「双頭の悪魔II~堕天使」
相棒season3第2話のあらすじと感想
本日は、シーズン3第2話についてです。第1話からの続きとなります。
相棒season3第2話のタイトルは「双頭の悪魔II~堕天使」。放送日は2004年10月20日です。「双頭の悪魔」三部作の第2部ですね。第1話だけでは完結せず、第2話、第3話と続いて完結するパターンです。
タイトルに入っている「堕天使」と言うのは、Wikipediaによると…
堕天使(だてんし)は、主なる神の被造物でありながら、高慢や嫉妬がために神に反逆し、罰せられて天界を追放された天使、自由意志をもって堕落し、神から離反した天使である。
とありますね。果たして相棒では、堕天使とは誰のことを指しているのでしょうか。
ではざっくりですが第2話のあらすじを。
首相補佐官の自殺を捜査する右京さん。亀山くんからの、官邸盗聴疑惑と言う情報を一つの糸口にして捜査を進めます。盗聴疑惑の情報源は、美和子さんの新恋人で、暴漢に襲われ入院中の鹿手袋さん。より詳しい状況を知るために、右京さんは鹿手袋さんにも接触します。首相補佐官の自殺。そして鹿手袋さんの襲撃。この二つの別々の事件が、意外なところで繋がりを持ち始めます。一方、捜査を快く思わない朱雀官房長官からの圧力も日に日に強くなり…右京さん亀山くんは、果たしてこの事件の真相を暴くことができるのか…?
と言った感じです。かなりおおまかにですが。
第1話からの続きとなりますが、事件が意外な展開に進んで行き、面白いです。目が離せないです。
スケールも大きくて、ほんと映画みたいな感じです。
相棒season3第2話のゲスト出演者
今回のゲスト出演者ですが、メインで登場しているゲストさんは、第1話と同じです。
念のため再度紹介しておきます。
まずは政治家とその関係者さん6人。
左から。やり手の国会議員、片山雛子役で木村佳乃(きむらよしの)さん。特命係の敵なのか味方なのか。頭のキレる怖い女です。笑
続いて、内閣官房長官、朱雀武比古役で本田博太郎(ほんだひろたろう)さん。右京さんの捜査を快く思っていません。圧力を掛けてきます。
続いて、首相補佐官であり、遺体となって発見された沢村久重役で、春田純一(はるたじゅんいち)さん。
続いて、首相の秘書官である加賀谷秀乃役で、佐戸井けん太(さといけんた)さん。
続いて、同じく首相の秘書官である大八木邦生役で清水昭博(しみずあきひろ)さん。
最後に、元法務大臣、瀬戸内米蔵役で津川雅彦(つがわまさひこ)さん。
以上6人が、第1話に続いて登場する、政治家とその関係者役のゲストです。
それ以外にも2名メインのゲストさん。
左が、亀山くんが移動になった先である麹町東署の刑事課長、海音寺菊生役で竹中直人(たけなかなおと)さん。
右が、暴漢に襲われた美和子さんの新しい恋人、記者の鹿手袋啓介役で西村雅彦(にしむらまさひこ)さん。
こちらの2名です。
第2話から新しくメインで登場するゲストさんはいません。
恐るべき片山雛子
それでは今回も見どころを色々と。
まずは片山雛子から。
片山雛子はとっても怖い女です。
第1話から既に、ずる賢さとか腹黒さが見える場面はありました。鹿手袋さんとホテルの部屋で会う場面など。
しかし今回辺りから、さらに片山雛子のずる賢さ、恐ろしさが顕著になってきた感じがします。
自分の秘書が起こしてしまった失敗。その責任を取らせるために片山雛子はなんと…
とても恐ろしいことをします。怖いです。
今後も右京さんと何度も対決する相手です。相当頭が良くないと、そんな相手は務まりませんからね。
しかし、実際にこう言う女性がいたら怖いだろうな…。
右京さんが初めて運転
とっても貴重なシーンが出てきました!
右京さんの運転シーンです。
相棒シーズン11のカイト君シリーズからは、右京さんの愛車フィガロが登場し、当たり前のように運転している右京さんです。しかしまだこの頃は、右京さん基本的に運転してないんです。
プレシーズン、シーズン1、シーズン2では常に助手席で、運転か亀山くんがしています。
ですが今回、右京さんが運転して亀山くんが助手席に座ると言う、なかなか貴重なシーン。l
もしかしたらこのパターンはこの1回だけかも?
今後も注意して見ておきたいと思います。
大河内さん亀山くんを待ち伏せ
大河内監察官が、帰宅する亀山くんを、マンションの入り口で車に乗って待ち伏せするシーンがありました。
これは、朱雀官房長官から圧力が掛かり、危険な立場にある右京さんを助けるため、大河内さんが亀山くんに接触しているんです。
しかしです。シーズン2第18話「ピルイーター」で大河内さんがゲイだと言うことが発覚したばかりです。亀山くんはそれを知っています。
そんな大河内さんが帰宅するとマンションの前で待ち伏せしていたら…笑
なんて考えてしまうのは、やはり僕が汚れた大人だからですよね。すみません…。笑
この後、大河内さんは亀山くんを車に乗せて、ちょっとグッとくる台詞を発します。
「あなたは杉下さんの唯一の相棒ですから」
と、亀山くんに伝えるんです。
グッときました!
シーズン3第2話その他の見どころ
その他にも細かい見どころがいくつかありましたので、挙げてみます。
恋に悩む亀山くん
美和子さんに新しい恋人がいることを知った亀山くん。
とても悩みます。
亀山くんはとっても優しい男ですし、純粋で真っ直ぐな男です。だから僕は、なんだか見ていてとても辛い気持ちになってしまうんです…。
そして、美和子さんの新しい恋人、鹿手袋さんとは、亀山くんは仕事上でも会わざるを得ない関係なんです。これは辛いですよね。
当然、美和子さんと亀山くんの関係は、とっても気まずいものになります。
右京さん亀山くんが鹿手袋さんから情報を聞きだした後、エスカレーターで出口に向かいます。それとは入れ違いに、上りのエスカレーターには、鹿手袋さんのもとに向かう美和子さん。
気まずい…。
そして、それに対して、右京さんもどうしたら良いかわからない感じなんですよ。笑
右京さん、恋愛には不器用ですからね。笑
この後どうなって行くんでしょう、亀山くんと美和子さんは。
そして今回、花の里で右京さんと亀山くんが飲む場面があるんですけど、リニューアルされた花の里で二人が飲むシーンは初めてです。
やっぱり二人がお酒を飲むシーン、いいですよね。僕はとても好きです。
ブレない伊丹さん
伊丹さんの亀山くんの呼び方と言えば、「特命係のか~め~や~ま~」が定番です。
しかし、過去に亀山くんが配属された肩書に合わせて、いつも呼び方を変えてるんです。まめなんです、伊丹さん。笑
「運転免許試験場のか~め~や~ま~」
「警察庁の亀山様」
そして今回、亀山くんが所轄勤務になりましたので、ちゃんとそれに合わせて…
「所轄のか~め~や~ま~」
って呼んでるんですよ。
伊丹さん、そこはブレずにしっかりしてるんですよね。ちゃんと亀山くんの配属先を把握していて、枕詞を律儀に付けてるんです。
そんな伊丹さん、好きです。笑
右京さんを「はなたれ小僧」
右京さんのことを、「はなたれ小僧」と呼ぶ人物が現れました。あの右京さんを「はなたれ小僧」呼ばわりです。
なかなかそんな人、相棒では出てきませんよね。
その人物は、朱雀官房長官です。
右京さんの捜査を苦々しく思い、不愉快に思っている朱雀官房長官。独り言ですが、右京さんのことを「杉下…はなたれ小僧が」って。笑
官房長官と言えば、総理大臣に次ぐ、日本の実質的なナンバー2の実力者です。そんな地位にいる人だからこそ、右京さんのことをそう呼べるんですね。
今後そんな人は現れるのでしょうか?
そして物語は第3話へ
「双頭の悪魔」三部作の第2部、タイトルにもあった堕天使とは誰を意味するのか…?
堕天使が指す相手が、この事件の大きな黒幕なのでしょうか?
相棒でも三話連続ものって、滅多にないかと思います。この後の相棒で、3話ものが出てくるのかどうか、まだ僕はわかりませんが。なかなか壮大で、内容も濃くて面白いです。
残すところあと一部。第3話の「双頭の悪魔III~悪徳の連鎖」のみです。
そちらも見終わり次第レビュー書きます!
以上、今日は相棒season3第2話「双頭の悪魔II~堕天使」についてでした。