「すみれ色の研究」
相棒season10第7話のあらすじと感想
本日は、シーズン10第7話についてです。
相棒season10第7話のタイトルは「すみれ色の研究」。放送日は2011年11月30日です。タイトルからだけでは内容が全く推測できないですね。ちょっとお洒落な研究な感じもしますが。笑
では最初に、簡単にではありますが、第7話「すみれ色の研究」のあらすじから行きたいと思います。
右京さんが大学時代にチェス部で一緒だった友人から、相談があると電話が掛かかってきます。彼は植物遺伝子工学の研究者で、現在は民間の研究施設で働いています。相談と言うのは、彼の勤務する研究所が、国からの補助金を不正に受け取っているのでは?と言う内容です。一方神戸くんは、右京さんの友人である研究者と共同研究者だった女性が、数日前に自殺していることを知り、殺人事件の可能性を疑い捜査を始めます。そして疑惑の目は右京さんの友人である研究者に。研究費の不正受給を調べる右京さんと、共同研究者の自殺を調べる神戸くん。それぞれの捜査がやがて一本の線で繋がり…。特命係が真相を暴き出します。
ざっとではありますが、だいたいこんな感じの内容になります。
今回も面白かったですね~!
まず、右京さんの大学時代の友人が登場するのはこれで二度目です。どちらもチェス部の友人で、最初に登場したのはシーズン1第9話「人間消失」で登場した、篠井英介さん演じる森島つよしです。今回出てきた研究員が二人目ですね。
前回もその友人からの相談と言う形で物語が始まりましたが、今回も同様の流れで始まります。
そして、右京さんと神戸くんが別々に捜査を進めるパターンでした。完全に別々と言うわけではなく、ちょいちょい絡みながらではありますが。
それぞれの捜査が最後には一点に繋がって行く系です。
相棒では定番の大どんでん返しも待っています。今回は少々唐突などんでん返しではありましたが。笑
一人の研究者とその家族の、切なくなるような物語もあります。最後はあったかい気分になる終わり方でした。
また、右京さんと神戸くんが対立する場面が何度も出てくるのですが、その過程で今までの相棒史上では初めての大事件も発生します。笑
中心となるストーリーの他にも、何かと楽しめる点が多かった回ではないかと思います。
第7話、満喫させて頂きました!
相棒season10第7話のゲスト出演者
それでは次に、第7話に主に登場したゲスト出演者さんを紹介したいと思います。今回は一名のみです。
柴俊夫(しばとしお)
右京さんの大学時代の友人で、植物遺伝子工学研究所の研究員、加藤誠役で柴俊夫(しばとしお)さん。
テレビや映画でよくお見掛けする俳優さんですが、失礼ながら僕はお名前を初めて知りました。右京さんとは東大時代にチェス部で一緒だった友人と言う設定です。優秀な研究者です。
今回主に登場するゲストさんは、この柴俊夫さん一名になります。
他には、柴俊夫さん演じる研究員の高校生の娘、加藤美咲役で岡野真也(おかのまや)さんが、ちょいメインな感じで出ています。
娘を想う父の研究
右京さんが東大時代にチェス部で一緒だった友人、加藤誠は植物遺伝子工学の研究者です。
元々は東大の研究室にいたらしいのですが、そこも離れて現在は民間の研究所に移ったようです。
優秀な研究者だったようで、ノーベル賞を取ると言う野心も持っていたようです。右京さんの口から語られていました。
そんな彼が今回右京さんに相談を持ち掛けたことから、物語が始まって行きます。
これまでの相棒で、右京さんの学生時代の友人が登場したのは一度だけでしたので、今回が二度目です。
右京さんの友人が出てくると言うだけで、かなり貴重な回でもありますね。笑
彼は優秀な研究者ではありますが、かつて抱いていたノーベル賞を取るなどの野心は既に捨てているんです。
多少ネタバレにはなってしまいますが、あらゆる野心を捨てて、「HTLV-1」と言う病気に有効なものを作り出す研究に、人生を全て掛けているんです。
この「HTLV-1」と言う病気なのですが、実際にある病気とのこと。僕は初めて聞いた病名です。これまで知りませんでした。
「ヒトT細胞白血病ウイルス」と言うもので、白血病を引き起こすウィルスとのこと。世界では推定3000万人以上の感染者がいると言われているようです。
ただし、このウィルスを保有しているからと言って、必ずしも発症するわけではないとのこと。その95%の人は発症しないみたいなんです。つまり発症率は5%と言うことですね。
そして、こちらもネタバレではありますが、その研究者の娘が感染しているんです。
発症率は低いとは言え、感染している100人に5人は発症するわけですから、それがいつ娘の身に振りかかるかわかりません。
ですので、そのウィルスに有効なものの研究に人生を掛けているんです。
本当は他にも研究したいことがあったり、ノーベル賞への野心とかがあったであろうに、それを全て捨てて。
そして彼は「ローズマリー」にその可能性を見出しているんです。
実際にも、そのような研究がされているみたいですね。
彼の研究室にもローズマリーがあり、それを触ろうとした右京さんは怒られてましたが。笑
タイトルの「すみれ色」はローズマリーからきていたんですね。
娘を想う父の気持ちに、心を打たれるものがありました。
是非この研究が成功して、彼の娘が確実に病気を発症しないことを願っています。
神戸くんが右京さんを殴る
これまでの相棒ではかつて一度もなかった、衝撃のシーンが登場しました。
それは…
神戸くんが右京さんを殴ると言う場面です。
亀山くんの時代から、右京さんとその相棒が対立することは何度かありました。神戸くんも。
しかし、その対立から暴力沙汰にまで発展したことは一度もありません。
それが今回、ついに神戸くんが手を出しました!!
神戸くんのパンチが右京さんの左頬に…!
右京さん、口の端が切れてる感じで、怪我までしちゃってます。笑
もちろんこれには裏があるんですけどね。
ガチで喧嘩したわけではなく、捜査のためではあったのですが。笑
右京さんと言い合いになった神戸くんは、右京さんに「残念ながら、君のことが信用に足ると思ったことなど一度もありませんよ」と言われます。そして暴力に訴えるんです。
なかなか衝撃的なシーンでした。
後日この件に関して、右京さんは神戸くんに「強く殴り過ぎですよ」と苦情を。笑
滅多に見られない、特命係の殴り合いシーンでした。
シーズン10第7話その他の見どころ
では次に、第7話のその他細かい見どころを、あれこれと挙げてみます。
右京さん小説で賞を取る
右京さんは大学時代、推理小説を書いて賞を取ったことがあるみたいです。
チェス部時代の友人である研究者がそう言ってました。
シーズン4第8話「監禁」の時には、右京さんが中学生時代に書いた「亡霊たちの咆哮」と言う小説が、大学の同人誌に載ったと言う話が出てきましたが、右京さんその後もずっと小説書いていたんですね。
少なくとも大学時代までは書いていたことになります。
賞を取ったと言うことは、きっと面白い内容だったんだろうな~と。
是非右京さんの書いた小説、読んでみたいですね。
右京さん偽名を使う
右京さんが、偽名を使い、偽の肩書で聞き込み捜査をしていました。
今回使ったのは、「環境エネルギー開発の川村」と言う肩書と偽名です。笑
以前にも右京さんは、シーズン8第17話「怪しい隣人」の時に、警備システムの営業マンと言う偽の肩書で捜査をしていまたが、右京さんの偽名や偽の職業は、かなり胡散臭く見えてしまいます。笑
やっぱり刑事が一番似合っているんでしょうね、きっと。
角田課長の朝食と弁当
角田課長が、朝ごはんにバナナを食べていました。
バナナを食べながら特命の部屋に入ってきましたね。笑
しかも、一房持ってました。笑
どうやら角田課長、寝坊したみたいで、朝飯を買うお小遣いをくれと嫁さんに言ったところ、バナナを持たされたみたいです。笑
さらには角田課長の愛妻弁当も登場!
しかし…
中身は夕飯の残りの肉じゃがで、ほぼ芋だけだったようです。笑
さらにおかずはこの一種類のみ。笑
角田課長、家庭では虐げられてますね。笑
そして、お弁当を包んでいた布なのですが、なんとこちらにもパンダのプリントが!!笑
角田課長、パンダ大好きですね。笑
さらにはこのシーン、角田課長の頭の上からのアングルだったのですが…ハゲてますね~!笑
神戸くん女子高生と
神戸くんが女子高生とデートしているようなシーンが。笑
この場所ですが、相棒ではかなり頻繁に出てくるロケ地、日比谷サロー(日比谷茶廊)かと思い記事を書いたのですが、コメントにてご指摘頂き、どうやら違う場所っぽいです。確かに日比谷サローとは少し景色が違いました…汗。
どちらも屋外にテーブルがあるお洒落な感じのカフェっぽいお店ですが。
今回はこのお店で、神戸くんが女子高生と会ってます。笑
この女子高生は、右京さんの友人である研究者の娘です。
もちろん刑事として会っているわけで、デートではないんですけどね。笑
まるで女子高生とデートしている神戸くん、の絵のようでした。笑
以上、今日は相棒season10第7話「すみれ色の研究」についてでした。