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相棒21第15話『薔薇と髭と菫たち』ヒロコママと薫の再会

第15話『薔薇と髭と菫たち』

あらすじと感想

相棒season21第15話のタイトルは『薔薇と髭と菫たち』。放送日は2023年2月1日です。「薔薇と髭」の時点で、あの人が再登場するであろうことがわかります。しかし「菫(すみれ)」が何なのかはわかりませんので、気になるところ。「菫(すみれ)」と「薫(かおる)」って漢字が少し似てますので、一瞬「かおるたち」かとは思っちゃったんですけどね。

では最初に、第15話『薔薇と髭と菫たち』のあらすじから紹介していきたいと思います。テレビ朝日の公式サイトより引用させて頂きます。

薫(寺脇康文)は、海外渡航前から顔馴染みだったゲイバーのママ・ヒロコ(深沢敦)と再会。ところが、その矢先、公園で男性の遺体を発見する。男性は鬼塚という著名なルポライターで、妻はノエル美智子(大島さと子)というペンネームで少女向け小説を手掛ける人気作家だった。鬼塚の手には、なぜか美智子のデビュー作が握られており、何らかのダイイングメッセージとも思われた。事件に興味を持った右京(水谷豊)が、美智子から事情を聞くと、鬼塚が死亡した晩、彼女も同じ公園で炊き出しのボランティアをしていたことが判明。鬼塚は、そこに集まった生活困窮者を取材中、何らかのトラブルに巻き込まれたのか? そんな中、ヒロコが聞き捨てならない情報をもたらす。困窮者を食い物にしていた半グレ集団が、鬼塚を脅していたというのだ。
有名記者の死は、事故か、殺人か…!?
遺体はなぜ妻の小説を手にしていたのか?
現代社会の深き闇に特命係が切り込む!
(引用元:https://www.tv-asahi.co.jp/

今回も面白かったです!

亀山くんとヒロコママの再会、待っておりました。

ヒロコママは、初期の亀山くんシリーズでは、劇場版を合わせて7回も登場している名物的なサブキャラです。それが冠城くん時代のS18にて12年振りに再登場。続いてS19にも再登場しています。

S21にて亀山くんが復帰しましたので、ヒロコママとの再会は絶対どこかであるはず!と思い期待していたところ、この第15話にてついに実現です。

右京さん、亀山くん、ヒロコママという、三人が揃う場面を再び見れることになるとは。

嬉しくないわけはありません。

そしていつものごとく、ヒロコママきっかけで事件が始まります。事件を呼ぶ女(男)は健在です。

今回の事件は、最初から大きな謎が提示されます。それは遺体が持っていた本です。被害者は有名なルポライターでして、奥さんもまた少女向け小説を手掛ける人気作家。で、なぜか遺体の手には奥さんのデビュー作が握られいるんです。しかも本はサイン入りで「すみれさんへ」という一文も。

この段階では、本の謎は全くもってわからないですね。予想もできません。

必然的に、この本の謎を解くことが、真相の解明に繋がっていく、という流れです。

本の著者である奥さん、サインの宛名だった「すみれ」さん、その二人がまず重要な人物として挙がり、続いて被害者を脅していたという半グレホストも浮上し、怪しい人物が次々とピックアップされます。

いつもですと、それらの線がじょじょに絡み合い進んでいくかと思うのですが、今回は本やフードバンクなど接点はあるものの、そこから先の交わり方が、最後までわからなかったです。

真相究明の最後の決め手は、ヒロコママでした。ヒロコが事件を呼び、ヒロコが解決へと導いたようなもんです。しかし右京さんじゃなかったら、真相には辿り着けなかったかもしれません。

亡くなったのが著名なルポライター、その奥さんが人気作家という、お話の中心となる夫婦が、どちらも物を書くことを職業にしているという点も、大きなポイントでした。

この夫婦が抱えていた秘密こそが、本の謎へと繋がりましたので。

その真相には、僕もびっくりしちゃいました。鋭い人は途中で気付いたんでしょうけど、鈍い僕は右京さんの解説まで全然気づかなかったですからね。

作家夫婦の秘密はもちろん、その先のサインの秘密というのも、右京さんに説明してもらわなかったらわからなかったです。

また、貧困そのものから、いわゆる貧困ビジネスというものも取り上げられていました。意図したわけではないと思いますが、まさに最近のColabo問題にも、どこか通じるものもあったのではないかと。

「この世界は美しく人生は喜びに満ちている」という言葉に夢を見た少女が、大人になり現実に絶望したものの、最後のヒロコママの「人生捨てたもんじゃないわよ」に帰結するような、そんな一本の流れでもありました。

本筋だけではなく、ヒロコママの強烈なファッション、強烈なオカマ仲間、特命係とのコミカルなやりとり、出雲麗音との絡みなどなど、ヒロコを中心とした楽しみどころが満載でした。登場時間も長かったです。「薔薇と髭と…。」の店内もまた変わっていまして、とっても素敵なお店になってましたし。

右京さん、亀山くん、ヒロコママが三人並んで歩く、最後のシーンもよかったですね。事件の悪い終わり方ではなかったので、余計に三人の姿がいいものに見えました。

ヒロコママの特命係愛も全開でしたし。溢れてましたからね。

ヒロコ回だっただけに、笑いの部分もヒロコママが中心ではありますが、ぶれないトリオ・ザ・捜一、最近やや出番少なめな内村さん中園さんの貴重なシーンなど、その他もばっちり堪能させて頂きました。

小手鞠さんとヒロコママの前回のやりとりが面白かったので、またそれが見られるかと期待したのですが、残念ながら今回の来店はありませんでした。次回のお楽しみですね。

亀山くんとヒロコママの再会に始まり、様々な秘密が絡み合う物語、楽しませて頂きました。

第15話『薔薇と髭と菫たち』、面白かったです!

 

ゲスト出演者

では続いて、第15話『薔薇と髭と菫たち』に出演された、主なゲストさんを紹介します。

大島さと子(おおしまさとこ)

少女向け小説を手掛ける人気作家、ノエル美智子役で大島さと子(おおしまさとこ)さん。

ノエル美智子というペンネームで、本名は大塚美智子です。このたび発見された遺体は彼女の夫で、その手に握られていた本は、彼女のデビュー作でした。夫は有名なルポライターで、夫の取材に同行することも多かったそうです。夫婦揃ってヒロコの店にも通っています。

大島さと子さんは、旧芸名が大島智子(読み方同じ)さんです。僕も「大島智子」で認識していたので今回じゃっかん違和感があったのですが、いつの間にか改名されていたんですね。相棒には今回が初出演。作家役がとてもよく似合っていました。

 

深沢敦(ふかざわあつし)

ゲイバー『薔薇と髭と…。』のママ、ヒロコ役で深沢敦(ふかざわあつし)さん。

右京さん亀山くんとは、いくつかの事件を通じて深い親交があります。しかし亀山くんが帰国後に一向に姿を見せないことに腹を立て、仲間と共謀してドッキリを仕掛けます。そのさなか、店の常連だったというルポライターの遺体発見に居合わせることに。

深沢敦さんは、今回が劇場版も含め10回目の出演になります。全て同じヒロコママの役です。亀山くん復帰後は初登場。過去9度の出演回は、亀山くんシリーズで7回、冠城くんシリーズで2回です。詳細は次項にて紹介させて頂きます。

 

以上、今回の主なゲストさんは、上記2名になります。

他には、ノエル美智子の夫、ルポライターの鬼塚一誠(本名は大塚誠一)役で工藤俊作(くどうしゅんさく)さん。ノエル美智子のサイン本の持ち主、古川すみれ役で智順(ちすん)さんなどが、上記に次ぐゲストさんで出演されています。

工藤俊作さんは別役で5話目(過去にはS1-9、S6-11、S6-12、S12-10)の出演です。

 

ヒロコと亀山の再会

ヒロコママといえば、初期相棒(初期亀山シリーズ)での名物キャラの一人です。ゲイバー「薔薇と髭と…。」のママであり、なかなかに強烈なオカマちゃんです。

亀山くん時代の最後の登場は、劇場版『絶体絶命~』で、通常放送ではS6第13話『マリリンを探せ』です。いずれも2008年です。

そこから12年もの時を経て、S18第18話『薔薇と髭との間に』で再登場。この再登場にはびっくりしました。ヒロコママ、もう出てこないと思っていましたからね。それがまさかの冠城くんシリーズで再登場するとは。さらには次のS19第15話『薔薇と髭の不運』で、またしても再登場。S20での再登場はありませんでしたが、冠城くん時代に2度も出てるんです。

12年振りの登場時も、ヒロコママの出演回を一覧で書き出してはいるのですが、ここで改めてもう一度書き出しておこうと思います。以下、時系列で。

  • S1第3話『秘密の元アイドル妻』
  • S1第6話『死んだ詐欺師と女美術館長の指紋』
  • S2第20話『二分の一の殺意』
  • S3第17話『書き直す女』
  • S5第18話『殺人の資格』
  • S6第13話『マリリンを探せ』
  • 劇場版『絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン』
  • S18第18話『薔薇と髭との間に』
  • S19第15話『薔薇と髭の不運』

そして今回が、劇場版も合わせて、記念すべき10回目の登場です。

亀山くんとは2008年以来の再会ということになりますので、15年振り。

ヒロコママは、亀山くんが帰国している情報は得ていたようでして、それなのに一向に会いに来ないことにご立腹なんです。で、その腹いせに、オカマ仲間と共謀して亀山くんにドッキリを仕掛けます。

ヒロコは匿名のメールで亀山くんを公園に呼び出します。亀山くんが右京さんと一緒に指定の場所に向かったところ、そこにはうつ伏せで倒れている人が。二人が近づくと、その倒れていた人がいきなり起き上がり、亀山くんに襲い掛かろうとするという、そんなドッキリ。倒れていた人はヒロコです。

このドッキリは大成功し、亀山くんもおもいっきり驚いてます。どうやら右京さんは匿名メールの段階で感づいていたようで、特に驚かず。さすがです。

ヒロコママの服も相変わらず強烈ですが、ヒロコのお仲間の方々もインパクトがありますね。

お仲間はクミちゃんとミキちゃん。「ドッキリ大成功」の看板も持ってる方がクミちゃん、白いコートがミキちゃんです。僕はどっちがどっちかわからなかったんですけど、コメント欄にて教えて頂きました。

ドッキリという形ではありましたが、亀山くんとヒロコママの15年振りの再会は、こうして無事に果たされました。

しかしです。

この後特命係とオカマちゃんたちは、同じ公園内にて、もう一人倒れている人を見つけます。

そして右京さんが近づいてみたところ、こちらはドッキリではなく、本物の遺体という笑えない事態に。

またもやヒロコママが事件を呼び寄せました。

しかも遺体の身元は、「薔薇と髭と…。」のお客さんでして、ヒロコとは顔馴染みの男性とのこと。ヒロコママのお客さん、何かと事件に巻き込まれる人多いですね。

この流れで捜査一課が到着し、ヒロコママは出雲麗音とも絡んでます。

S19第15話『薔薇と髭の不運』のときは、出雲麗音がヒロコママのボディガードにつきまして、それにヒロコがご不満の様子で、何かと悪態ついてました。出雲を「生意気な小娘」とか「おかちめんこ」って言ってましたからね。なので、少々因縁のある二人の絡みを、また見れたのも嬉しい。

ここには益子さんもいましたので、益子さんとヒロコの絡みもちょっと期待したんですけど、そちらは残念ながら見られず。

そんなこんなで、必然的にヒロコママも事件に巻き込まれつつ、特命係は事件の捜査に突入します。

右京さんと亀山くん、ヒロコのお店「薔薇と髭と…。」にもまたお邪魔しています。

お店の内装、また前回とはだいぶ変わっていますので、引っ越したのかもしれません。白を基調とした店内で、なんとも落ち着いた感じもしますし、素敵な雰囲気になっていますね。

右京さん、紅茶飲んじゃってますし。

S18、S19と2シーズン連続でヒロコママの登場はあったものの、S20で出てこなかったので少々心配していましたが、ヒロコママはもちろん「薔薇と髭と…。」も健在で何よりです。

そして、右京さん、亀山くん、ヒロコママという、初期相棒では1シーズンに1度ほどは目にしていた3ショットを、またこうして見られることが嬉しい。

特に最後の三人のシーンは、胸が熱くなるほどです。

15年の時を経て、またこうして3人が揃うというのは、感慨深いものもありますね。

ヒロコママにはぜひ、来シーズンも再登場して欲しいです。

この勢いで、マギーさんの若杉栄一(マギーさんは別役でS19に出ちゃってますけど)とか、松下由樹さんの武藤かおり弁護士あたりにも、ぜひ出てきて欲しいですね。

 

作家夫妻の秘密

このたび遺体で見つかった男性は、鬼塚一誠というルポライターでした。

ルポライターとは、事件や社会問題などを取材し、ありのままを伝えるライターで、ノンフィクション作家とも呼ばれます。僕はジャーナリストとの違いが曖昧だったのですが、取材内容を元に、本人の主観や批評を加えた記事を書くのがジャーナリストとのこと。なるほど、主観を書くか書かないかの違いなんですね。

この鬼塚というルポライターは、これまでも数々の問題を記事にしてきた有名なルポライター。

彼の死に事件性があるのか、それとも事故や病気なのかはまだ不明ですが、遺体の手には本が一冊握られています。

「ひなたの花」という少女向けの小説で、著者はノエル美智子という人気作家。「ひなたの花」は彼女のデビュー作です。

そしてなんと、亡くなっていたルポライターの鬼塚は、そのノエル美智子の夫だったんです。

つまり鬼塚は、奥さんのデビュー作を握りしめて亡くなっていたことに。

こちら大島さと子さん演じる、奥さんのノエル美智子。

大島さと子さん、小説家役がよくお似合いです。

奥さんのデビュー作を握りしめて亡くなっていたのも謎ですけれど、さらに本にはサインが書かれていて、「すみれさんへ」という名前まで入っています。

鬼塚は、他人宛てのサインが掛かれた本を持っていたってことですので、これまた謎なんです。

本には不可解な点が多いわけですが、ダイイングメッセージである可能性もあります。自分が奥さんに殺された、もしくは「すみれさん」に殺された、など。

ノエル美智子は、彼が死亡した晩に、同じ公園で炊き出しのボランティアをしていたこともわかりますので、何かしら関係しているかもしれません。

しかし鬼塚は心臓に持病を抱えていたとのことで、病死の可能性もあります。

また、この夫婦は、一緒に取材に行ったり、ヒロコママのお店に行ったりもしていましたので、二人の仲が日頃から悪かったわけでもなさそうです。

片や、鋭い切り込みで社会問題を記事にする有名なルポライター。片や、少女たちに人気の小説家。

どちらも物書きとして、高い評価を得ている夫婦です。

鬼塚の書いた本は、利権にまみれていた再開発を白紙に戻したこともあるほどに、影響力を持っています。そのことでヒロコママにも感謝されています。

ノエル美智子の小説は、小手鞠さんも好きで読んでいたそうですし、右京さんも読んでみたとのことで、素晴らしかったとの感想を口にしていました。

「この世界は美しく人生は喜びに満ちている」、それがノエル美智子の書く小説です。

夫はルポライターとして社会の悪を暴き、妻は小説家として少女たちに夢を与える。

夫婦は「同じ世界を目指していた」のかもしれません。そう右京さんも語っています。

しかしそんな作家夫婦には、大きな大きな秘密がありました。

 

生活困窮者と貧困ビジネス

鬼塚一誠が持っていた本がダイイングメッセージだとしたら、必然的にサインの宛名である「すみれさん」にも疑いの目は向けられます。

そんな「すみれさん」の正体は、生活に追われるシングルマザーでした。右京さんが突き止めました。

こちらがその「すみれさん」。

お仕事を二つ掛け持ちして娘を育てていますが、給食費の支払いも苦しいくらい、生活には余裕がない様子。いわゆる生活困窮者です。

彼女は少女時代にノエル美智子のファンだったそうで、サイン会にてサインをもらったとのこと。

しかしその後、本は古本として売ってしまったと。

ノエル美智子の小説の「この世界は美しく人生は喜びに満ちている」という言葉を恨めしく思ってしまうほどに、今の生活が苦しいことも窺えます。

彼女はフードバンクに頼ることもあり、鬼塚一誠が亡くなった夜も、公園の炊き出しを受け取りに行っていました。

一方、鬼塚一誠は、生活困窮者が搾取される、いわゆる「貧困ビジネス」を取材していたこともわかります。

妻の美智子がホームレスに炊き出しのボランティアもしていたのも、夫の取材がきっかけになっていたようです。

鬼塚が取材していたのは、生活困窮者にいいバイトがあると、詐欺の受け子や名義貸しをさせるという、悪質なビジネスですね。

それを仕切っていたのは半グレのようで、鬼塚は半グレメンバーの一人に脅されていたとの情報も。

この情報により、本がダイイングメッセージなのか?という線に加え、彼の死には半グレが関わっている可能性も浮上したわけです。

しかしだとしても、彼の手にすみれさん宛ての妻のデビュー作が握られていたのは、謎のまま。

鬼塚一誠、ノエル美智子、すみれ、この三人の接点は「ひなたの花」という一冊の本と、炊き出しの行われていた公園です。

半グレの貧困ビジネスと三人の接点は、公園の炊き出し。

「ひなたの花」と「公園の炊き出し」、この二つの接点が、特命係の捜査により、全ての真相へと繋がって行きます。

鬼塚一誠が手にしていた「ひなたの花」は、すみれさんのために用意された、特別な一冊でした。

 

その他の見どころ

では最後に、第15話『薔薇と髭と菫たち』のさらに細かい見どころを、いくつか挙げてみたいと思います。

亀山くんが最多記録更新

亀山くんの相棒出演回数は、このS21に復帰するまで、124話(劇場版を入れると125話)でした。

その記録をS20第7話『かわおとこ』にて、冠城くんが塗り替えます。そのままS20終了時点で、138回の出演。

しかしS21での亀山薫復帰により、再びこの第15話『薔薇と髭と菫たち』にて、亀山くんがその記録を塗り替えます。

亀山くんは今回の出演が139話に達することに。

右京さんの相棒としての最多出演記録の更新です。その記念となる回が、ヒロコママってのもいいですね。

実は僕はこの記録更新に気付かず、コメント欄にて教えて頂きました。ありがたいです。

亀山くん、記録更新おめでとうございます!

そしてぜひこのまま、200回くらいまで目指して欲しい。

 

内村と中園のサシ呑み

内村刑事部長と中園参事官が、二人で居酒屋で呑んでいるという、貴重な場面が登場しました。

どうやら仕事帰りに立ち寄ったようでして、二人ともスーツ姿。

二人とも日本酒呑んでます。

お二人、意外と大衆的なお店で呑むんだな~と思ったところ、このお店の大将が内村さんの古い友人で、ここは内村さん行きつけのお店とのこと。

内村さん行きつけのお店は、S10第14話『悪友』で、お店だけ出てきましたけど、こうして吞んでいる姿は初です。そっちのお店も大衆的な居酒屋でした。(『悪友』の居酒屋については僕はすっかり忘れておりまして、コメント欄にて教えて頂きました。)

このたびのお店は、なんどそこの大将がヒロコの店の常連さんらしく、その流れで、こんな面々が一堂に会することにもなっちゃいました。特命係とオカマちゃんと内村中園という、奇跡の一場面ですね。

内村さんと中園さんが二人が呑んでいるシーンというのも初ですが、もしかしたらこの二人、けっこう頻繁に飲みに行ったりしてるのかもしれませんね。

長い相棒の歴史の中でも、まだまだ初めて見る新鮮なシーンがあるというのは、嬉しいものです。

 

亀山とイカ

S21にて、亀山くんと美和子さんの外食シーンというのが、これまで2度出てきています。

第8話『コイノイタミ』では東南アジア風のレストラン、第12話『他人連れ』ではイタリアンぽい洋食屋さん。

そして3度目の今回は、2度目のときと同じお店です。

こちらのお店、もしかしたら亀山夫妻の新たな行きつけかもしれません。

前回は亀山くんが赤ワイン、美和子さんが白ワインでしたが、今回は二人とも白です。

で、亀山くんの前には、パスタを食べた形跡と、イカ。

どうやら亀山くん、イカだけ丸々残してたみたいです。

亀山くんとイカといえば、S2第3話『殺人晩餐会』の冷凍イカを瞬時に思い浮かべた人も多いかと思いますが、なんとこの後、亀山くんの口から「これは冷凍されてて凶器になったりはしてないよね?」と。

亀山くん、もしかしてイカが若干トラウマになってるんでしょうかね。


以上、本日は相棒season21第15話『薔薇と髭と菫たち』についてでした。

 

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