「双頭の悪魔」
相棒season3第1話のあらすじと感想
大好きな相棒を最初から全話制覇するため、DVD-BOXを購入して毎晩一話ずつ見ています。
プレシーズン、シーズン1、シーズン2まで先日ようやく制覇して、昨日からシーズン3に突入しました!
シーズン2見始めた時も同じこと書いた気はするのすが、新しいシーズンが始める時って、なんだかすごくワクワクします。第1話のワクワク感はやっぱ特別ですね。
さて、それではシーズン3に関しても、一話ずつレビューなどを書いて行きたいと思います。
本日は、シーズン3第1話についてです。
相棒season3第1話のタイトルは「双頭の悪魔」。放送日は2004年10月13日です。season1、season2も10月にスタートしていますので、スタート時期はこの頃には既に定着していた感じですね。
そして、タイトルの「双頭の悪魔」。かっこいいタイトルですね~!二人の悪人が出てくるのか、二面性を持った悪人が出てくるのか…色々気になります。さらに、第2話が「双頭の悪魔Ⅱ」、第3話が「双頭の悪魔Ⅲ」となっていますので、おそらく三部作ですね。第1話は2時間スペシャルで放送されたものですので、それだけでは完結せず、その後2話に渡り続くパターンだとしたら、かなり長いです。映画くらいのボリュームあるかもしれないですね。
では、まずは第1話のあらすじを簡単に。
首相補佐官がドアノブで首吊り自殺をします。密室での自殺であり、事件性はないと処理されることに。しかし、補佐官の友人であり元法務大臣の瀬戸内米蔵が、自分が補佐官を殺したと自首するんです。そのことに興味を持った右京さん、いつものごとく独自に捜査を進めることに。一方、特命係を離れ所轄に移動になった亀山くん。なんと美和子さんに新しい恋人がいることを知り…。
かなりおおまかですが、こんな感じです。
かなりスケールの大きな展開です。映画みたいです。面白いです。
そしてやっぱり一話では完結せず、第2話、第3話へと続きますね。これはかなり見ごたえがあります。
season3の初回としては、文句無しで面白い第1話でした!
続きが気になって仕方ありません。
相棒season3第1話のゲスト出演者
新シーズンの初回と言うだけあり、ゲストも豪華です。盛りだくさんです。
一人ずつ紹介して行きます。
木村佳乃(きむらよしの)
まずは、二世の国会議員、片山雛子役で木村佳乃(きむらよしの)さん。
片山雛子と言えば、その後の相棒でも何度も出てくる、なかなか重要な人物です。僕も夕方の再放送だったり、映画だったりで何度も見ているので、よ~く知っています。その片山雛子の初登場は、season3第1話だったんですね!!
本田博太郎(ほんだひろたろう)
続いて、絶大な権力を持つ内閣官房長官、朱雀武比古役で本田博太郎(ほんだひろたろう)さん。
本田博太郎さんが相棒に出ていたこと、知らなかったです!この人は怖い役多いですね。相棒では官房長官役、ハマり役です。独特な雰囲気ありますよね。
春田純一(はるたじゅんいち)
続いて、首相補佐官であり、遺体となって発見された沢村久重役で、春田純一(はるたじゅんいち)さん。
たまに見掛ける俳優さんですね。首相補佐官の役だったのですが、ちょっと嫌な感じの役で出てます。笑
佐戸井けん太(さといけんた)
続いて、首相の秘書官である加賀谷秀乃役で、佐戸井けん太(さといけんた)さん。
個人的にですが、佐戸井さんは踊る大捜査線の印象が強いですね。この人もいい役者さんですよね。
清水昭博(しみずあきひろ)
続いて、同じく首相の秘書官である大八木邦生役で清水昭博(しみずあきひろ)さん。
失礼ながら、僕はこの俳優さん、なんとなくどこかで見たかな~と言った感じです。すみません…。
津川雅彦(つがわまさひこ)
続いて、season2最終話で法務大臣として初登場した、瀬戸内米蔵役で津川雅彦(つがわまさひこ)さん。
瀬戸内さん、二回目の登場です。今回は友人である首相補佐官を殺したと警察に自首して来ます。右京さんとの絡みも満載です。
竹中直人(たけなかなおと)
続いて、亀山くんが移動になった先である麹町東署の刑事課長、海音寺菊生役で竹中直人(たけなかなおと)さん。
竹中直人さん出てるだけで面白いです(笑)。相棒でも竹中直人っぷり全開です。笑
西村雅彦(にしむらまさひこ)
続いて、美和子さんが勤務する帝都新聞の元記者で、美和子さんの新しい恋人、鹿手袋啓介役で西村雅彦(にしむらまさひこ)さん。
鹿手袋と言う苗字ですが、「しかてぶくろ」と読みます。変な苗字ですよね(笑)。鹿手袋さんについては、別途どこかで記事書きたいな~と思っています。西村雅彦さんも独特の雰囲気がありますよね。
今回メインで登場するゲストさんは、以上8名になります。
首相官邸を中心とした人間模様。一方亀山くんと美和子さん。
様々な展開が絡みあって、第1話は進んで行きます。
相棒season3のオープニング曲
それでは、シーズン3第1話の見どころを挙げていきます。今回は見どころめちゃめちゃ多いです。
まず、現在、相棒のテーマ曲と言えば「ちゃ~ちゃらら♪ちゃっちゃ~ちゃ~ら~♪」っておなじみのやつです。
シーズンごとに、そのテーマ曲がアレンジ違いで流れる形です。
僕もしょっちゅう色んなところで気付けばこれを口ずさんでいます。
今では定番となったこのテーマ曲ですが、シーズン3が最初なんですよ。シーズン1と2は別のテーマ曲なんです。
相棒のOPテーマ曲一覧をまとめた記事もありますので、そちらもご参考頂ければ嬉しいです。
相棒おなじみのオープニングテーマ曲が初めて流れたのは、このシーズン3第1話。
記念すべき瞬間ですね。
テーマ曲が流れた瞬間、興奮してしまいました。
特命係の部屋が現在の形に
第一話の冒頭で、右京さんが特命係の部屋で、一人音楽を聞きながらチェスをしている右京さん。笑
窓の外に見える夜景がとても綺麗です。
今までこのアングルはなかったかと思いますし、もしかしてまた特命の部屋、引っ越した?とも思わせる感じです。
もし引っ越したのだとしたら、角田課長の組対5課も一緒に引っ越してることになりますが。
警視庁の上の方の階に引っ越しになった可能性もありますね。
そして部屋の配置も変わっています。
黒いソファーが以前とは逆側に配置されていますし、帽子掛けも反対側に移動しています。
そして何より、右京さんの席自体が反対側に移動しています。
これ、現在の相棒でも定着している特命の部屋かな~と。夕方の再放送ばかり中心に見ていた僕としては、これが一番見慣れた配置なんですよ。
これを見る限り、おそらくシーズン3から、今の形にある程度定着したものと思われます。
第1話は、亀山くんが特命を離れて所轄勤務です。ですのでこの後亀山くんが戻って来たら、何かしら変わる可能性はあるかと思いますが。
その辺りも今後注目して行きたいです。
花の里がリニューアル
特命の部屋に続き、花の里も一番見慣れた形にリニューアルされました!
シーズン2までは、右京さんの座る位置はこっちでした。
それがシーズン3からは反対側に。内装もリニューアルされますね。
こちらも、この形の方が相棒では定番ではないかと思います。一番見慣れた形です。
最初は店名も「新ふくとみ」で、大衆居酒屋感が強かったんですけど、シーズンが進むごとに、ちょっと高級で隠れ家的なお店に変化しています。
あと、今までは花の里の入り口は、これしか映らなかったのですが…
今回初めて、お店の前の小路が映りました!
これ、お店の前の路地と別アングルと言うよりは…場所変わってますよね?
花の里、お店の場所自体も引っ越した可能性がかなり高いです。もしくは、外観も大幅に改装したかも。
捜査一課トリオが定着?
シーズン2までは、捜査一課の伊丹さん三浦さん芹沢さんが、トリオとして行動することはほとんどありませんでした。
伊丹さんと三浦さん、または伊丹さんと芹沢さんってコンビのパターンです。
それがシーズン3では、第1話からトリオで登場して、行動も一緒でした!
おそらく捜査一課トリオが定着した最初は、この回なのでは?と。
ここからトリオで行動するパターンが当たり前の風景になって行ったかと思います。その後三浦さんは引退してしまいますが…。
三浦さんが引退するまでは、ここからしばらく捜査一課トリオを楽しみたいと思います。
ついでですが、芹沢さんが島根の出身だと言うことが明らかになってますね(笑)。瀬戸内さんと芹沢さんの雑談中に出てきました。
あと、今まで右京さんのことを「警部さん」って呼ぶことが多かった伊丹さんと三浦さんですが、今回「警部殿」って呼んでますね。この呼び方も、もしかしたらここから定着したのかもしれないですね。
亀山くんが麹町東署勤務
亀山くんですが、プレシーズン開始時は捜査一課にいました。
シーズン1開始時は特命係。
シーズン2開始時は運転免許試験場。
今まで全部、第一話での勤務部署が違うんですよ。
ですのでやはりシーズン3でも部署が気にはなっていました。
しかし、シーズン2の終了時に、亀山くんが移動するような話しも特にはなかったので、普通に特命係所属でスタートするのかな~と。
ところがです。
やっぱり違う部署でした。笑
警視庁ではなく、所轄の麹町東署です。そこの捜査一係に配属されています。
そして、麹町東署の刑事課長が竹中直人さん演じる海音寺さんなんです。
この海音寺さんと亀山くんの絡みが面白いんですよ。笑
トイレに立てこもった亀山くんとのシーンとか。海音寺さんは亀山くんのことを「かめかおる」ってかなり特殊な呼び方もしています。
海音寺さん登場する度に笑ってしまいました。笑
美和子さんが浮気
美和子さんの浮気と言う、相棒史上とっても重大な恋愛事件が発生します。
僕も夕方の再放送で、美和子さんの浮気に関してはそれなりに把握はしていました。鹿手袋(しかてぶくろ)さんと言う、とってもインパクトのある名前の記者と浮気していると。
浮気と言うよりも、美和子さん真剣なんですよね。亀山くんと別れて、鹿手袋さんを選ぼうとしているんです。真剣なんです。
鹿手袋を演じているのが西村雅彦さんです。それだけでなんだか面白いですよね。笑
鹿手袋さんは、元々は美和子さんと同じく帝都新聞の記者さんでした。現在は独立して記者をしています。
そしてどうやら半年ほど前から、美和子さんと鹿手袋さんはお付き合いが始まってるみたいです。
美和子さんも、亀山くんにそれをちゃんと伝えよう、伝えよう、としてるんですけど、なかなか切り出せません。
この辺り、僕は亀山くんの気持ちになってしまって、なんだかとても切ない気持ちになってきちゃいました…笑
帰りの遅い美和子さんのために、夕食を作って待っている亀山くん。
美和子さんが意を決して、お風呂中の亀山くんに伝えようとしますが、お風呂で寝てしまっている亀山くん。
なんだかこう言う場面見てて、僕はとても心が苦しくなりました。
あと、どうでも良いことですが、亀山家の風呂が映ったのはおそらくこれが初めてですが(笑)。
美和子さん、花の里でもたまきさんに相談したりしてます。美和子さんの気持ちも想像すると…とっても苦しいです。
この後どうなって行くのでしょうか。
片山雛子が初登場
木村佳乃さんが演じる政治家、片山雛子。
この後の相棒でも度々登場し、重要な役割を担うことが多い人物です。
片山雛子の父も大物政治家で、瀬戸内米蔵の盟友だったとか。その父の地盤を引き継ぎ、めきめきと頭角を現す実力者です。
相当なキレ者で、ずる賢い女です。しかも美人。
おそらく頭の良さでは右京さんと互角の闘いができる数少ない人物かと。
この片山雛子と右京さん、今回が初対面です。この後も何かと因縁のある二人が、初めて出会うんです。
初対面の後も、何かと腹の探り合いする二人。一度二人きりで、高級そうな料亭で食事をしています。
これ、けっこう珍しいシーンかもしれないですね。
あと、片山雛子の喫煙シーンもありました。雛子さんタバコ吸うんですね!
右京さんと片山雛子。今後の二人にも注目です。
そして、木村佳乃さん美人だな~と改めて思いました。笑
シーズン3第1話その他の見どころ
今回はですね、見どころがあり過ぎて、自分的になかなか収拾ががつかなくて…
整理するのにちょっと時間が掛かってしまいました。いつもけっこうすんなり書けるんですけどね、今回は久しぶりに苦戦しました。楽しい苦戦ですが。
では、第1話の細かい見どころを色々と挙げてみたいと思います。
右京さんのチェス駒
冒頭で右京さんが一人でチェスをするシーン。
よく見ると、チェスの駒が今までと違うんですよ。
過去に出てきたのは、白と黒の駒です。あとは、茶色の木彫りの駒。
でも今回は、透明と白の駒なんです。
すごく細かいことで申し訳ありませんが…笑
一体右京さん、何種類チェスの駒を職場に持ち込んでるんだろ?と。笑
右京さん机に写真が…
特命係の右京さんの机。
よく見ると、その机の上に写真が飾られているんです!!
小さいですし、映ったのは一瞬ですので、何の写真なのかまではわかりません。
この後の相棒でこれがピックアップされることはあるのでしょうか?何の写真なのか気になって仕方ありません。
どなたかご存じの方がいらっしゃいましたら、教えて頂けたら嬉しいです。
瀬戸内米蔵の記憶力
瀬戸内さんと右京さんは、会うのは今回が二度目です。
一度目は、シーズン2の最終回で、一瞬だけ言葉を交わしました。ほんの30秒くらいかと。
しかしです。今回取調室にいる瀬戸内さんを右京さんが訪ねます。その時に、瀬戸内さんは右京さんのことを覚えてるんですよ。
「やあ杉下くん元気かね」って名前までバッチリ。
政治家ですし、日々色々な人と会ってるでしょうに、一瞬音言葉を交わしただけの右京さんを覚えてるって。
この記憶力はすごいです。笑
首相官邸のフクロウ
ドラマ内で度々フクロウの像が登場します。
これ、何なんだろうな~と思い、気になったので調べてみました。
すると、これは旧首相官邸の壁にあるフクロウさんとのこと。色々なところに「ミミズク」って出てたので、ついでに「ミミズク」と「フクロウ」の違いを調べると、ミミズクはフクロウの一種とのこと。耳のあるフクロウをミミズクって呼ぶみたいです。知らなかった…。
そして、首相官邸にフクロウがいる意味。これ、なかなか面白いです。
「フクロウ」=「不苦労」だったり「福朗」だったりの当て字で、縁起が良いとされているみたいです。なるほど。
あとは、欧米ではフクロウは英知の象徴とされているとか。
また、フクロウの首はよく回るので、お金の工面で「首が回らない」と言う言葉の反対を意味し、縁起が良いとか。
色んな意味があるんですね!全然知らなかったです。
僕は以前、テレ東の「やりすぎ都市伝説」で、関暁夫がフクロウはイルミナティを意味するって言ってた覚えもありますね。イルミナティって秘密結社です。フリーメイソンとかの。笑
色んな解釈があるかと思うんですけど、こう言うのって面白いですよね。
僕は大好きです。都市伝説も大好きです。笑
内閣官房長官
今回、本田博太郎さんが演じる朱雀武比古って人が出てきました。この人の役職は「内閣官房長官」です。
相棒で官房長と言うと、おそらく多くの人が真っ先に小野田官房長を思い浮かべるかと思います。僕もです。
ですので、ちょっとこの辺り、わかりづらくないですか?
今回出てきた朱雀官房長官は、「内閣官房長官」です。日本国の首相に次ぐ、実質的にはナンバー2の権力を持つ地位です。
現在の安部政権で言いますと、菅官房長官ですね。この人です。
(画像出典:www.j-cast.com)
一方、小野田さんは警察庁の人間です。相棒では、「官房室長」と言う架空の役職となっています。実際に警察庁には長官官房長と言うめちゃめちゃ偉いポストがありますので、おそらく小野田さんはその「長官官房長」的なポジションと言うことかと思います。警察庁の中では、警察庁長官、警察庁次長に続く、3番目に偉いポジションってことですね。
朱雀は国の実質的なNo2、小野田さんは警察庁のNo3です。
ですので、その力関係は、圧倒的に朱雀さんの方が上なわけです。
小野田さんが降格
今回は小野田さんかなり頻繁に出てきましたね。
小野田さんが特命係の部屋に現れるのも、シーズン1第8話以来の2回目かと思います。
あと、右京さんが初めて小野田さんに頼みごとをするんです。朱雀官房長官とのアポを取り付けてもらうんですよ。
小野田さん、右京さんに「お前の願い事ならたいていは聞くよ」って言ってますね。
そんな小野田さんですが、朱雀官房長官の怒りを買い、なんと降格させられることに…。
降格後の役職は、警察庁の教養課長。現在の官房室長のポジションからはかなりの降格ってことになります。
相棒史上で、小野田さんが降格させられるなんてことがあったんですね!これも初めて知りました。
この後無事に元のポジションに戻れるのでしょうか?
亀山くん右京さんを「あなた」
シーズン3第1話では、亀山くんは所轄勤務です。
特命係を移動になって、麹町東署に移りました。その際に、右京さんがあっさりしていて、亀山くんきっと淋しかったんだと思います。
その後の二人の関係、距離がいつもとちょっと違う感じで、見ていて面白かったですが。笑
所轄勤務の亀山くんですが、特命の部屋に右京さんを訪ねて来ます。
その際に右京さんのことを「あなた」って呼ぶんですよ、いつもの「右京さん」ではなく。そして、右京さんがそれに対し「君は怒っている時、必ず僕をあなたと呼びますからね」と。笑
亀山くんにそんなパターンがあったとは。
そして物語は第2話へ
今回もかなり細かい見どころなど挙げてみました。2時間スペシャルですし、なんだか内容もものすごく濃くて、書きたいことも盛りだくさんになってしまいました。
第1話は完結していません。このまま第2話へと続きます。
果たしてどのように事件は展開して行くのか?
第2話も見終わり次第、記事にしますので!
以上、今日は相棒season3第1話「双頭の悪魔」についてでした。