第20話『13~死者の身代金』
あらすじと感想
相棒season21第20話のタイトルは『13~死者の身代金』。放送日は2023年3月8日です。最終話の前後編SPの前篇で、10分の拡大版での放送。S19、S20と最終話は前後篇でしたので、これで3シーズン続けてそのパターンですね。「13」というのは、西洋では不吉な数字といわれる忌み数ですし、「死者の身代金」というサブタイトルも気になります。
それではまず、第20話『13~死者の身代金』のあらすじから紹介していきたいと思います。テレビ朝日の公式サイトより引用させて頂きます。
“13”を名乗る犯人から、「日本を再生不能にした戦犯を処刑する」というメッセージが、全国各地の“被害者”宅に一斉に届けられる事案が発生。13が言う“戦犯”とは、いずれも故人のことで、“処刑”は遺骨を叩き潰すこと。被害者は遺骨を盗まれた遺族だった。遺骨の盗難は、去年から断続的に起こっていたが、警視庁は事件の全容が不明瞭であるという理由から隠蔽。その理由には、元官房室長・小野田公顕(岸部一徳)の遺骨が含まれていることも起因していた。一連の経緯をふまえ、右京(水谷豊)は小野田と因縁深い米沢(六角精児)に協力を要請。さらに、尊(及川光博)が突然、特命係にやってくる事態に。いっぽう、私塾「ながとろ河童塾」塾長の葛葉宰三(渡辺いっけい)は、被害者遺族の真野正義(柴崎楓雅)ら塾生たちと、ある行動を起こしていた。
犯人の目的も、正体も分からず、手掛かりがまったく掴めないまま、連鎖する新たな事件。そして、予測不能の罠…。小野田の“遺骨盗難”という前代未聞の事態の先に待ち受けていたのは、あまりにも意外過ぎる真実だった!!
“13”という数字にこだわる犯人の狙いは!?
尊と米沢がそれぞれの立場から事件にかかわる中、
右京と薫が前代未聞の難ミッションに挑む!
(引用元:https://www.tv-asahi.co.jp/)
今回も面白かったです!!
亀山くん復帰という記念すべきシーズンの最終話SPにふさわしい、盛りだくさんの内容でした。
何より、亀山くんと神戸くんが初めて対面し、右京さんとの3ショットという、まさに夢のようなシーンを見ることができまして、もう大興奮でございます。
いつかそんなシーンが見れたらいいな…と長年夢見ていたものが、叶ってしまいました。
さらにはそれだけにとどまらず、米沢さんも登場しますので、そりゃもうたまらんですよ。亀山くんと米沢さんの再会シーンなんて、嬉しくてたまらかなったですもの。
神戸くんや米沢さんの再登場については、予告で知った時点でかなりテンションが上がっていたのですが、実際に見ると感慨深いものがありました。
不思議な感じもしちゃいましたね。
また、SP版なだけに、社美彌子、甲斐峯秋、衣笠副総監、大河内さんも出てきます。社美彌子と神戸くんの初絡みや、大河内さんと神戸くんの懐かしい二人飲みまで見れちゃいました。
事件の方も小野田さんネタでして、往年のファンを喜ばせる要素が、こんなにも詰め込まれていいのかと。回想シーンで何度か小野田さんも登場。
大盤振る舞いです。
ついつい懐かしい面々の再登場に目を奪われがちですが、ももちろん本筋の事件の方も面白い。
遺骨が盗まれ、それを人質のように取られるという、相棒にはこれまでなかった事件です。犯人の目的もわかりませんし、謎だらけです。「13」の秘密も気になりますし。
郵便物の投函場所や消印から、犯人像に迫って行く過程も楽しめます。
渡辺いっけいさんの葛葉宰三と塾生たちが、何かしら鍵を握る存在であることは、間違いないと思うんですけどね。
犯人については、この前篇で既にある程度提示されたと見ていいとは思うのですが、最終的には犯人の目的や動機というのがわかった時点で、全てが解決へと繋がるはずです。
まだ前篇のみですので、これが後篇にてどんな展開になり、どんな結末が待っているのか、早く知りたくてたまりません。
大きなどんでん返しも待っているでしょうし、予測がつかないです。
神戸くんや米沢さんを始めとする登場人物だけはなく、ヘリに乗る特命係なんていうのも、もの凄く久しぶりに見れちゃったり、小野田さんのお墓が拝めたり、次から次へと楽しみどころが通り過ぎて行きました。
警視庁のお偉いさんたちが集まる幹部会議の絵も、久しぶりに出てきましたね。そこにはじっちがいるのも新鮮でした。
益子さんは不在でしたが、内村さん、中園さんも登場します。
僕は神社巡りが趣味なのですが、この度は特命係が長瀞にも足を運び、秩父三社の一社である宝登山神社へと続く参道を歩いている絵もありまして、それもまたちょっとした興奮ポイントでした。長瀞だけではなく、奈良まで出てきちゃいましたし。
トリオ・ザ・捜一もがっつり出てきましたが、神戸くん&米沢さんとの絡みはなかったので、次回はそれも少々期待しつつ。
拗ねる亀山くんを中心に、笑いどころも満載でしたね。何度も声を出して笑ってしまいましたもの。やっぱり右京さんと亀山くんの掛け合いが絶妙です。
こてまりでは右京さん、亀山くん、米沢さんという、その三人が呑んでいるこれまた夢のような場面も。
他にも貴重なシーンがたくさん出てきて、この記事を書いている今も、もういっぱいいっぱいになってるほどです。亀山くんが出勤時に薬物銃器対策課を挨拶しながら通るシーンなんてのも、かなり珍しい絵でしたし。
美和子さんが伊丹さんに直で「亀山亀子」と呼ばれてたり。
あと、右京さんが紅茶にミルクを入れるのも、久しぶりに見た気がします。
挙げると切りがありません。
なんだかもう、まだ前篇にもかかわらず、最初から最後までハイテンションで見てしまいました。
これが後篇まで見終わっちゃうと、寂しさも芽生えてくるんでしょうけどね。
まだ後篇が残されていますので、夢のような共演はここで終わりじゃないんです。それがどれほど幸せなことか。
右京さん、亀山くん、神戸くん、米沢さん。この4人のミッションは、小野田さんの遺骨を取り戻すこと。
後篇にてそれが無事果たされる瞬間を、楽しみにしております。
第20話『13~死者の身代金』、面白かったです!!
ゲスト出演者
それでは次に、第20話『13~死者の身代金』に出演された、主なゲストさんを紹介します。
渡辺いっけい(わたなべいっけい)
「ながとろ河童塾」という私塾を営んでいる、葛葉宰三役で渡辺いっけい(わたなべいっけい)さん。
葛葉宰三は「くずは・さいぞう」と読みます。葛葉は中学校の国語教師をしていましたが、退職して長瀞の奥地で破れ寺を買い取り、寺子屋のような私塾を開きました。地域の小中学生を集め、本堂で勉強や工作など、思い思いの時間を過ごさせています。
渡辺いっけいさんは相棒初出演。ご本人のコメントにも出ていましたが、これまで出演していそうで、一度も出演していない俳優さんです。僕も渡辺いっけいさん、相棒で見た気だけはしちゃってるんですけどね。犯人役で。しかし一度も出ていないという。初出演の今回は、何か秘密がありそうな塾長役です。
柴崎楓雅(しばざきふうが)
「ながとろ河童塾」の塾生の一人、真野正義役で柴崎楓雅(しばざきふうが)さん。
13歳の中学生です。彼の祖父の遺骨が盗まれていますので、被害者遺族にあたります。名前の「正義」は「ジャスティス」と読ませるとのことで、いわゆるキラキラネームってやつですね。本人もこの名前を気にしているようで、名付けた両親を叱ったことがあるとか。
柴崎楓雅さんも相棒初出演です。2018年にデビューした俳優さんで、今回の出演時は14歳です。2020年のドラマ『テセウスの船』では、「みきお少年」という役での演技が絶賛され、注目を集めました。
以上、今回の主なゲストさんは、上記2名になります。
神戸尊役の及川光博さん、米沢守役の六角精児さんは、公式サイトにてゲストの欄にお名前がありませんでしたので、こちらでもそれに倣う形とさせて頂きます。
他には、真野正義の父親、真野寛晃役で阿部亮平(あべりょうへい)さん。真野正義の母親、真野亜沙子役で菜葉菜(なはな)さん。真野正義の学校の担任、高室尚郁役で越村友一(こしむらともかず)さん。ながとろ河童塾の塾生、小口魁役で高橋玲生(たかはしれお)さん。同じく塾生の横山叶夢役で石坂柊々音(いしざかしおん)さん。塾生の野口十海人役で坂本龍之介(さかもとりゅうのすけ)さん。塾生の笹本望愛役で咲音(さと)さんなどが、上記に次ぐゲストさんで出演されています。
阿部亮平さんは別役で3度目(過去にはS5-10、S9-5)、越村友一さんは別役で4度目(過去には相棒シリーズ X DAY、S14-10、S19-4)の出演です。
盗まれた小野田公顕の遺骨
このたび特命係が関わるのは、故人の遺骨が盗まれ、遺族に「日本を再生不能にした戦犯を処刑する」というメッセージが届けられるという、なんとも不可解な事件です。
遺骨というのは遺族にとって大切なものですが、それを盗むというのも、また非道は犯罪ですね。
過去には実際に、三島由紀夫さん、長谷川町子さん、志賀直哉さん、王貞治さんの奥さん、近藤真彦さんのお母さまと、けっこう同様の事件も起きています。返されたものもあれば、いまだ見つかっていないものも。中には犯人から脅迫状が届いたものもあります。
今回の相棒にて盗まれたのは、なんと13人もの遺骨。場所も全国各地です。
その中には、あの小野田公顕の遺骨も含まれているんです。
劇場版Ⅱにて刺されて亡くなってしまった、あの小野田官房長です。ちなみに小野田さんは官房長と呼ばれていましたが、正式には官房室長という、警察庁の長官官房室の長です。
小野田さんの殉職は、特命係が神戸くんのときです。亀山くんが事件についていつ知ったのかは明確ではありませんが、帰国してすぐの10月には、右京さんに連れられ、美和子さんも一緒にお墓参りに行っていたみたいです。過去シーンとして出てきました。
このお墓参りの際、「特命係は杉下が動かしていたとばかり思ってました。でも実は君の旦那様だったんだね。亀山薫君」という、あの小野田さんの名シーンも回想で出てきます。
小野田さんの墓碑銘は「融通無碍」。「行動や考えが何の障害もなく、自由で伸び伸びしていること」という意味だそうです。ご子息が選んだ言葉とのこと。そういえば小野田さんのお孫さんは、S1第5話『目撃者』で出てきましたが、もうずいぶん大きくなっているんでしょうね。
小野田さんのお墓は都内にあり、自身で生前に買ったそうです。小野田さんが群馬出身であることや、次男坊であるという新情報も、右京さんの口から語られました。
官房長が殉職したのが2010年です。2023年はちょうど13年目ですので、13回忌にあたります。
そして小野田さんを含む遺骨が盗まれた13人は、いずれも今年13回忌を迎えていることもわかります。
盗難は昨年の春から一年掛かりという、スローペースで行われていたようです。春に3つ、夏に8つ、冬に2つ。その間犯人からは何の音沙汰もなく、この春にようやく被害者にメッセージが届けられることに。
メッセージはDVDで、13軒の遺族と5社の出版社、計18か所に届きました。
DVDにはAIで加工された映像で「日本を再生不能にした戦犯を処刑する」と。つまり、遺骨を粉砕するということのようですね。
日本を再生不能にした戦犯とは、団塊の世代を指しているようでして、盗まれた13の遺骨は全てその世代です。
この犯人は、自らを「13」と名乗っています。
つまり、13という犯人が、13回忌を迎えた13人の故人の骨を盗んだってことですね。
「13」がキーワードになっていることは間違いありません。
犯人である「13」はなぜこんな犯行に及んでいるのか。
今回の特命係のミッションは、盗まれた小野田さんの遺骨を無事に取り戻すこと。
そしてそのミッションを与えに来たのは、あの男でした。
亀山薫と神戸尊の初対面
初代相棒である亀山薫。
亀山くんがサルウィンに旅立った後、二代目相棒となった神戸尊。
長い相棒の歴史の中で、この初代と二代目が顔を合わせることは、これまで一度もありませんでした。
神戸くんは特命係を去った後に警察庁に戻り、現在は長官官房付になっています。これまでの元特命係の中で、唯一警察組織に残っている存在ですね。
卒業後も何度か相棒の舞台には登場し、カイトくん、冠城くんとは顔も合わせています。特命係の部屋も訪れていますし、右京さんとの3ショットも披露しています。
そんな神戸尊が、亀山くん復帰後のS21に初登場。S17元日SP『ディーバ』以来です。
そして、亀山薫とついに初対面。
この瞬間を僕はどれほど夢見ていたことか。
神戸くんが一人で特命の部屋にいるところに、亀山くんが出勤しご対面、という流れです。最初は右京さんも不在で二人だけです。
その後、右京さんとの3ショットも。角田課長も入れて4ショットですけど。
感想の項でも書いていますけれど、いつかこんな日がきたらいいな~とずっと思っていたんです。
まさか亀山くんが戻ってくるだなんて思ってなかったですからね。叶わぬ夢だと思っていたことが、このS21最終話SPにて、叶ってしまいました。
相棒ファンにはたまらない光景です。
特命係の部屋に亀山くんと神戸くんがいて、言葉を交わしているのを見ると、最高に嬉しいですけれど、同時にとっても不思議でもあるんですよね。
神戸くんは初登場時のS7最終話で「亀山巡査部長にも会ってみたい」とPCに打ち込んでいる場面もありましたので、神戸くんのそんな希望もようやく叶ったことにもなります。特命係にいる間、ずっと亀山くんには興味を持っていたでしょうからね。
しかし神戸くんは今回、亀山くんに会うのが一番の目的だったわけではありません。いや、それも大きな目的ではあったかもですけど、警察庁より特命係にミッションを与えに来たんです。
それは「官房長の遺骨を無事奪還すること」。
捜査権のない特命係に、神戸くんが捜査権を与えに来た形ですね。
神戸くんはどうやらその過程で、甲斐峯秋ともご対面しているみたいです。甲斐さんのお茶目なワンシーンもありました。
この後おそらく別日に、神戸くんはなぜか一人で特命係の部屋にいる姿も。
このときは、神戸くんが右京さんと出会ってすぐ、「君は亀山くんの代わりにはなれません」と言われた場面を回想していました。神戸くん、もしかしたらずっとその言葉を引きずってたんですかね。
さらにまた別日、再び特命係を訪れ、その後には右京さんを先頭に、亀山くんと神戸くん、この三人が一緒に特命係の部屋を発つという、激アツな場面もありました。
夢にまで見た共演が見れて、幸せです。
あとは歴代相棒全員の共演が見れたら本望です。劇場版でそんな話もあるというニュースも以前出ていましたけれど。もちろん真偽の程はわかりませんが、計画自体はあるのかもしれません。問題はきっとカイトくんですよね。成宮寛貴さんさえ復帰してくれれば、それが叶うんですけどね。
叶わないと思っていた亀山くんと神戸くんの共演が叶ったんですから、歴代相棒全員共演という夢も、いつか叶うかもしれません。
亀山と米沢の再会
神戸くんと亀山くんの初対面だけでも大興奮なのに、今回はそこに米沢さんまで加わります。
こんなに幸せ要素が盛りだくさんでいいの?と思ってしまうくらいです。
右京さんは今回の遺骨盗難事件の捜査に、米沢さんの協力を仰ぎました。その流れで、米沢さんが再登場することに。
米沢さんはS20第17話『米沢守再びの事件』以来ですので、約1年振りの再登場ですね。
警察学校の先生になってからも何度か再登場していますが、今回はいつもと違い特別です。
だって亀山くんと再会するんですもの。
再会の瞬間というのが気になるところではありますが、どうやら亀山くんは帰国してすぐ、米沢さんに挨拶に行ったみたいなんです。
過去のシーンとして出てきます。
二人が会うのは15年振り。
再会を喜び二人は抱き合ってます。これぞ懐かしの再会、というハグですね。
米沢さんは亀山くんがサルウィンに旅立つ際、警察官になった時に母から貰ったという大切な御守りを、亀山くんに渡しています。あのシーンはグッときました。
御守りのご利益があってか、亀山くんはサルウィンから無事に帰国し、今回あのとき以来の再会を果たしたわけです。それを想うと、この再会が本当に嬉しい。
もしかしたら亀山くん、あのときの御守りを米沢さんに返したりするのかな~とかちょっと思ったのですが、その場面は出てきませんでした。
米沢さんが、右京さん&亀山くんの特命係と一緒にいる3ショットも、同じく15年振り。
米沢さんは特命係の部屋にも来てます。
最初の劇場版を思わせるような、チェスの駒を使う場面なんかも出てきました。
初期相棒では当たり前のように見ていた三人を、15年という時を経て、また再び見ることができるとは。
先ほど亀山くんと神戸くんと共演で夢が一つ叶ったと書きましたが、この米沢さんとの3ショットも、同じく僕がいつか見たかったものの一つです。
それに今回は、米沢さんの鉄オタならではの知識を最大限に発揮しての、捜査協力をしてくれてます。そういう意味では鉄道ファンの方々にも楽しめる内容なのかもしれません。
米沢さんは前回登場したS20第17話『米沢守再びの事件』で、こてまりにも来店し、右京さん冠城くんと三人では飲んでいます。
そして今回もこてまりに来店し、今度は亀山くんと三人で。
当時カウンターの中にいたのは、たまきさんだったな~と、そんなことも思い出してしまいました。お店も花の里でしたし。
この三人が一緒にいるのは、最初こそ懐かしく感動しましたけれど、すぐに当たり前のように思えてしまうのが不思議です。
まるで昔に戻ったかのように。
特命係に米沢さんが加われば、解決できない事件などありません。
渡辺いっけいの私塾
遺骨の奪還に乗り出した特命係が訪れたのは、埼玉の景勝地としても知られる長瀞です。
13件の遺骨盗難のうち、最初に事件が発生したのが長瀞にある真野家でしたので、そちらに聴き込みに行くためです。
そしてこの長瀞の地にてクローズアップされるのが、渡辺いっけいさん演じる葛葉宰三という男が運営している、「ながとろ河童塾」という私塾です。
こちらが葛葉宰三。
葛葉は元々中学校の国語教師でしたが、退職後に破れ寺(見捨てられ荒れ果てていた寺)を買い取り、私塾を開きました。
私塾には地域の子供たちが集まり、勉強だけではなく、ゲームをしたり工作をしたり、それぞれが自由に過ごしています。
そんな子供たちの中に、今回の事件の関係者が一人。
最初に盗難の被害にあった真野家の息子、柴崎楓雅さん演じる真野正義です。
彼の祖父の遺骨が盗まれ、真野家にはやはり「13」からのDVDが送られています。
そして、真野正義は13歳。
今回は13という数字がそこかしこに出てきます。
今回特命係が長瀞の真野家を訪れている頃、葛葉は数人の塾生たちを連れて奈良へ。
子供たちは奈良の地にて、何かを始めようとしています。
彼らが何をしようとしているのかはまだ不明ですが、今回の遺骨盗難事件に、葛葉宰三と「ながとろ河童塾」の子供たちが、何かしら関りがあることは間違いなさそうです。
遺骨を盗み出したのは、彼らなのか。
その真相を確かめるため、特命係が暴き出さなければいけないのは、「13」の秘密です。
その他の見どころ
では最後に、第20話『13~死者の身代金』のさらに細かい見どころを、いくつか挙げてみたいと思います。今回は多いです。
神戸と社美彌子の対面
神戸くんの再登場により、亀山くんとの初対面がついに実現しましたが、もう一つ注目すべき初対面が。
それは、神戸くんと社美彌子との初対面です。
社美彌子から神戸くんに接触があり、この対面が実現しました。
二人はお洒落なお店で会ってます。神戸くんが大河内さんといつも会っていた、銀座の「水響亭」ですね。
神戸くんはワイン、社美彌子はカクテル飲んでます。デートみたいですけど。
なんとなくこの二人、既に会ってた感じはしちゃってたんですけど、今回が初なんですよね。社美彌子はS13からの登場で、これまでの数少ない神戸くんの再登場回では、その機会はありませんでした。それがこのS21にてついにご対面。
この場面では、神戸くんの小野田さんに対する想いも語られました。小野田さんは神戸くんと右京さんの目の前で刺されちゃいましたからね。
神戸くんと社美彌子の今後の関係性も気になるところではありますが、新鮮なツーショットが見れて嬉しいです。
神戸と大河内
神戸尊ネタ続きます。
神戸くんと大河内さんといえば、よくダイニングバーで二人で飲んでいました。先ほどの社美彌子との初対面でも出てきた、銀座の「水響亭」というロケ地です。
僕もそのシーンを見るたびに、いつか行ってみようと思っていたことを思い出します。結局一度も行けてないですけど。
そんな水響亭にて、神戸くんと大河内さんが二人で飲んでいるという懐かしの場面が、再び登場。
またこのシーンが見られることも嬉しいですけれど、変わらず同じお店でってのも凄いですよね。
二人が変わらず仲良しなのも嬉しい。
特命係がヘリ
右京さんと亀山くんが、ヘリに乗りました。
特命係がヘリというのは、亀山くんがサルウィンに旅立つきっかけとなった、S7第2話『還流~悪意の不在』以来ですし、そのときのシーンを自然と思い出してしまいます。
あのときはヘリの中で、瀬戸内米蔵が右京さんと亀山くんに罪の告白をしました。
このたびは、捜査の一環で航空隊のヘリに。
劇場版Ⅲでは、右京さんとカイトくんのヘリシーンもありましたが、ヘリに乗る特命係というのは、そう見られるものではありませんので、貴重です。
僕はまだ人生で一度もヘリに乗ったことがありませんので、いつか乗ってみたい。
亀山家のリビング
第3話『逃亡者 亀山薫』のときに、トリオ・ザ。捜一が亀山夫妻の新居に訪れまして、お洒落なリビングが出てきています。
この度は、そのリビングのシーンが満載でした。色んなアングルで。
亀山夫妻復帰後、これだけ亀山家の中のシーンが出てきたのは初ですね。
相変わらずのラブラブな一面も見れました。
そして亀山家のインテリア、やっぱりお洒落ですね。
美和子と出版社
美和子さんは現在、フリーのライターですが、このたびはその取引先といいますか、記事を書いている先の出版社が出てきました。
どうやら美和子さんは、「TOKYO TOPICS」というのに記事を書いているみたいですね。
かつては帝都新聞社会部に属していましたので、新聞社での美和子さんというのは当たり前の場面だったんですけど、帰国後の現在は新鮮な感じがしてしまいました。
トリオ・ザ・捜一が三人で
お馴染みの捜一トリオが、三人並んで特命係のソファーに座り、右京さんと亀山くんの帰りを待つという場面が。
三人揃ってこの部屋を訪れるというのは特に珍しくはありませんけれど、この椅子に三人並んで座ってというのは、初めてではないかと。
少々窮屈そうではありますが、このソファー、三人座れたんですね。
この後の、右京さんが先生、トリオが生徒、みたいな感じでのやりとりも、楽しませて頂きました。
会議ではじっち
警視庁のお偉いさんたち(おそらく各部の部長など)が集まる会議の場に、土師太が登場。
全く物怖じすることなく、いつもの調子でお偉いさんたちに話してます。
青木年男もでしたけど、はじっちもそういうとこ、図太いです。
一筆書きを楽しむ右京
小手鞠さんが最近「一筆書き」のアプリにハマっているそうでして、右京さんにもやらせます。杉下さんこういうのお得意そう、と言いながら。
で、右京さんもめっちゃ楽しんでやってます。
こんなに嬉しそうに、ゲームをする右京さんが見れるとは。
以上、本日は相棒season21第20話『13~死者の身代金』についてでした。