課の刑事役で出演されています。今回は右京さんとの頭脳戦を繰り広げる事件師役です。

 

以上、今回の主なゲストさんは、矢島健一さん1名になります。

他には、孫崎の弟子の事件師、石栗幸平役で加山徹(かやまてつ)さん。殺人を犯した沼部恵子役で、田中良子(たなかりょうこ)さん。沼部恵子の父、沼部髙雄役で佐藤裕(さとうゆう)さん。殺害された男の叔父、大村慎二役で白石直也(しらいしなおや)さん。ホステスの夏月姫役で岡田香菜(おかだかな)さん。孫崎の娘、鈴木絵里役で渡部瑞貴(わたなべみずき)さん。父の年金を不正に受給していた女、宮崎麻子役で今井あずさ(いまいあずさ)さん。殺害された動画配信者、大村大役で櫻井勝成(さくらいかつなり)さんなどが出演されています。

加山徹さんは別役で2度目(過去にはS7-12で旧芸名の山下徹大さん名義)、佐藤裕さんは別役で5度目(過去には、S8-1、S10-18、S13-15&16、S17-5)、白石直也さんは別役で3度目(過去にはS18-3、S21-6)、今井あずささんは別役で3度目(過去にはS11-19、S20-13)の出演です。

 

更新の止まったSNS

オールドメディアに取って代わり、SNSが情報の中心となりつつありますが、この度は特命係が、そんなSNSに関する捜査を命じられることから始まります。

SNSに関して通報が入ったものについて、その事件性の有無から調べるようにと。

もちろん指示を出したのは、内村さんと中園さんです。しかし今回は、そちら側に土師っちの姿も。

ネットからの捜査ですので、サイバーセキュリティ対策本部の土師っちの専門分野ですからね。

この並びだけでけっこう強烈です。

このとき、右京さんはどうやら不機嫌だったみたいです。紅茶をいれた時に呼び出されたからだと亀山くんが言ってました。

例えば「ある人物のSNSでの発信が急に止まった」「内容が別人のように変わった」などの通報があるようで、右京さんと亀山くんは、そういうものの捜査を命じられました。

で、捜査を開始してすぐ、父親が死亡したにもかかわらず、娘が死亡届を出さずに年金を不正に受け取り続けていたという事案を、いきなり引き当てます。娘は父親のSNSを更新し、生存偽装をしていました。

その勢いで他の案件も次から次へと当たっていく中で、右京さんは更新の止まったあるダンス動画に目を留めます。それは、不自然な形で更新が止まったため、一部のファンが何かあったのではないかと騒いでいるアカウントのものです。

配信者は「ワンダーボーイ・ダイちゃん」。

本名は大村大。年齢は29歳です。

彼は毎日のように動画を配信し、様々なサイトでも情報を更新していたのですが、それらが全て10月6日を最後に止まっているんです。明らかに不自然ではあります。

現実でも、更新が止まったことで死亡説が流れるというのは、あったりします。知名度があった配信者が亡くなっていた、という事案もありました。

右京さんと亀山くんも、ダイちゃんの安否を確かめるため、捜査を開始します。

しかしこのとき、既に彼は帰らぬ人となっていました。

 

伝説の事件師

大村を殺害したのは、東京都教育委員会の教育長という、立派な肩書のある沼部恵子という女性でした。総合育成センターの理事という肩書まで持っています。父親の沼部髙雄は、その育成センターの理事長です。

そんな彼女をお金のために利用しようとしていたダイちゃんは、逆上した恵子により殺害されてしまいます。

恵子もなかなかひどい女でしたが、殺害されたダイちゃんも何かと問題のある人物だったようです。

ダイちゃんは殺されてしまったので、それ以降は動画を更新しようにも、できないのが当然ですね。

まだこの殺人は明るみにはなっていません。死体も発見されていませんし、事件にはなっていないわけです。特命係も殺人の事実はまだ知りませんし、あくまでも捜査は更新の止まったSNSについてです。

ゆえに、ダイちゃんの所在を確認し、足取りを追う捜査です。

そんな中、10月7日から止まっていたダイちゃんのSNSが、10月13日に突然更新されます。また、翌日からは公的機関に通話の記録が残るなど、生存を証明するような動きも確認されます。

しかしその内容には不自然な点が多々あり、右京さんと亀山くんは、ダイちゃんが何かに巻き込まれている疑惑をより深めることに。

そして捜査の先に、沼部恵子まで辿り着きます。

しかしここで特命係の前に立ちはだかったのは、右京さんが捜査二課の時代に関わったことがある事件師。

伝説とまで言われた凄腕の事件師の、矢島健一さん演じる孫崎永良です。画像の右の人物。

孫崎の隣にいるのは、同じく事件師で、加山徹さん演じる弟子の石栗幸平。

ちなみに加山徹さんは、加山雄三さんの息子さんです。

かつての事件師として師弟関係だった二人が、相棒となって今回の事件に対処しています。

事件師をwikiで調べますと、事件屋として出てきますが、こんなふうに説明されています。

事件屋(じけんや)とは、弁護士資格を持たずに他人の揉め事や争い事に介入して経済的利益を得ることを生業とする裏稼業の俗称である。問題を解決するにあたって手段は合法、非合法を問わない。また隙があれば依頼人も標的にする。
(引用元:https://ja.wikipedia.org/

裏社会のお仕事ですね。

孫崎はそんな事件師の中でも名の知られた男。つまり相当なキレ者です。

そんな事件師の師弟が、沼部のコンサルタントという名目で、代理人として特命係に対応することに。

ゲストの項でも書きましたが、孫崎役の矢島健一さんは、記念すべき相棒S1第1話で被害者役となったゲストさんでもあります。また、3度目の出演となるS16『騙し討ち』では、捜査二課の刑事役として右京さんと対決しましたが、今度は事件師役としてです。

捜査の先に事件師が出てきたということは、彼らが既に殺人事件を「消してしまった」と考えられます。

事件が消されてしまったとしたら、特命係はその事実を明らかにしなければいけません。

事件を消した事件師と、事件を明らかにする特命係。

孫崎vs右京の頭脳戦の始まりです。

 

事件師vs特命係

孫崎と石栗は、殺人を犯した沼田恵子と、それを知った父の髙雄より、高額な報酬と引き換えに、事件の隠蔽を請け負っています。殺人事件の痕跡を消し去り、被害者がまるで生きているかのような偽装を行いました。

先の先まで読んで、手の込んだ仕掛けを巡らせてもいます。まさに手慣れたプロの仕事です。

しかし角田課長によると、孫崎はだいぶ前に事件師を引退しているとのこと。

現在は喫茶店をやっているはずだと。

で、さっそく右京さんはその喫茶店へ。確かにそこには孫崎の姿がありました。

とっても雰囲気のいい喫茶店でして、そこには静かな時間が流れています。

右京さんと孫崎の会話から、どうやら二人には因縁があるようで、過去にも警察と事件師として闘っているようです。右京さんが捜査二課時代とのことなので、相当昔ですね。

二人の会話は、まるで旧友どうしのようでした。

右京「まさか孫崎永良が喫茶店をやっていたとは」

孫崎「杉下右京はもっと出世してるかと」

右京「これが僕の人生です」

犯罪者と警察官という二人ではありますが、このやりとりだけで、ものすごく深みを感じます。因縁のある過去の事件がどんなものだったのか、ぜひもっと詳しく知りたくなってしまいます。

ちなみにこの喫茶店、前もロケ地で使われたっけ?と思って調べてみたのですが、初かもしれないです。多摩市にある「カナディアンコーヒーショップ」という喫茶店みたいですね。

引退してこんな素敵な喫茶店を営んでいるはずの孫崎が、なぜまた裏家業に舞い戻ったのか。

先の先まで読み合う闘いでは、その理由までもが重要になってきます。

そして、杉下右京という「最悪のカード」を引いてしまった孫崎は、勝負に負ける可能性まで考え、思い切った行動に出ます。

全ては大切な娘のためでした。

しかし一連の孫崎の行動は、事件師としては一流だったとしても、父親としては間違った選択でした。

 

その他の見どころ

では最後に、第6話『ティーロワイヤル』のさらに細かい見どころを、いくつか挙げてみたいと思います。

きゅうりの行く末

亀山くんと美和子さんが、農業を営むダイちゃんの叔父さんから、きゅうりをたくさん頂いてます。

箱いっぱいのきゅうりです。

この後もさらにあと2箱、追加で亀山くんがもらってました。

で、気になるのはこのきゅうりの行く末です。美和子さんがどんな料理に使うのか…。

土師っちに「光る美和子スペシャル弁当」が届けられたのかも気になるところではありますが、こちらのきゅうりがいったいどうなってしまうのかも気になります。

事後報告、欲しいです。

 

亀山のマイカー

亀山夫妻がきゅうりをもらった際、車で畑を訪れているのですが、マイカーがちらっと写ってます。

以前は確かシェルブロンド、もしくはシルバーのエクストレイルだったと思うのですが、ブラックに変わってますね。車種は同じエクストレイルです。

買い替えたんですね。

 

こてまりにホステス

この度、岡田香菜さん演じる、夏月姫というクラブのホステスさんが、特命係に連れられてこてまりに来店しています。

ダイちゃんについて話を聴くためなのですが、右京さんと亀山くんが彼女の働いているクラブを訪れ、そこからこてまりに連れて行った形です。

まるでアフターのような…。

こんなふうに関係者の聴取だけの目的でこてまりが使われるというのは、初ではないかと。

そもそもゲストさんの来店というのも滅多にないですからね。つい最近の第4話『みんな彼女を好きになる』 での米村や、S23最終話『怪物と聖剣~決戦』での浦神鹿などはありましたが、そうあることではありません。

しかも女性というのも、こてまりでは初なのではないかと。準レギュラーですと社美彌子や風間楓子は行ってますけど、ゲストさんでは初かと思います。花の里時代では、S13第17話『妹よ』での陣川くんの妹・美奈子や、お客さんとしてではないですけど、S16第9話『目撃しない女』の新崎芽依などでしょうか。そういう面でも、今回は新鮮なこてまり呑みが見れました。

夏月姫からは「私この店すごく好きかも」という発言もありましたので、再登場のフラグではないかと思ってしまったりも。小手鞠さんもなんだか嬉しそうでしたし。


以上、今日は相棒season24第6話『ティーロワイヤル』についてでした。

 

こちらの相棒記事もおすすめ