第2話『ペルソナ・ノン・グラータ～二重の陰謀』
あらすじと感想
相棒season21第2話のタイトルは『ペルソナ・ノン・グラータ～二重の陰謀』。放送日は2022年10月19日です。第1話『ペルソナ・ノン・グラータ～殺人招待状』が前篇で、この第2話が後篇での初回SPになります。15分拡大版での放送です。
第1話（前篇）については、こちらの記事で紹介しています。
それではまず、第2話『ペルソナ・ノン・グラータ～二重の陰謀』のあらすじから紹介していこうと思います。テレビ朝日の公式サイトより引用させて頂きます。
テロ予告のあった旅客機は無事だったものの、サルウィン反政府運動のリーダー的存在だったアイシャ （サヘル・ローズ）が命を落とし、責任を問われた右京（水谷豊）は、謹慎を申し渡される。いっぽう、捜査一課では、脅迫されていた人間は、薫（寺脇康文）のほか、アイシャの親友ミウ （宮澤エマ）とその弟、外務省幹部の厩谷 （勝村政信）、サルウィンで人道支援を行っているＮＧＯの幹部・尾栗江威子（菊池麻衣子）ら計6人いたという情報を把握。しかし、脅迫犯に関しては目星さえつけられていなかった。そんな中、アイシャの死に責任を感じていた薫は、“親善使節団のメンバー”という立場を利用して厩谷のもとに押し掛け、右京の捜査復帰を官邸に働き掛けてほしいと直談判する。ところが、そこに当の右京が現れ、「くだらないまねは慎んでください」と薫を一喝。2人は再会も束の間、早くもぶつかり合う。そして、また一人、新たな犠牲者が―――
姿なき脅迫者と第二の殺人…!?
腐敗から国を救った英雄の死との関連は？
右京と薫が、衝突しながら国家の闇に迫る！
（引用元：https://www.tv-asahi.co.jp/）
今回も面白かったです！！
第1話にて右京さんと亀山くんが再会を果たし、ついに5代目相棒亀山薫でのS21がスタートしました。あの亀山くんが復活するという、待ちに待った瞬間が実現しました。再会した二人が嬉しそうでして、その表情を見ているだけでも、幸せな気持ちになってしまいました。
しかしそんな微笑ましい再会とは対照的に、事件の方はアイシャが自ら命を絶つという、最悪の展開に。
右京さんと亀山くんがいながら、どうにかその事態を防げなかったものかとは思ってしまうのですが、そういう意味では珍しく右京さんも詰めが甘かったですね。右京さん、亀山くんとの再会が嬉しくて、自分でも気付かぬうちに調子が狂っていたのかもしれない、と僕の中では処理しました。
アイシャをよく知る亀山くんも、アイシャの行動を予測できなかったことに、おそらく大きな後悔を抱いているはず。
しかし起きてしまった悲劇はどうにもなりません。二人にできるのは、真相を暴き犯人を見つけ出すこと。アイシャは自殺ではありますが、その結末へと巧妙に導いた犯人がいるんです。
しかし右京さんは、アイシャの死の責任を取らされ、禁足（謹慎）処分になっちゃいます。国賓が来日中に自殺するという、大不祥事ですからね。
しかし禁足だろうが何だろうが、右京さんには関係ありません。凄まじい屁理屈をこね、出歩き回ります。
さらには亀山くんも警察官でもないにもかかわらず、国賓という立場を最大限に利用して、捜査のため、ときには右京さんと、ときには単独で、あちこち動き回ります。
右京さんと亀山くんの掛け合いをまたこうして見られるというのは、嬉しいの一言に尽きます。
そしてなんと、今回の捜査の延長上で、右京さんはサルウィンにまで行っちゃうんですよ。
亀山夫妻のサルウィンでの様子も垣間見ることができますし、サルウィンで捜査をする右京さんと亀山くんいう、とっても貴重なもの見れました。
まさか右京さんがサルウィンの地に降り立つ日がくるとは。
右京さんと亀山くんが犯人へと辿り着いて行く過程も面白かったです。怪しい登場人物が数人ピックアップされますので、必然的に疑惑の目を向けることとなるのですが、その真相は中盤まではなかなかわからなかったです。そして最後に待っていた展開も、予想がつきませんでした。
タイトルに「二重の陰謀」と入ってましたので、そう単純ではないだろうな、とは思っていたのですが、終わってみれば「二重の陰謀」的なものが、二重にも三重にもなっていたのではないかと。それぞれが二重の陰謀を仕掛けてましたからね。
終盤で犯人を追い詰める右京さんと亀山くん、というのをまた見ることができたのも、嬉しくてたまりません。しかも今回はサルウィンの地でですし。
すみません、なんだか前回の記事から「嬉しい」を連発してしまっていますけれど、ご容赦を。
そして最後、ついに亀山くんが特命係に復帰するという、最高に嬉しい出来事もありました。復帰のために一肌脱いだのは、まさかのあの人でしたし。
右京さんと亀山くんが握手する場面は、胸が熱くなっちゃいました。
前篇では見られなかった、懐かしいMA-1姿の亀山くんも見れましたし、伊丹さんとのいいがみ合いや、角田課長との再会、甲斐峯秋、益子さん、土師太との初絡みなど、事件とは別のところでの楽しみどころも盛りだくさん。
妄想モンスターなんていう、びっくりなものも出てきちゃいましたし。
前篇に続き片山雛子と鑓鞍兵衛、社美彌子や衣笠副総監も出てきてます。
第1話では実現しなかった、右京さんと美和子さんの再会も見れました。
さらにはこてまりで、右京さん、亀山くん、美和子さんの三人が呑むというたまらない場面も。
笑いどころも全体を通してたくさん散りばめられていましたので、始終クスっと笑いながら見ちゃいました。
事件の真相と、亀山くん復帰、さらには数々の新鮮なシーンと、楽しみどころが満載の第2話でした。
タイトルの「ペルソナ・ノン・グラータ」も、この第2話でその意味がわかり、これが亀山くんへの特命係復帰にも繋がっています。
右京さんと亀山くんの再会に始まり、亀山くんの特命係復帰へと繋がる前後篇の物語。
第2話『ペルソナ・ノン・グラータ～二重の陰謀』、面白かったです！
ゲスト出演者
続きまして、第2話『ペルソナ・ノン・グラータ～二重の陰謀』に出演された主なゲストさんを、一名ずつ紹介していきたいと思います。今回は第1話から続く後篇となりますので、ゲストさんも第1話とほぼ同じです。
勝村政信（かつむらまさのぶ）
外務省幹部でアジア大洋州局次長、厩谷琢役で勝村政信（かつむらまさのぶ）さん。
新体制となったサルウィン政府と日本の橋渡しを担っていた人物で、アイシャやミウとも良好な関係を築いていました。しかし亀山くんと同様の脅迫を受け、飛行機に乗っている娘を守るため、アイシャに対し殺人未遂を犯します。
僕は個人的に勝村政信さんって、コミカルな役が多いイメージを勝手に抱いちゃってたんですけど、今回の相棒では外務省幹部というお偉いさんを演じていまして、そんなな雰囲気など一切ない役でした。
宮澤エマ（みやざわエマ）
サルウィン親善使節団のメンバー、ミウ・ガルシア役で宮澤エマ（みやざわエマ）さん。
自殺したアイシャとは、共に亀山くんの元で学んだ幼馴染であり、親友でもあります。ミウの方がアイシャよりも年上ですが、常にアイシャのサポートに徹しています。亀山くんと同様の脅迫を受け、飛行機には祖父母が乗っていました。
宮澤エマさんは、サルウィンの現地語と英語しか話さない役でして、架空の言葉であるサルウィン語を話す場面が今回もけっこうありました。少しミステリアスな雰囲気もあり、何かしら秘めた想いがありそうなミウという役、とっても似合ってました。
サヘル・ローズ
サルウィン反政府運動の中心的な人物、アイシャ・ラ・プラント役でサヘル・ローズさん。
サルウィンで腐敗した政府を倒した反政府運動の象徴ともいわれる人物です。しかし来日中に命を狙われ、周囲の人間が「アイシャを殺さなければ旅客機を爆破する」という脅迫を受けていることを知り、旅客機テロを防ぐため自ら命を絶ちます。
サヘル・ローズさんは、慈悲深く優しく、そして強い女性である、アイシャという役のイメージにぴったりでした。前篇にて自ら命を絶ってしまったので、後篇では回想シーンのみでの出演です。
菊池麻衣子（きくちまいこ）
サルウィンで人道支援を行うNGOの幹部スタッフ、尾栗江威子役で菊池麻衣子（きくちまいこ）さん。
亀山くんや厩谷などと同じく、脅迫を受けていたパーティの参加者の一人です。テロの標的となった飛行機には夫が乗っていました。また、貧血気味で、緊張するとめまいを起こしてしまう体質です。
菊池麻衣子さんは、第1話ではメインのゲストに名前がなかったため、その他のゲストさんで紹介させて頂きましたが、第2話では公式サイトのあらすじにもゲストとしてお名前が挙げられていましたので、同じくこちらでもメインゲストとして紹介させて頂きます。登場シーンは少しでしたけれど。菊池麻衣子さんは、過去にS5第12話『狼の行方』で、木下ほうかさん演じるヤバい男の元カノ役で出演されていますので、今回が相棒には別役で二度目の出演です。
他には、ミウの弟で使節団のメンバー、クリス・ガルシア役でトラウデン都仁（トラウデンとに）さん。パーティの招待客の一人、里村壱太郎役で浜田学（はまだまなぶ）さんなどが、上記4名に次ぐゲストさんで出演されています。
浜田学さんは別役で2度目（過去にはS2-15）の出演です。
公式サイトでは鑓鞍兵衛役の柄本明さん、片山雛子役の木村佳乃さんもゲストとして名前が掲載されていますが、準レギュラーに近い登場人物かと思われますので、こちらでの掲載は省かせて頂きます。
亀山薫の特命係復帰
初代相棒である亀山薫が、第1話では右京さんと再会、そしてこの第2話にて、ついに特命係に復帰することとなりました！
亀山くんが再び右京さんの正式な相棒になったわけです。5代目相棒の誕生です。
初代が5代目となる、相棒が始まって以来の大事件。
亀山くんはS7で一度警察を退職していますので、どうやって復職するのか気になっていましたが、そのきっかけを作ったのはまさかのあの人。予想もしていなかっただけに、余計に嬉しい。
で、その後は甲斐さんのバックアップがあり、復帰が実現します。
しかもなんと、正規の復職ではなく、嘱託職員という雇用形態で特命係に配属という、斬新な設定で。
MA-1を着て、段ボールを手に特命係に向かう亀山くん。
第1話からずっと亀山くんはMA-1は着ていなかったのですが、この第2話の最後にて、ようやくその姿を久しぶりに見ることができました。
やっぱり亀山くんといえば、フライトジャケットですからね。
そして右京さんとがっちり握手。
この場面、僕は胸が熱くなってしまいました。だって二人の握手といえば、S7の『レベル4』で、亀山くんが特命係を去った別れのシーンでしたから。
こちらがS7のときの握手です。
S7で別れの握手をした二人が、今度は復帰の握手。
これに熱くならないわけがない。
今回の事件で久しぶりに一緒に捜査をした二人ですが、二人とも活き活きしてるんですよね。お互いにそれぞれ再び一緒に捜査ができることが、嬉しくてたまらない感じがしました。右京さんなんて、一人でニヤけちゃってる場面もありましたし。
相棒というドラマがあとどれくらい続くのかはわかりませんが、少なくともあと数シーズンは、右京さんと亀山くんでの相棒が見られます。
もちろん亀山くんが特命係に戻ることは、寺脇康文さんの復帰が発表された時点でわかっていたことではありますが、こうして実際に亀山くんが正式に特命係に再び配属されるのを目にするのは、また格別の喜びがあるものです。
二人のやりとりがあまりにも自然でして、空白の時間があったことすら忘れそうにもなりますけれど。
ここから始まる5代目の相棒を、一話一話楽しみにしております。
亀山くん、おかえりなさい。
右京と薫がサルウィンへ
サルウィンより来日していた使節団の中心人物、アイシャが自ら命を絶ったことで、右京さんはその責任を追及され、無期限の禁足処分となってしまいます。食事と排泄以外は特命係から一歩も外に出るな、と。
確かにアイシャから目を離さなければ防げた悲劇ですので、これは右京さんらしくないミスではあります。右京さん自身も「結果は重く受け止めています」と、責任を感じているであろう発言もありました。
しかし事件はこれで終わったわけではありません。アイシャの命を狙い、飛行機へのテロを予告した犯人はまだ不明のまま。
アイシャを殺さなければ飛行機を爆破すると脅迫を受けたのは、全部で6人です。いずれもサルウィンの関係者。
右京さんはこの6人のうちで、亀山くんを除く5人の誰かが、事件に関係している可能性を疑います。
テロ予告を受けた飛行機には、それぞれの大切な人が乗っていましたし、そういった人間関係や搭乗予定を知っていなければ、できない脅迫ですからね。犯人はパーティの参加者に、かなり近いところにいる人間ではないかと。
そして真相に辿り着く鍵はサルウィンにあると。
右京さんは禁足中ではありますが、おとなしくしているような人ではありません。禁足を言い渡された直後にはもう出掛けてました。食事と排泄以外は特命の部屋を出るなと言われてましたけど、長～いトイレや食事に出掛けるという、屁理屈前全開で。
で、さらにはなんと美和子さんと一緒にサルウィンまで行っちゃいます。
右京さんと美和子さんの再会については、順番が逆にはなってしまいますが、後の項で改めて書かせて頂きます。
まさか右京さんがサルウィンの地を踏む日がくるとは。
この後亀山くんも合流しますので、サルウィンの地での右京さん亀山くんという、昨年までは思ってもいなかった絵が見れているわけです。
こちらは亀山くんが校長先生をしていた学校です。壁にはアイシャが描いた亀山くんの似顔絵も。
回想シーンでアイシャが似顔絵を描いている場面が出てきたのですが、これは貴重なサルウィンでの亀山先生の一場面。
亀山くんはここで、子供たちに色んなことを教えていたんですね。
正義についても。
そして亀山くんから正義を教わった子供たちが、腐敗した政府を倒したんです。その中心的な人物が、自ら命を絶ったアイシャでした。
アイシャを常にサポートしていたミウも、同じく亀山くんから正義を教わった一人です。
サルウィンの子供たちにとって亀山夫妻は特別な存在なんだと思います。同じく亀山夫妻にとって子供たちも、大切な存在です。
アイシャの自死で、亀山くんは大切な教え子を失ったんです。
アイシャとは幼馴染で、共に反政府運動をしていたミウにとっても、アイシャを失った悲しみは計り知れません。
今回の一件で、アイシャという大きな存在を失ってしまいましたが、ミウをはじめ、亀山くんが正義を教えた子供たちはまだたくさんいます。
そして亀山くんが教えた正義は、決して間違ってなどいません。
行きついた先は、必ずしも亀山くんが思い描いていた正義ではなかったのかもしれませんが、少なくとも悪や不正を許すものではありませんでした。
「ペルソナ・ノン・グラータ」は、その一つの証です。
亀山が警視庁に
このたび亀山くんは特命係への正式復帰に先駆け、ゲストとして警視庁を訪れています。角田課長に入庁の許可を頼んで出してもらったとのこと。
前篇ではパーティ会場のシーンがほとんどでしたので、後篇にて警視庁にいる亀山くんが見られるものまた嬉しい。
特命係の部屋にも来ちゃってまして、角田課長とも再会し、さらには甲斐さんとも初対面を果たしてます。
まず、この部屋にいる亀山くんが見られるのはS7以来。不思議な感じもしつつ、当たり前の感じもしてしまいます。
甲斐さんはもちろん亀山くんのことは知っていましたが、対する亀山くんは甲斐さんについての予備知識ゼロでしたので、角田課長に紹介され最初は少々かしこまってました。面白い初対面でした。
甲斐さんが特命の部屋に現れるというも、かなり久しぶりです。
角田課長と亀山くんは、久しぶり感とか全くなかったです。
角田課長との会話の中で大木さん小松さんの姿がないことには特に触れられることはありませんでしたが、どこかで二人の名前が出てくることがあればいいですね。
亀山くん、鑑識の部屋までお邪魔して、益子さんとも絡んでます。
益子さんとは、前篇では対面の場面こそありませんでしたが、パーティ会場の事件現場にて言葉は交わしていたようですので、これが初対面ではありません。
また、ドラマ内ではこの初回SPでが最初の対面にはなっていますが、益子さんって伊丹さんの同期ですので、必然的に亀山くんの同期でもあるわけです。僕はこのことに気付かず、コメント欄にて教えて頂きました。ですので亀山くんと益子さん、以前からお互いを知る仲ってことですね。それを踏まえて見ますと、確かに二人は旧知の間柄のようなやりとりしてますよね。
今後の益子さんと亀山くんにも注目ですが、どこかで米沢さんの話題も出てきたらいいですね。
特命の部屋、鑑識課と足を運んだ亀山くんは、さらには刑事部長のお部屋にまで行き、内村さんとも再会を果たしています。
内村さんはS19でキャラ変しちゃってますので、亀山くんが一瞬戸惑っていたのも面白かったです。今後この絡みもさらに楽しみです。
まだ中園さんとは再会していませんので、そちらも期待しております。
さらに警視庁内ではありませんが、土師太とも初絡みしてます。
土師太は今回特命の部屋にも一度現れてまして、完全に青木化してますね。
亀山くんがこうして色んなキャラと絡む様子だったり、特命係の部屋にいる場面だったり、右京さんとの捜査だったり、それがこれからは当たり前のように見られるわけです。
S21は、相棒ファンにとっては夢のようなシーズンです。
右京と美和子の再会
第1話にて、亀山くんと右京さんの再会という、最高に嬉しい場面は楽しませて頂きましたが、まだ美和子さんと右京さんの再会が実現していませんでした。
美和子さんの乗る飛行機がテロの標的となり、亀山くんも気が気ではなかったのですが、爆破されることはなく無事到着。空港まで迎えに行った亀山くんが、美和子さんの姿を見て泣き崩れる場面が印象的でした。
そしてこの第2話にて、待ちに待った右京さんとの再会。
場所はホテルのラウンジです。
亀山夫妻の相棒復帰が発表されたとき、もしかしたら二人には子供がいるのでは？と思ったりしたのですが、飛行機の中でも降りた後も美和子さんは一人でしたので、そういう展開にはなっていなかったですね。
でもきっと亀山くんも美和子さんも、サルウィンの子供たちを自分たちの子供のように愛していたことと思います。
右京さんと亀山くんが久しぶりの再会にもかかわらず、まるでずっと一緒にいたかのように感じたのと同じく、美和子さんと右京さんのやりとりも、時間の流れを感じさせない自然なものでした。
右京さん、亀山くん、美和子さんという三人の姿が見れるのも、喜ばしい限り。
この三人がサルウィンにいる場面まで見れちゃいましたし。
亀山くんはアイシャやミウに「亀山先生」って呼ばれてましたけど、美和子さんは「美和子先生」と呼ばれてました。
今回、英語を話す美和子さんという、貴重な場面もありました。
亀山くんだけでなく、美和子さんもこうして相棒の世界に戻って来てくれたことが、大変嬉しい。
美和子さん、おかえりなさい。
薫と伊丹
亀山くんと伊丹さんは、第1話にて再会を果たしています。
いつもいがみ合う仲良しの二人でしたので、そんな場面が見られるのかと思いきや、アイシャが自殺するというショッキングな事件が起きた直後でして、亀山くんがそんな気分じゃなかったようで、見れなかったんですよね。
伊丹さんの方は、やる気まんまんだったんですけどね。
そしてこの後篇である第2話にて、ようやく懐かしい二人のやりとりを見ることができました。
やっぱり亀山くんと伊丹さんといえば、これです。というか、こうでなきゃ。
第1話でこれができず、伊丹さんとっても寂しそうでしたので、やっと夢が叶いましたね。
しかも以前よりも磨きがかかって、コント感がかなり強くなってる気がします。
再会後からここまで、「元特命係の亀山」「サルウィン亀」が第1話にて登場し、この第2話では「クソ亀」と「引きこもり亀」が出てきました。今後どんなバリエーションが出てくるのかも楽しみです。
そして今回、そんな伊丹さんの最高にかっこいい男気が見られる場面もありました。伊丹さんのことがますます好きになっちゃいましたよ。
また、前篇では芹沢さんとの絡みも特になかったのですが、後篇ではあります。芹沢さんが亀山くんを「先輩」と呼ぶのも懐かしい。
このときのやりとりで、内村刑事部長の話になったのですが、芹沢さん「先輩の知ってる内村部長は死にました」って言ってました。
亀山くん、出雲麗音ともばっちり会話してます。亀山くんが、出雲麗音が加わった、この新捜一トリオと絡む絵というのも新鮮で面白い。
第1話の記事でも書いちゃったんですけど、どこかで三浦さんの話題もちょこっとでいいので出てきて欲しいですね。
亀山くん時代の捜一トリオといえば、伊丹＆三浦＆芹沢さんでしたので。
その他の見どころ
それでは最後に、第2話『ペルソナ・ノン・グラータ～二重の陰謀』のさらに細かい見どころを、二つ挙げてみたいと思います。
こてまりと美和子スペシャル
右京さん、亀山くん、美和子さんの三人が、こてまりで呑んでます。
亀山くんも美和子さんも、小手鞠さんとはもちろんこれが初対面。
近々こういう場面が見られることと思ってはいたのですが、なんと初回SPでもうそれが見れてしまうとは。
この三人は花の里でもよく一緒に呑んでましたので、なんだかとっても懐かしい。
さらにはこのとき、あの「美和子スペシャル」という伝説の料理名まで出てきちゃってますし。
小手鞠さんが美和子さんに、仕事が見つかるまで「うちでバイトなさらない？」と声掛けたんですよ。
ですので今後、美和子さんがホントにこてまりでバイトするのかしないのか。また美和子スペシャルが出てくるのかこないのか。
気になることだらけです。
花の里やたまきさん、月本幸子さんなどの話題も、今後何かしら出てきたら嬉しいですね。
妄想モンスター杉下右京
「妄想モンスター杉下右京」という記事が出ました。
完全に右京さんをターゲットにし、貶める記事でして、何かしらの意図があり出されたものであることは間違いありません。杉下右京って名前まで全部出ちゃってますし。
てっきりアイシャの自殺に関連しての右京さん叩きかと思ったのですが、どうやら別の事件を引き合いに出しての右京さん落としのようです。
4月に起きた事件って書いてあるので、冠城くんが卒業した後ですね。
こちらはこの記事を嬉しそうに見る鑓鞍兵衛。
お隣には片山雛子。この二人、仲良しですね。
どうやらこの記事には鑓鞍兵衛も絡んでいるようなんです。てっきり鑓鞍兵衛は味方だと思ってたんですけどね。彼の本意はどこにあるのか。
以上、本日は相棒season21第2話『ペルソナ・ノン・グラータ～二重の陰謀』についてでした。
